リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

新型肺炎はどこまで広まるんだろう

2020年01月27日 | 日々の風の吹くまま
1月26日(日曜日)。☁☀☁☂。相変わらず暖冬気味で、雨の予報だったのに午前中には青空が広がったりして、何とも落ち着かない天気。でも、春はまだ先だと思うけど、明るい日差しはやっぱり気持が良くて、心が軽くなるね。

中国発で今じわじわと世界に広がっている新型肺炎の患者がトロントで見つかった。武漢から帰って来た50代の男性だそうで、飛行中に症状が出たらしい。BC州でもそろそろ患者が出てもおかしくないと思うけど、ニューウェストではまだ騒いでいるという感じはないな。SARSのときは救急センターに人が押しかけたりして、メトロバンクーバー全体がパニック状態だったのにね。ときたまスーパーで見かけるマスクをしている人はほぼみんなアジア人で、身なりや行動から見るに移民一世の世代かな。メトロバンクーバーでも特にアジア系の人口の多いところでは、どの薬局でもマスクが飛ぶように売れ出して、もう売り切れの状態。でも、SARSのときもそうだったけど、ネットのオークションサイトにかなりの高値で出している人たちがいるそうな。

一般に薬局で売っているようなマスクは気休め程度でしかないんじゃないかな。予防に効果があると言われるN95タイプは安くないし、取り外しのときに注意しなければ感染してしまう危険が高まるそうだし、同じマスクをずっと使っていれば不衛生だしで、医療関係者もなければあまり意味がないような。でも、気が休まるのならいいのかな。メディアは中国旅行して患者との接触があった人や症状らしきものがある人に受診するか811番(無料医療相談)に電話するように呼びかけている程度で、後は手洗いの励行くらい。(「ハッピーバースデイトゥーユー」を歌い終わるまで洗うといいらしい。)

ニューヨークタイムズには中国の生きた野生動物を売る市場について、売られている動物の種類や衛生状態、、はては野生動物を食べることに纏わる動機や迷信などまで、じっくり解説した長い記事があっておもしろかった。世界中に広めて大騒ぎになったSARSの病原は珍味と言われるジャコウネコだったそうだけど、武漢の海鮮市場の野生動物の売り場から採取したサンプルの相当数からコロナウィルスが検出されたそうで、世界を震撼させたSARSは発生源の中国では何の教訓も残さなかったということなんだと思う。つまりは、今回の騒動が収まっても、珍味を求める限りはまたいつか新型の伝染病が発生して、世界に広まって人命を脅かすんだろうな。習近平さんや、あんたのその威光で何とかできないの?