リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

偽善者に気候変動対策を教示されてもねえ

2019年08月02日 | 日々の風の吹くまま
8月1日(木曜日)。☁☁。このところ何となく蒸してるなあと感じていたけど、今夜半から夏としては珍しい大雨になって、明日は雷を伴う雨が降るところもあるという予報。雷雨もこの辺りではけっこう珍しいから、ほんとにヘンな空模様。

今日から8月。もう8月。あっという間に8月。何だか知らないけど今年は時間の足がやたらと速くて、もしかしたら地球の回転が速くなってるんじゃないかと思ってしまう。そうでなくても宇宙船「地球号」はいつだってちょっぴりふらついているのに、最近は世界のあちこちで猛暑になったり、グリーンランドの氷がどんどん溶けたりして、いわゆる「気候変動」のめまいでくらくらしているらしい。そこで、それはタイヘンだ、何とかしなきゃと、芸能界や社交界の「Aリスト」と呼ばれるセレブ中のセレブたちが、地球を救うための知恵を出し合うために地中海はシチリア島でグーグルが主催する「気候変動サミット」に集まっているそうな。

ところが、きらきらセレブたちはほとんどが自家用ジェット機やヘリコプター、豪華ヨットで到着して、超高級リゾートに滞在して、燃費の悪い高級車を乗り回し、夜ともなればユネスコ世界遺産になっている遺跡でのディナーパーティやエネルギーをふんだんに消費する派手な照明やテクノロジーを駆使してのロックコンサートに興じたという話で、世界のメディアから「偽善者キャンプ」だと揶揄されるしまつ。何しろ飛んで来た自家用ジェットだけでも114機もあって、何百トンだかのCO2を大気中にばら撒いた勘定になるそうだし、メガヨットなどは1時間あたり2千リットルもの燃料を使うんだそうな。そうやってエコなんて知ったことかという勢いで集まって来た(自)意識高い系セレブ活動家たちは、知恵を絞って気候変動の危機的状況を論じて、我々(無知蒙昧の)一般人が人類の愚行から地球を救うためにどうすべきかを教示しようというわけで、セレブたちの偽善的な本性が丸見え。

インターネットやソーシャルメディアの隆盛のおかげかどうか知らないけど、セレブ世界は偽善者で溢れかえっているという印象を受ける。環境や人権を守る活動そのものが崇高なものなのは間違いないけど、どう見たって自分のイメージを高めたり、自己陶酔に浸るためにやっているような偽善活動家が増え過ぎると、運動そのものがパワーを殺がれてしまいかねない、とワタシは思うんだけど・・・。