風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「名古屋市農業センターと我が家の庭のワタの花」

2020-09-02 05:53:49 | 日記・エッセイ・コラム

 


名古屋市農業センターのワタの花が次々咲いています。
今年は初めて自宅の庭でもワタを育てているのですが、自分の「ど素人といい加減さ」を思い知らされています。

農業センターのワタは温室裏の畑に25株ほど。

草丈が150~180㌢ほどに伸び、フヨウやハイビスカスに似た花が7月中旬ごろから1つ2つと開花を始め、猛暑の中で毎日いくつも開いています。
花はその日にしぼんで赤くなってしまう1日花。花後1カ月もすればワタの球が生まれます。

自宅庭のワタは家内がもらってきた種から苗をつくって露地植えしたのですが、農業センターのワタとは比較になりません。
写真では分かりにくいですが、こちらの6本の草丈は50~60㌢ほど。茎の太さ、葉や咲いた黄色い花もことごとく農業センターにあるワタの半分か3分の1以下の大きさです。

ワタの品種は矮性種も含めて40種ほどあり、農業センターのワタと自宅庭のワタとでは花の色など違う品種のようですが、サイズの違いは品種云々ではありません。
何故なら、作りすぎた苗を引き受けてもらったご近所から「大きくなって、こんなにワタができたわよ」との報告をワタの実物とともに受けていますから。

原因は初めから気になっていた苗を植えた場所の環境です。
「周りに草花の球根などを植えてあるけど、ワタは背が高くなるから早く成長すればなんとかなるだろう」とワタの苗を植えたのです。
ところが、周りの草花の成長が予想以上に早く、ワタは草花と木花の中に埋没した状態になって成長が止まってしまったのです。

途中で植え替えようにも狭い庭では無理。そのうえ、油断している間に虫に卵を産み付けられ、多くの葉がボロボロになりました。
せめてもの救いは、咲いたワタの花の跡に小さいながらも丸い実(ワタ)が成長していることです。

 

【農業センターのワタの花】

 

【自宅庭のワタの花】