リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

今度は寒波で製油所が止まってガソリン代が高騰

2022年01月10日 | 日々の風の吹くまま
1月9日(日曜日)。☀☀。いい天気だぁっ。雪を被ったカスケード山脈が南のアメリカからカナダまで、そして枝分かれしたコースト山脈がさらにずっと北の方まで続くほぼ180度のパノラマがくっきりと見えて、カスケード最高峰のベーカー山は神々しいくらい。ありがとう、ママ・ネイチャー。まだ太陽の位置が低いから、日差しがたっぷり入って、このところずっとフル稼働していたヒーターも今日はオフ。それでもチュニックを重ね着しているとちょっと暖か過ぎるくらいの陽気で、何だかどこにも行かずに南のリゾートにバケーションの気分。ホリデイシーズンにメキシコやキューバに行った人たちが帰国前の検査で陽性になって帰るに帰れないでいる事例がけっこうあるので、どこにも行かずにほんのちょっぴりでも南国気分になれるのはうれしいな。

今日のローカルのトップニュースはガソリンの価格高騰。きのうあたりまではリットル150円くらいだったのが、けさは何と158円(1ドル=91円)。何でもクリスマス前後からの極端な寒波でメトロバンクーバーのガソリン供給の3分の1をまかなう製油所と、同様に大供給元であるアメリカ側ワシントン州の製油所が同時に操業を停止してしまい、さらにはオレゴン州の石油基地からの供給も悪天候でタンカーのやり繰りが付かず、おまけに11月の豪雨でシャットダウンしたパイプラインの輸送量がまだ100%まで回復していないためだそうな。。(またパイナップル特急が来て気温が急上昇すると言う予報だし)製油所とパイプラインの操業が正常に戻っても、ガソリン価格は上がり続けて、168円(今日の為替レート)くらいまで行きそうだというから、何もかもインフレってときにダブルパンチにトリプルパンチと言う感じ。まあ、我が家は満タンで2、3ヵ月はもつからいいけど、郊外から通勤する人はタイヘンだぁ。


ガソリンの給油制限をしていた去年11月下旬のスタンド

リビングの窓から見下ろせるガソリンスタンドはポンプが4基しかない小さなスタンドで、金曜日から看板の価格表示が消えていたので、地下のタンクが空になったのかと思っていたら、きのう1日中何やら修理作業をしている様子。ポンプが故障したんだろうけど、ひっきりなしに車が入って来て、給油できない旨の張り紙はしてあるだろうに、なぜかほとんどがかなり長い時間ポンプの前で止まっていたから不思議。たいていはあきらめて出て行くけど、中には給油ノズルを取ってみる人や他のポンプもチェックして回る人、はては車を降りて併設のコンビニに入ってすぐ出て来る人までいたので、「スマホで最寄りの別のスタンドを探している人」とか、「もしかしたら故障が直っていて給油できるかもと希望的観測をしている人」とか、「ガソリン売ってないんだけどさぁと誰かに電話している人」とか、「張り紙を信用しないで、コンビニでほんとにポンプが故障しているのか確認する人」とか、いろんな情景を想像してみた。実際はどうなんだか知る由もなしだけど。


営業再開したけさのガソリンスタンド

照明が消えていて価格表示がないのに、ずぃっと乗り付ける車が多かったし、他の車がいると「あ、ガソリン入れないと」とばかりに乗り込む人が多いのは、もしかしたら行列を見ると並びたくなる人の心理に通じているのかな。修理サービスのトラックが止まっていて、オレンジのテープが貼りまわされていて、その中で修理作業をしている人がいるんだから、ちょっと想像を働かせれば何かおかしいと「忖度」できそうなもんだし、早い話が作業員に故障かどうか聞けばいいのいと思うんだけど、ほとんどは車を降りずにブレーキを踏んだままだったから、「ガソリン要るのに、どこに行けばいいんだっ」とスマホをにらんでムカついていたのかもしれないな。どこのスタンドが開いている(空いている)かをチェックするアプリがあるのかな。だって、何か困ったことがあると「There's an app for that」(それならアプリがあるから大丈夫)のご時世だもんね。