リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

人生ってのはマニュアルがない組み立て作業みたいなもんだね

2022年01月25日 | 日々の風の吹くまま
1月24日(月曜日)。🌫⛅☁🌫。まだ濃霧注意報発令中で、けさもすっぽりと白い霧の中。でも、霧の色がきのうよりは明るくなっている気がするし、午後には薄っすらと青みが滲んで来たから、天気は回復に向かっているのは確か。気温が下がって来ているのがちょっと気になるところだけど、2月に入ってからどっと寒波と雪が来ることも多いから、これは蓋を開けてみないことにはわからない。でも、この時期は嫌でも春が待ち遠しくてたまらない気持が膨らんで来るんだよねえ、ほんと。

とにもかくにも1年の最初の月1月の最後の週で、ワタシの「やることリスト」には今週中にやっておくことが6つ。リストの半分はワタシの関心事で、極楽とんぼ的に2週間くらいぐずぐずしていたもの。でも、登録期限や少額とは言え費用の支払いがあるから、ここに至っては時間の経つのが早いなあなんてのんきなことは言ってられない。明日やるとしても、何から始めようか。Arts Clubのワークショップかな。コミュニティサービスの一環として企画した、誰でも参加できる週1回、10週間のズームを使っての演技指導で、参加費は1万円ちょっと。なぜかセリフを覚えるのが苦手なせいで、もっぱら即興芝居に首を突っ込んで来たんだけど、ここらで演技に関わる基本的なことを学ぶのは、今年こそはと意気込んでいる短編集を書き進める上でも有用だと思うな。おもしろそうだし、何よりも楽しそうだし。

次はイギリスの有力新聞The Guardianの購読の登録。購読料は「寄付」の形で、月決めでも何でも自分で決めてくれというもの。The Guardianは200年の歴史を誇る新聞で、デジタル版ができてからは(無料で読める分だけではあるけど)よくアクセスしていたけど、新聞としての中立性を守るために、敢えて購読料を取らずに読者からの任意のサポートを求めることにしたというメッセージが来て、長いこと眠っていた思い入れが蘇ってきた次第。というのも、昔、昔、鼻っ柱だけは強かった20代のワタシが、昭和天皇夫妻のヨーロッパ訪問での一般市民の反応について抗議とも苦情ともつかない投書をしたら、編集長から広い視野に立った世界観、歴史観、人間観を持つことの重要さをまるで孫娘に話しかけているように諄々と説いた3ページもの手紙が来て、読んでいるうちに目の前がぱぁ~っと開けたという経緯があるから。アジアの端っこの島国でもやもやしていたワタシのその後の精神的な成長の種を蒔いてくれた編集長へのお礼のつもりで、それなりの購読料を送ろうっと。

ほんっとに人生ってのは、どこでどんなことがあって、それがまたどこでどんな風に関わって来るのかわからない。みんな自分の人生を精一杯手探りで作っているんだろうと思う。言うなれば、マニュアルのない組み立て作業のようなものかな。うん、「精一杯」というのがあんがい先へ先へと扉を開いて行く鍵なのかもしれないな。ぐうたらになりつつある自分のほっぺたをぴしゃっとやって、よし、あしたは・・・。