リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

すぐ近いのに行くに行けない遠い国

2020年07月30日 | 日々の風の吹くまま
7月29日(水曜日)。☀☀☀。起床8時半。夏、夏、夏。ずっと昔、Lazy Hazy Crazy Days of Summerという歌があったけど、今のところは主にLazyでHazyがちょっとかな。またもや週の中日だと思ったら、あら、この週末はもう8月で、1日は「BCデイ」という三連休のための祝日。夏真っ盛りの天気は週明けまで続くそうだから、何だか危なっかしい感じ。暑いから外に出る人が多いし、それで郊外の大きな公園やビーチは週末でなくても駐車場が溢れるそうだし、危ないな。たしかに気の緩みという面もあるだろうけど、何ヵ月も外に遊びに行きたくても、どこもかしこも閉鎖や休業で遊びに行けるところがなく、否応なしに巣ごもりを強いられていたことへの反動の方が大きいような気がする。だからこそ今が一番の気の引き締め時と思うんだけど、なかなかねえ・・・。

朝のコーヒーを飲みながらのんびりとメールチェックをしていたら、カナダポストから「発送人から荷物を受け取った」というお知らせ。えっと郵便小包で来るのは、おととい注文を出したプリンタのトナーでこれは6日配達の予定だし、アメリカのオハイオ州の手芸工作材料の会社に注文したものもオンタリオ州で国境を越えて通関中だし、中国の蘇州に注文したミニチュアキットはイギリスから発送ということでまだ通知さえ来てないし、絵の具はきのう注文したばかりで早すぎる感じ。でも、メールのトラッキングをクリックしたら、あ、画材店のOpusか。きのう気まぐれに絵を描き始めた勢いで絵の具箱の中身を点検して、古くなってチューブのキャップが外れなくなった絵の具がいくつかあったので、Opusのオンラインショップであれこれと絵の具を10本買い込んで、ついでに工作用のカッティングマットも今のより一回り大きいのを買ってしまった。やっぱり地元だから早いね。

カレンダーに配達予定のフラグを付けて、午前中は風通しが良くてちょっと涼しすぎるくらいのプチアトリエでお絵かき。きのうは山と山裾までだったけど、今日はさらに手前に広がる「森」。空から見下ろしたら、灰色の部分までがアメリカ側で、緑がかった森はカナダ側ということになるかな。アメリカ合衆国はそれくらい近いんだけど、今は物流と他に特別に認められる理由がなければ国境を越えることができない。我が家の窓からはオリンピック半島の山並みやサンフアン諸島の島影が見えているのに、アメリカは近いようで遠い国になったみたいで不思議な感覚。地続きだからこっそり国境を越えて遊びに来るアメリカ人は後を絶たないようだけど、カナダとしてはアメリカが猛烈な勢いで広がっている感染を抑え込むまでは国境閉鎖を解除したくない。北米での感染拡大抑止の成功例と言われるBC州では特に「アメリカ人、来るな」。アメリカナンバーの車に嫌がらせをするのは大人気ないとは思うけど・・・。

森の部分の絵の具が乾くのを待って、午後はさらに手前になる川向こうのサレーセントラル地区の高層ビル群。サレーの絵を描いているわけじゃないので、建物の数は適当。ちょっと見ると現代のトーテムポールのような感じもして、並んで夏でも雪を被った山の方を向いているというイメージになったら、何となく「テーマ」みたいなものが浮かんで来たような・・・。