リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

1年の計が三日坊主になっても大丈夫

2020年01月04日 | 日々の風の吹くまま
1月3日(金曜日)。☁☁☂。穏やかな朝。日本的に言うと「正月三が日」の最終日。大雨は去ったけど、今度は強風注意報が出ていて、言うなれば嵐の前の静けさかな。きのうは朝に7度あったバルコニーの気温が午後には急降下。3時ごろには2度まで下がって、室内にいて冷え込んで行くのを肌で感じたくらいの急変ぶりだったけど、今朝は9時にすでに9度。風は南東から南西に変わるらしいから、要注意はバルコニーの植木鉢。

さて、正月3日目はそろそろNew Year’s Resolution(1年の計)が三日坊主になる頃。この1年の計を貫徹する人はかなり稀らしく、ほとんどはけっこう早いうちに挫折するんだって。きっと書初めや何とか始めのような儀式的な感覚で、「我が年頭の決意」みたいに意気込んでしまうからじゃないかと思うな。今年はこうしたいな、ああしたいなという程度の「プラン」にとどめて気楽にやっていれば失速せずに済むんじゃないかとも思うけど、新しい年の初めだから、どうしても熨斗をつけたくなるのかもしれないな。人間は儀式が好きだから。

そこで、ワタシの1年の計はと聞かれると困っちゃうんだけど、リタイア2年目だから、まあ精神的にもっと落ち着きたいなぁというところ。去年の1月1日を期して急に「仕事」と言うものがなくなって、何か手持ち無沙汰なような、それでいてやりたいことがありすぎてどっから手をつけていいのかわからなくてジリジリするような、思いのほか錯綜した気分で始まったのがリタイア初年度。まあ、いつ干上がるかわからないフリーランスのおひとり様稼業でほぼ29年突っ走って来たわけで、時速200キロでぶっ飛ばして来ていきなり急ブレーキを踏んだような感じだったかもしれない。今年は急ブレーキを踏み込んだその足を緩めて、でも再びアクセルを踏み込むことがないようにしながら、仕事に明け暮れた人生から解放されてできた「ワタシの時間」のそのとき、そのときを心置きなく、そして余すところなく楽しむようになりたいもんだな。

なんてかっこつけて言ってみても、現実にはやりたいことが多すぎて、毎日「今日は何をしようかなあ」じゃなくて「今日はどれをやろうかなあ」になってしまう。やっぱり1年の計と言うのは「言うが易し」の典型見本みたいなもんで、はてさてどうなることやら。でも、来週はロシア正月だし、月末にはアジア正月、3月にはペルシャ正月、8月にはイスラム正月、10月にはインド正月があるから、1年の計なんてのは年に何度も更新したり、変更したりできるわけで、そう考えて気楽に構えていれば、最初のが三日坊主で終わっても後ろめたく感じる必要はないんじゃないかな。