リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

夫婦って、おふたり様?それともおひとり様+おひとり様?

2022年01月16日 | 日々の風の吹くまま
1月15日(土曜日)。🌫☁🌫。あっと言う間にもう土曜日。朝は霧の中。ごそごそと起き出して、朝ご飯を食べて、洗濯を始めたら、床掃除。カレシが10時のレッスンに入ったので、掃除機をかけるのはお預けにして、歩きながらのスマホいじり。いきなりトンガ諸島の近くで海底火山が大噴火したというニュース。気象衛星が真上から撮った写真から察するに、よっぽど大きな火山なんだろうな。BC州でもバンクーバー島西側や本土の北部、さらにはずっと北のハイダグワイ諸島にまで津波注意報が出ていて、何かこれは大変なことになったと言う感じ。ハワイのカウアイ島のビーチリゾートで避寒中の仲良しのケイトは大丈夫かな。でも、ひと口に津波と言っても、海底からの猛烈な噴出圧力で海が押し上げられて広がるのと、大地震で海がボウルに入った水のように揺すられて寄せたり引いたりするのとでは、「波」の動きが違うんじゃないかという気がするんだけど、どうなんだろうな。

カレシのレッスンが終わったら、心おきなく掃除機をかけて、モップでごしごしやったら、もうランチの時間。カレシは午後一番で別のレッスンがあるから、ささっとランチを済ませて、次はアップルソース作り。青りんご5個とジャズという種類の赤りんご2個、大きめのしょうがひとかけ、シナモンスティック2本だけで、砂糖なし。左手の親指の先にできたひび割れが痛いので、指サックをしての作業。(カレシも右手の親指にひび割れを作っていて、指サックを付けたり外したり。大寒波の最中に室内の湿度が25%くらいまで下がっていたのと関係があるかも。)りんごを鍋にかけて、煮立って来たら後はりんごが煮崩れるまで思いっきりとろ火。いい匂いがしている中で、洗濯物の片づけ。カレシのパンツとソックスはバスルームの専用の引き出しにポイ、Tシャツは寝室のクローゼットに置いてあるカレシの洗濯物専用のバスケットにポイで、後はカレシにおまかせ。

レッスンが終わったら、日課のウォーキング。今日はワタシのリクエストで、帰りにスーパーに寄って、普段の買い物では持ち運べなくて買えないティッシュ6箱パックとメガサイズ(1個=レギュラー4個)のトイレットペーパー12個パックと、禁酒中の寝酒代わりにしているハーブティー・ドリンク2本。ティッシュとトイレットペーパーは嵩張り過ぎてワタシの腕では抱えられないので、運ぶのはカレシ。ご本人は家事に参加しているつもりで、ワタシは荷物を持ったカレシを従えているつもり。カレシのあわやの心臓手術以来しっかりと日課になったウォーキングはデジタル時代の邪魔が入らない純粋に2人だけの時間で、昔「仲良きことは美しき哉」と書いた色紙をよく見かけたけど、まさに、老夫婦が仲良きことは心地がいいし、他の老夫婦を傍目で見てもいいなあと思う。

暇な時に小町横丁をそぞろ歩きしていると、世間(小町横丁の場合は日本)には何と恋愛や結婚、家族、はては友人知人隣人に関する愚痴や悩みが多いことかと思う。おふたり様を目指している若い人たちの悩みを見ていると、「結婚」って何なんだろう(何のために結婚するのか)と考えることが多いし、子育てが終わって「おふたり様」に戻った夫婦(主に奥さん)の悩みには、「夫婦」って何なんだろうと考えさせられることが多い。結婚・夫婦は対等な関係であるべきなのは確かだけど、その観念に拘ってしまって「おひとり様+おひとり様」の関係になっているケースが多いように思う。ワタシとしては、カップルというのは「私たち+おひとり様+おひとり様」の関係で、この「私たち」のスペースがどれだけあるかが2人の間の不平不満、愛憎、幸不幸の鍵になると思うんだけど、最適なスペースはどのくらいかとなると、2人の「おひとり様」のものさしが違うだろうから難しい。でも、ずっとおふたり様のままの暮らしが47年ともなると、いつの間にか互いに心地のいい割り振りができあがっていたのかなとも思う。まあ、このあたりでは街でもスーパーでも、連れだっている(仲の良さそうな)高齢者カップルはなぜか「かかあ天下」タイプが多い感じだけど。