風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「味噌蔵の庭①」

2020-09-06 05:46:48 | アート・文化

 

教室で出掛けた岡崎市の八丁味噌製造現場の風景です。味噌蔵と味噌蔵の間にある広い庭に、木桶と重石が並んでいます。
次の仕込みに向けて、木桶のタガのゆるみや底板のメンテナンスもあるようです。

熟成中の現場では、木桶の上に積み上げられた重石は丸い形がほとんどのように思えましたが、よく見ると四角形や三角形などもあります。
バランスよく円錐形に積み上げるには、形の異なる石でなければならないでしょう。地震でも重石が崩れたことはないそうです。


6㌧の味噌が入った高さ、直径各2㍍の木桶の上へ積む石は約3㌧。職人たちは「石には顔がある」「石を載せるのではなく積むのだ」と言い、石積みができるようになるには10年ほどの経験が必要、と聞きました。10号です。