リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ツタのからんだ喫茶店が新装開店!

2020年07月02日 | 日々の風の吹くまま
7月1日(水曜日)。☂☂☁。ハッピーバースデイ、カナダ!と言っても、メトロバンクーバーは寒々とした雨だし、今年はCOVIDパンデミックのせいで、パレードも花火も何にもないから、ちっとも祝日らしくない。何たって、7月だと言うのに、午後1時のバルコニーの気温は12.9度で、ウォーキングにはフリース裏のフード付きジャケット着用といういでたちなんだから、もうしぃ~らないっ。
 

7月になってしまったけど、6月プロジェクトの「喫茶店」の総仕上げ。店の中の窓伝いにツタを這わせる作業。全体を横倒しにして、緑色の針金を瞬間接着剤で窓枠に沿って固定して、切り離しておいたツタの葉っぱをピンセットでちょんちょんと貼り付けるだけなんだけど、窓の「ガラス」に糊が付くとタイヘンなので、けっこう神経を使う。終わったところで、窓の反対側の壁がさびしい気がして、ゴムのチューブと金色のワイヤで花瓶を作って、葉っぱとピンクの花を生けて壁かけにしたら、バランスが取れたかな。窓の下に(ギターを弾く人のために楽譜をおいてある)低い本棚と、背の高い本棚の横にギターを立てかけて、テーブルとおしゃれな白い椅子を置き、最後に角に観葉植物を置いたら、わりと居心地が良さそうなおしゃれっぽい喫茶店になったじゃないの。
 
 

でも、何か足りないものがあるような気がして、ランチの後でじっくりと眺めていたら、あは、そうだ、カウンターの上が何だかさびしい。テーブル2つはどっちもお二人様で、たぶんおしゃべりに余念がないと思うけど、フレンチプレスのポットとコーヒーカップ1個を前にスツールに座っているのはおひとり様。カウンターにひじをついて物思いに耽っているというのも何だから、うん、ケーキを作ってあげよっと。キットには元々そんなパーツはないから、ここは思案のしどころで、小さな、小さな木の切れ端を出して来て、こげ茶色の絵の具で色をつけたらチョコレートケーキ。爪楊枝の先に刺した芥子粒みたいなビーズを赤の絵の具のチューブに突っ込んだらぷりぷりのチェリー。白い紙を2枚合わせて糊付けして、コーヒーカップのお皿と同じく金色に縁取りして、おいしそうなケーキができた。でも、まだ何か足りない。うん、ケーキを食べるにはフォークがいるよね。そこで金色の針金を短く切って、先っぽをペンチでぎゅっと平たくつぶしたらそれらしくなったので、ケーキの横に添えて、はい、どうぞ。
 

ケーキにフォーク(もどき)を添えたら、そうだ、コーヒーにはスプーンがいるよね。ということで、針金をフォークよりちょっと短く切って、フォークと同じ要領で一端を潰して、あは、コーヒースプーン(もどき)のできあがり。これで後は照明器具を組み立てて、配線をして、電池ボックスにつないで、最後の仕上げに外に「営業中」の看板を出したら新オーナーになって大改装した「Simon’s Coffee」が名前も変えて、(コロナにも負けず)いよいよ新装開店の運び。開店祝いの花輪を並べて・・・は、パチンコ屋みたいだからやめとこ。