リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

園芸は想定外のびっくりが楽しい

2020年01月12日 | 日々の風の吹くまま
1月11日(土曜日)。☁☀☁☂。夜来の大雨できのう降ったべた雪はほとんど消えてひと安心。今日の天気予報は大風で、天気メニューは日替わりスペシャルって感じ。強風注意報が出ていて、バンクーバー島を往復するフェリーは早々と(計画)欠航。昼過ぎにはクィーンズ公園の針葉樹が軒並みわさわさと波打ち始めたけど、風が建物の反対側角の西なので、今のところはルーフデッキもバルコニーもそよ風。夜には東から南東に変わるらしいけど、それまでに少しは収まっていれば大助かり。そう、マンション高層階でのガーデニングはもっぱら風との戦い・・・。

土曜日なので、午前中はカレシは2つのバスルームの掃除、ワタシはダスターをかけて、後は箒と掃除機とモップで床の掃除。背の低い食器棚の上からクリスマスカードを片付けた後に置いたアレカやしが小さな黄色い花をぱらぱらと落とすもので、ハンディクリーナーというやつでせっせと掃除していたんだけど、それでもソファの後ろにまでぽろぽろ。3年前に育ち過ぎたのを12鉢くらいに株分けして、今残っている3鉢のひとつで、新しい枝をどんどん出すは花枝をにょきにょき出すはで、元気いっぱい。室内には大きな鉢を置く場所がないから、そのうちまた株分けが必要になりそうな勢い。

窓壁に囲まれて金魚鉢みたいなマンションの部屋はどうしても無機的な感じになるので、彩を添えようと、向かいの雑貨屋から花の咲いている小さな鉢を買って来る。何しろ1鉢が300円くらいと安くて、しかも時々珍しい花を置いていたりするから、せっせと買っているうちに店をやっているご夫婦といつもカウンターに寝そべっている猫ちゃんとすっかりなじみに。こういうところは「何とか町6丁目商店街」ならではの風景かな。買って来た花は、ワタシはもっぱら眺めて楽しむ人で、世話をするのは園芸が趣味のカレシの仕事。花が終わっても捨ててしまわずにバルコニーに出したり、照明のある3段の棚に置いたりしているうちに、また新しい葉が出て、つぼみが出て、花が咲くので、どれも直径10センチ以下の小さい鉢だけど数は確実に増える一方。今、外は寒波襲来だけど、ヒヤシンスの第1号がかわいいピンクの花を咲かせていて、後つぼみを出している鉢がいくつかと、他にミニ水仙とチューリップ。もうすぐ店先にも色とりどりの花が並ぶだろうな。

   

園芸は生きた植物が相手だから、ほんとにあっと言うような予想しなかったことが起きるもので、去年の秋にイーディスがくれた花束の中にあった赤紫の観葉植物をポイッと水の中に入れておいたら根が出て来たのでびっくり。それをカレシが鉢に植えたら、今度は新しい葉が伸びて来てまたびっくり。新しい葉の成長が途中で止まって2年も経ったゴムの木が枯れたと思っていた葉を突然開いてみせて、続けて矢継ぎ早に2枚も出したからびっくり。カレシが「もう諦めて捨てようかな」と言っていたのを聞きつけたのかもしれないと思うくらいのタイミングの良さ。もしかしたら、植物にも「耳」があって、人間の話を聞いているのかもしれないな。何かSF的だけど。