リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

シングルモルトは煙たい潮風の香りがいい

2019年08月17日 | 日々の風の吹くまま
8月16日(金曜日)。☁☁。朝からどんよりした空模様で、ちっとも夏らしくない。クルーズの日程が一応ほぼ確定したので、カレシは昼前にヨーロッパ組のグループレッスンがあるけど、ワタシはまただらぁ~ん。なぁ~んだかちょっとだらけ過ぎだなあ。まあ、「納期」という縛りがあった現役時代と違って、リタイア生活ってすべてがアモルファスな感じで、時々つかみどころがなくなるのが悩みと言うか扱いにくいと言うか。だからって、現役時代に戻りたい気持はさらさらないんだけど。

ロボコールの迷惑電話対策として、夜遅くから朝起きるまで電話が鳴らないようにしているんだけど、朝起きてから設定を元に戻すのを忘れることが多くて、今日もふと電話を見たら「ボイスメールあり」。トロントのデイヴィッドからで、カレシがチェックして「ローマにホテルを取るのをやめたって」。そっか、私たちのローマ行き便がパリ経由に変わってトロントから同じ便で行けなくなったし、おととしだったかすでに旅行したところなので、高い宿泊料を追加する意味がなくなったってことかな。まあ、船に乗ったら10日間ずっと一緒なんだから、いいじゃないの。

今夜はArts Clubのファンドレイジングでシングルモルトスコッチの試飲会第3回。Juraという聞きなれないブランドなので興味津々。試飲会初回のグレンリヴェットの15年物はちょっとおすましな感じで、今のところワタシのお気に入りは第2回のグレンフィディックのFire & Caneという「煙たい」やつ。子供の頃に浜辺で焚き火をしながら冷たくて泳げない海で遊んだ、あの潮風と焚き火の燻った煙が混じった匂いが懐かしく思い出されてすっかりはまってしまったけど、さて、今夜はそのFire & Caneを凌ぐ逸品に出会えるかどうか。(この飲兵衛ぶり・・・。)

会場はオリンピックヴィレッジのBMOセンターなので、早めに晩ご飯を済ませたら電車で直行。いつものようにメニューの紙の上に並べた4つのグラスに試飲サイズのスコッチ。Islay島の隣にあるJura島の蒸留所の歴史とピーテッドとアンピーテッドを別々に蒸留、熟成させてから2:8の割でブレンドして仕上げる独特の製造法の説明があって、4種類を順に試飲。ワタシは2番目に飲んだ10年物のまろやかな煙たさが気に入って、カレシも一番というので、その場で1本お買い上げしてにっこり。(ほんとに飲兵衛だなあ・・・。)