風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「猛暑を乗り切った道端の雑草たち=中断していた散歩を再開」

2020-09-04 06:22:58 | 日記・エッセイ・コラム

 

コロナによる遠出自粛もあって、ちょっとした雑草ブームだそうですね。雑草図鑑が重版を重ねたり、ゲームソフトにも雑草が登場したり。
僕も猛暑で中断していた自宅周辺の散歩を再開、道端の雑草に初秋を感じています。

宅地開発された用地の斜面や池の堤防は、勢いよく伸びた秋の七草のクズやススキが覆っています。
クズの蔓にはピンクの花が咲き、ススキも穂の色などが違う幾つかの品種が秋を感じる風に揺れています。

子どものころネコの鼻先にかざして遊んだネコジャラシ(エノコログサ)の仲間や、何本もの細長い花穂を何本も大きく広げるメヒシバがあちこちに。傍らの地面には、青い小さなチョウのような1日花を咲かせるツユクサがへばり付くように広がっています。

蔓性のヘクソカズラが他の植物を覆うように蔓を広げ、小さなロウト状の花を咲かせています。
それにしても可愛い花に、こんなひどい名前が付くとは・・・。葉や花を少しだけ揉んで嗅いでみると、多少変な臭いがしますが急いで鼻を外すほどではありません。雑草本にある通り、昆虫たちには近づきたくない臭いなのでしょうが・・・。

クズ

 

ススキ

 

ヘクソカズラ

 

ヒメシバ

 

ハギ

 

エノコログサ

 

 

 


楽書き雑記「名古屋市農業センターと我が家の庭のワタの花」

2020-09-02 05:53:49 | 日記・エッセイ・コラム

 


名古屋市農業センターのワタの花が次々咲いています。
今年は初めて自宅の庭でもワタを育てているのですが、自分の「ど素人といい加減さ」を思い知らされています。

農業センターのワタは温室裏の畑に25株ほど。

草丈が150~180㌢ほどに伸び、フヨウやハイビスカスに似た花が7月中旬ごろから1つ2つと開花を始め、猛暑の中で毎日いくつも開いています。
花はその日にしぼんで赤くなってしまう1日花。花後1カ月もすればワタの球が生まれます。

自宅庭のワタは家内がもらってきた種から苗をつくって露地植えしたのですが、農業センターのワタとは比較になりません。
写真では分かりにくいですが、こちらの6本の草丈は50~60㌢ほど。茎の太さ、葉や咲いた黄色い花もことごとく農業センターにあるワタの半分か3分の1以下の大きさです。

ワタの品種は矮性種も含めて40種ほどあり、農業センターのワタと自宅庭のワタとでは花の色など違う品種のようですが、サイズの違いは品種云々ではありません。
何故なら、作りすぎた苗を引き受けてもらったご近所から「大きくなって、こんなにワタができたわよ」との報告をワタの実物とともに受けていますから。

原因は初めから気になっていた苗を植えた場所の環境です。
「周りに草花の球根などを植えてあるけど、ワタは背が高くなるから早く成長すればなんとかなるだろう」とワタの苗を植えたのです。
ところが、周りの草花の成長が予想以上に早く、ワタは草花と木花の中に埋没した状態になって成長が止まってしまったのです。

途中で植え替えようにも狭い庭では無理。そのうえ、油断している間に虫に卵を産み付けられ、多くの葉がボロボロになりました。
せめてもの救いは、咲いたワタの花の跡に小さいながらも丸い実(ワタ)が成長していることです。

 

【農業センターのワタの花】

 

【自宅庭のワタの花】