リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ありきたりのちょっとぐうたらな1日もいいもんだ

2022年01月17日 | 日々の風の吹くまま
1月16日(日曜日)。🌫⛅☁。夜中にちょっと咳き込んでいたせいか、目が覚めたら何ともう9時。ほぼ同時に目を覚ましたカレシが「日曜日なんだからいいじゃないか」。ワタシはいいけど、アナタは11時にレッスンがあるんじゃなかったっけ。けさも霧の中で、手すりの向こうは何もない乳白色の世界。これがほんとの五里霧中だけど、どんよりと暗い雨雲の中にいるのと違って、霧の中はかなり明るいから気分はいい。

日曜日だから、朝ご飯が終わったらもう10時でもいいんだけど、のっけから何となくダレてしまった気分で、今日はエンジンのかかりが悪い。リタイアした身には土曜日も日曜日も祝日も暮らしのリズムにはまったく関係がなくなって、毎日が「今日1日」でしかないような気がする。土曜日恒例の「まじめ掃除」だけが1週間と言う時間の区切りを意識させてくれるもので、これがなかったら、下手をするとぐうたらのだらだらの酔生夢死の毎日になっているかもしれないな。話し言葉には息継ぎがあるように、文章にはコンマとピリオドがあるように、日常生活にも何らかの句読点が必要ってことだと思う。でも、コロナにその日常をかく乱されること2年あまりで、何となくその句読点の打ちどころがあやふやになって来ているような気もするな。やりたいこと、やろうとしていることがたくさんあるのに、やる気のタンクは満タンのはずなのに、エンジンがかからない。この2年間、パーキングにシフトしっ放し、ブレーキペダルを踏みっ放しだったのになあ。

なんて、だらだらしているうちにすぐにランチタイム。でも、朝ご飯が遅かったので、「おうちバー」で、サラミとプロシュットのパックを開けて、トースト1枚ずつと人参ジュースのランチ。昨今のマンションのキッチンは並列型(ごく小さい部屋なら一列型)のオープン形式で、ペニンシュラ式のカウンターのダイニング側がバーのように張り出しているデザインが多い。忙しい人が簡単に朝ご飯を済ませられる便利なスペースというアイデアなんだろうけど、一般にシンクの中が丸見えの猫の額のようなスペースで使い勝手は今いち。カレシがマティニを作るときにしか使っていなかったけど、改装の時にワルデマーがカウンターを壁の幅いっぱいにしてくれて、さらにそれまでカウンターの下にあった小皿類の戸棚を肘をつける分だけ前に出したので、居心地のいいバーが誕生。晩ご飯の支度を始める前に「おうちバー」のスツールに座って、2人でマティニのグラスを傾けていると、なぜか話が弾むからおもしろい。

というわけで、午後にはゴミ捨てがてらウォーキング。地上階の駐車場の隅に居住者専用のごみルームがあって、フォブで解錠して開けてみたら、うはっ。リサイクル用の容器類、有機ごみ、紙製品の大きなコンテナがどれも満杯で蓋が持ち上がっている。先週もそうだったけど、大雪で収集が止まったままで、まだ再開していないのかな。もしかしたらごみトラックの運転手が大量に病休を取って、スケジュールのやり繰りが付かないでいるのかな。今はどこも同じ理由で人手不足になっているそうだから、しょうがないか。ま、感染者の14日平均の増加率はマイナス2%にまで下がっているから、このままで行けば人手不足はあと少しの辛抱かな。もっとも、何が起きるかわからないご時世だから、期待はほどほどにするのが一番。はて、もしかしたら、その「ほどほど」こそがエンジンがかからない元凶だったりして。でも、エンジンがかからないなりにありふれた1日だったと言う気がする。ベーカー山も変わりなく雲の向こうにそびえていたし・・・。