7月13日(月曜日)。☀☀☀。今日は朝から夏らしくて気分爽快。蛇口から出てくるお湯がやたらと熱いのは、州内なら遠出できるようになったので、休みを取ってどこかへ遊びに言ってしまった人たちが多いのかな。今年はキャンピングカーがバカ売れして、ディーラーは在庫がなくなると悲鳴を上げているらしい。でも、内陸の行楽地ケロウナではメトロバンクーバーから若い人たちが押し寄せて、湖畔のビーチやバー、ナイトクラブなどでの感染者が急増したというから困ったもんだな。まあ、いわゆる「ニューノーマル」にもそろそろ飽きて来て、みんな何となくだれ気味なのは確かなんだけど。
今日は日がな1日ミニチュア工房に篭って、きのうラインアップから外した2個のキットの説明書を見ながら、ソファやベッド、キッチンのカウンターやキャビネット、テーブル、椅子、戸棚など、主に家具類のパーツを拾って、必要なら完成写真や組立ての説明の部分を切り取ったのと一緒に1個ずつビニール袋に入れる作業。壁などの「建材」はひとまとめ。印刷した紙類は床材や壁紙、観葉植物の葉以外はほとんどがゴミ箱に直行。ほんとにアジアの若い女の子が「カワイイっ」と喜びそうなピンク、ピンクの小物がどっさり。(広州製のはどれもオルゴールが付いていて、ねじを巻くといかにも女の子向けの甘ったるいメロディが流れる。)壁飾りにする写真の類は被写体がどれも西洋人とヨーロッパの風景ばかりなのはおもしろいな。何とか全部まとめて「パーツ」の箱に収めて、残ったのは小さなビーズやら何やらがごちゃごちゃ。でも、くたびれたから、明日、明日。
午後、いつもの時間に買い物に出るのに、今日はTシャツにスカート、サンダルという思いっきり夏のいでたち。暑い日のマスクは息苦しいので、手に持って紫外線に当てながら店の外まで行って、さっと着けて中へ。マスクは義務付けられてはいないけど、着用率は確実に上がっている感じで、ショーツから毛脛を突き出したビール腹のごっついおやじさんまでがけっこうしゃれたマスクをしていたりする。今日は量り売りの売場で、ビニール袋にすくっていれるタイプの食品の容器にスクープが並んでいた。容器はまだ空っぽだけど、初めは売場を全面的に閉鎖していたのが、規制緩和でビニール袋を当てて落とし込めるナッツやキャンディの類が戻って来ていて、ついに粉ものも戻って来るということかな。朝ご飯に欠かせないオート麦のふすまと小麦の胚芽が少なくなって来たので、戻ってくるのはうれしいね。
間隔を開けて並んで空いたレジへ進むのはもうみんな慣れっこ。でも、これまでエコバッグお断りになってから臨時に無料になっていたレジ袋が、エコバッグの解禁と共にまた有料になって1枚5円。日本と同じくらいの感覚の値段かな。エコバッグ持参の人はレジ台の端で自分で詰める規則だけど、レジ台にバッグを置くのは禁止なので、トートバッグのような柔らかい袋を片手に持って、もう一方の手で大小の商品を詰めるのはなかなか難しい。なじみの客が多いせいもあるけど、年寄りが難儀していると、レジ係がバッグを台に置かせてあげて、終わったら備えてある殺菌シートでさっと台を拭くこともある。でもまあ、これでまたひとつ日常が戻って来たような、何となくほっとしたような気分。