庭に咲くオミナエシの茎に止まるカマキリがいました。花に虫が寄ってくるのを待っているのでしょう。
カメラで昆虫や鳥の生態を撮ったことはほとんどありませんが、窓際で本を読みながらチャンスを待ちました。
約1時間後、アゲハチョウが飛んできました。下部の枝にある花房に数十秒ずつ止まって蜜を吸い、次の花房に移って同じことを繰り返しています。
カマキリも気づいたようですが、まだ動きません。
しばらくしてアゲハチョウが花房の多いてっぺんに移りました。カマキリがゆっくり向きを変え、茎を登ります。
スローモーションのシーンを見るようです。大きめの花房の下に身を隠すようにして動きを止めました。待ち伏せポイントを決めたようです。
アゲハチョウもカマキリに気づいているのでしょうか。カマキリがいる花房はパスして下部の花房に移り、中部の花房へと巡ったあと再び上部の花房に戻ってきました。
しかし、アゲハチョウは1つ、2つと花房の蜜を吸うと、パッと飛び立ち隣家の庭へと消えました。
「こんな失敗、よくあることさ」
カマキリはもといた場所へ戻り、今度は上向きになって再び待機体勢に入りました。
アゲハチョウに近づくカマキリ
もう少しだ
あれ、アゲハチョウがまた向こうへ行きやがった
よし、戻ってきたぞ
危険を感じたのかアゲハチョウがパッと
あ~あ また失敗だったか
またチャンスを待つとしよう
今度は上向きの体勢で