新しく生まれ変わって18日に開業する名古屋・栄の「名古屋テレビ塔」と、足元の久屋大通公園を見てきました。
テレビ塔にはカフェやレストランに加えて新しくホテルが入り、公園も「ヒサヤオオドオリパーク」と名付けられて大きな水盤やレストランなどがある広場が整備されました。
名古屋テレビ塔はテレビ時代の先駆けとして1954年に完成。高さ180㍍は4年後に東京タワー(332㍍)ができるまで、東洋一の高い建造物を誇ったと言われます。
テレビのデジタル化に伴って2011年に電波塔の役割を終えましたが、これからも都心のシンボルに、と全面改修に着手。名古屋市が進める公園一帯の再開発事業とともに工事が進められていました。
新型コロナなどのため予定より遅れたものの、そろって開業にこぎつけました。
「未来タワー」のコンセプトでリニューアルされたテレビ塔の1~3階にはパブやレストラン、カフェなどが入り、4~5階にはホテルが誕生。地上90㍍のスカイデッキや塔をライトアップする照明の解像度も大幅にアップされました。
幅112㍍、延長1700㍍と日本一の規模を誇る久屋大通の中央分離帯では、2027年度完成を目標に大がかりな再開発事業が進められています。
テレビ塔の足元一帯には芝生広場やほんの少し水を張り、テレビ塔を映す長さ80メートルの水盤などを設置。レストランや卓球教室など約35店舗が並んでいます。
広場は大災害時の避難所にもなりますが、せせらぎの庭があり緑陰での散策と休息の場だったこれまでとは違って、食やショッピングと芝生広場でちょっとしたピクニック気分を味わうなど、新しい感覚で楽しむ場になったようです。