リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ひと足お先に仕事始めと行くか

2023年01月03日 | 日々の風の吹くまま
1月2日(月曜日)。⛅☁。ほんっとによく眠った。ホリディシーズンが終わって、気分的にほっとしたのかな。法定休日の元旦が日曜日だったので、今日はその振替え休日。しっかり骨休めをして、明日からはまだ普通の毎日というところかな。でも、毎日が休日の(はずの)ワタシには、今日こそは本気を出しての「仕事始め」。何たってまだ80ページもあるから、ほんと、ねじり鉢巻きが何本あっても足りなくなるかもしれない。

とにかく、ねじり鉢巻きの上に腕まくりをしてやらないと、納期が近づくにつれて時間の縛りがきつくなって、最後はあっぷあっぷしかねないのが、フリーランスの「フリー」の現実で、仕事を引き受けたが最後、リタイアもへったくれもなくなってしまうわけ。じゃあ、どうして今さら人も羨む(かな?)悠々自適のリタイア暮らしからのこのこ這い出して来て、仕事を引き受けるんだと聞かれると、はて、どうしてだろうなあ。高校しか出ていないワタシ(つまり今の日本では「低学歴」)が、専門性も何もないままひょんなことから翻訳ビジネスに引き込まれて、そのまま30年も猪突猛進して来たからこそ、今のリタイア暮らしがあるわけで、元々好きだったのかもしれない。でも、翻訳という「作業」が好きなのかと聞かれたら、それはないかな。

まあ、翻訳にもいろんな分野があるけど、ビジネス翻訳は基本的に退屈な作業で、何かドラマ性があるのなら話は別だけど、契約書の類はほぼ定型文書でおもしろ味がないし、企業の内部文書は内輪の略語に足をすくわれるし、IT関係のマニュアルと来たら脳死しそうな気分になるし、お役所文学は退屈過ぎてあくびが出て来るしで、どこを見てもワタシには好きになれる要素がほとんどない。それでもクライアントが送って来るものをつべこべ言わずにやるのがワタシの営業方針だったから、チャレンジには「来る者は拒まず」の精神で立ち向かって、とにかく最善を尽くしてやり遂げることの満足感が「好き」の根底にあったのかもしれないな。そう言ってしまうと、何となくかっこいい感じに聞こえないこともないけど、ワタシの人生にかっこいいところなんてあったかなあ。たぶん、ワタシが好きなのは言語Aの趣旨を言語Bで「表現すること」の方なんじゃないかな。だから、誰かが翻訳という退屈な部分をやってくれたものを、言語Aを横目で見ながら言語Bの文章に手を入れる編集はおもしろいと思うのかな。てことは、退屈だと言いながらもやっぱり好きでやっているってことか。ま、好きこそものの何とかともいうけど・・・。

ともかく、夕方までに区切りのいいところまで進んだので、翻訳担当者に送って、今日の仕事はおしまい。あと70ページあるけど、この分ならあたふたしなくても済みそうだな。さぼらなければの話だけど。さて、今日はホリディシーズンの遊び納めの日で、明日はみんな「普通」に戻っての仕事始め。ほら、マザーネイチャーも遊び納めというところ・・・。

みごとなバランス
何の動物?