リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

頭の中での日本語はまだ流暢なんだけど

2020年01月25日 | 日々の風の吹くまま
1月24日(金曜日)。☁☂☇☂☀☁。雨は朝のうちひと休み。ゆうべは11時になってもバルコニーの気温が9度もあって、けさも8時過ぎには10度を突破。何だか大寒波から一気に暖冬になった感じで、ちょっとばかり極端すぎ。で、昼近くになって、南西の方から真っ黒な雲が押し寄せて来て、外が夕暮れ並みに暗くなったと思ったらいきなり土砂降りの雨と風。さらに北東の地平線で稲妻がピカッ、10秒ほどでゴロゴロッ。けっこうな間をおいて数回ゴロゴロやった後、今度は南の方から明るくなって来て青空がちらほらと、1時間足らずで目まぐるしい変わりよう。何じゃいな、この天気。(夕暮れ近くには青空と虹のかけら・・・。)

今日のカレシは、いつもは忙しい金曜日だけど、中国やベトナムでは旧暦のお正月なので、午前中のヨーロッパ組のグループレッスンだけ。ワタシは朝のうちにいつも「家庭事務」をやることにしていて、聞くともなしにレッスンを聞いている。ロシア、ドイツ、イラン、イタリアの混成クラスの生徒は6人で、ヘッドフォンをしているので聞こえるのはカレシの声だけだけど、英語のレベルはかなり高いようで、今日は母語ではない言語環境で生活すると母語を忘れるだろうかというテーマ。忘れる、忘れない、忘れないが劣化すると意見が分かれたようで、カレシがいろいろと突っ込んだ質問。

長いこと母語から遠ざかった言語環境で生活を営んでいたら、忘れることはなくても、母語が劣化することはあり得ると思う。英語環境に住み着いて45年、カレシがモノリンガルだから家庭の言語は英語だけだし、バブル以前のことで日本人との接点がなかったので、英語がいつの間にか「一次言語」になって、ワタシの母語である日本語は職場で使う「業務用言語」だったようなもの。(ビジネス英語というものがあるとしたら、ビジネス日本語かな。)おかげで音声言語としての日本語は「話せる」という二次言語に後退して、在宅自営業になって、さらに通訳をやめて翻訳1本に絞ってからは「話せる」はさらに劣化して、最近は街角で日本語を聞いても咄嗟に日本語だとわからないこともあるから、まさにuse it or lose it(使わないとダメになる)。

ネットのおかげで、リタイアしても毎日ちゃんと日本語メディアに目を通しているから、「読む」はまだ健在だけど、わからない単語が増えた感がある。一方で「書く」は手書きはとっくに壊滅状態だし、ブログで何とか維持しているものの、単語が思い浮かばなくて英和辞書を検索することが多くなったし、ローマ字入力なので同音異義語の漢字変換で困る場面も増えて、何だかどんどん怪しげになって来ている感じ。頭の中では流暢な日本語で考えているつもりだから、忘れてないんだけど、日本語環境から離れた27歳のときのままと言うのか・・・。