リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

13日の金曜日はラッキーな日

2023年01月14日 | 日々の風の吹くまま
1月13日(金曜日)。☁☂☁☂。相変わらずどよぉ~んとした朝。でも、朝起きたとk(8時半)のバルコニーの気温は11度。外のプランターでせっかちなヤツが芽を出しちゃったりしてね。今日は13日の金曜日だけど、何かいいことがあるかなあ。ワタシって、13日の金曜日っていうと何かいいことがあるんだよね。どうしてなんだろう。まあ、いいことがなくたって、良くも悪くもない普通の日だからいいけどね。

のんびりと朝ご飯を食べて、まずはメールを書くべき先に書いて送ってから、芝居の翻訳。芝居は話し言葉だから、人物の性格や立場、年令、性別、さらには場面の状況にあった言葉遣いを考えないと、本を棒読みするような感じになったら芝居は台無し。これがけっこう難しいんだけど、そこは演劇ワークショップで学んだ登場人物の性格分析のテクニックを活用して言葉を選んで、訳した台詞を頭の中で自分が役を演じているつもりで読んでみて、もっといい言葉がないかなあと思案投げ首。今日の場面は生徒が初めてレッスンを受けに来たところなので、どちらも大人の先生と生徒の会話は、初めのうちは互いに改まった言葉遣いで、先生が先生として話かけ始めるあたりで口調を少し和らげて、会話が共通の話題になるあたりで生徒の口調も和らいで来るという、言葉遣いの微妙な変化で2人が打ち解けて行く流れを表現してみたら、けっこういい線を行っている感じ。後で読み直したら、また印象が違ってくるかもしれないけどね。

午後に雨がちょっと止んだ隙を狙って買い物。ついでに溜まりに溜まっていたお酒の空き瓶をトロリーに詰めて、ごみルームの隅にあるリターナブルの大きなコンテナに入れて、裏口からスーパーへ。リターナブルは買ったときにリサイクル料のデポジットを取られているので、買った店かリサイクルデポに持って行けばそのデポジットを返してもらえるんだけど、それがめんどうくさいという人のためにごみ収集会社がコンテナを設置して回収している。壊れていないものはリサイクル業者に渡してデポジットに相当する返却金をもらうんだろうな。買い物から帰って来て、ロビーの郵便箱をチェックしたら、あはっ、友だちからのクリスマスカード。おとといワタシが送ったカードが今になって着いたと知らせて来て、自分が送ったカードの住所が部屋番号だけで番地が抜けていた気がするけど、届くかどうか心配していたので、マンションの前の通りは1ブロックだけの短い道路なので、部屋番号と同じ番地がないこと、郵便番号はマンションだけのものなので、郵便配達の人が気の利く人なら「番地」は「部屋番号」だろうと見当をつけて配達してくれるかもしれないと返事をしたところだった。さっそくちゃんと着いたよとメール。実は住所に番地と部屋番号の両方が書いてあったの。ほら、ラッキーな13日の金曜日。

メールを送ったところで、クルーズ会社のSilverseaから会員向けのニュースレターが来ていて、新造船Silver Nova号の特集。最新の技術を駆使した環境にやさしい船だそうで、今年の8月に地中海で処女航海。秋にカリブ海、冬に南半球と移動して行って、来年の5月にはバンクーバーに来て夏中アラスカクルーズ。そして、ほんとにそして。何と9月12日の最後のアラスカクルーズがそのまま太平洋横断して東京に行くと書いてあるじゃないの。いいねえ、バンクーバーから東京。来年は日本に行きたいねと話していたところだから、カレシも「おお、いいねえ」。東京までの日程はアラスカを含めて18日で、何と、何と、釧路に寄港する予定になっているじゃないの。カレシと顔を見合わせて、クルーズ船で釧路に行けるなんて夢にも思わなかったね。行きの飛行機がない分、帰りの便は好きにできそうなので、東京で船を降りたら好きなだけ日本で遊べるね。これ、決まりだね。さっそく(カリブ海をクルーズ中の)エージェントのジェフに予約してぇとメールしたら、「任せておいて」。ばんざぁ~い、やったぁ。ほんとに、13日の金曜日はワタシにはすごくラッキーな日なの。




リタイアモードにスイッチを切り替え

2023年01月14日 | 日々の風の吹くまま
1月12日(木曜日)。🌧🌧🌧。朝から雨もよう。特に大雨注意報は出ていないけど、今夜は25ミリ、明日は20ミリくらい降るらしい。最高気温が10度なんて言っているから、まちがいなく「パイナップル特急」。週末にちょっと小康状態になって、来週の火曜日にはまた35ミリ降って、翌日の水曜日には小雨になるけど、今度は大風。予報では6メートルから瞬間風速10メートルというから台風並み。おいおい、水曜日の夜はArts Clubの今シーズン一番の大作『Forgiveness』のオープニングナイトなんだけど、大丈夫かな。

翻訳担当者から原稿を最終版に仕上げて納品したというメールが来ていたので、ガチガチに退屈な仕事はおしまい、ピリオド。日英のどっち方向でもやれるんだけど、やっぱり翻訳も校正編集も英語訳の方がやりやすい感じがする。まあ、最初の10年が英日で、退屈なビジネス文書がほとんど、次の20年は日英がメインで、科学論文とか興味津々のものが多かったから、頭の中がそういう配線になっているんだと思う。もっとも、専門用語がずらりで、動詞の訳語まで指定されていて、文章を考える余地があんまりなかったから退屈だったわけで、翻訳担当を仰せつからなかったのは大助かり。何しろ社長直々の仰せだからお断りしにくいし、引き受けたらお金を払ってくれる以上は、片手間仕事なんて言語道断。しっかり腕まくりのたすき掛けで、責任をもってやらなければプロの沽券に関わるってもの。でも、終わってしまえばこっちのもので、リタイアモードにスイッチを入れ替えて、ああ、やれやれ。

雨足が強くならないうちにウォーキングを済ませて、先週解体したままレクルームに放り込んであったクリスマスツリーを地下の収納ロッカーにしまうのに梱包する作業。まずは枝をぎゅっと束ねて、ひもでぐるぐる巻きに縛って、解体したスタンドを添えて、両端にLLビーンの頑丈なビニール袋を被せて、さらに古毛布でぐるぐる巻き。太い紐で何ヵ所も縛ったら、ツリーの面影も何もあったもんじゃなくて、抱きかかえて立てると、うん、何となく怪しげなジョークが浮かんで来るな。午後にブードルズを買いに車を出すから、ついでに駐車場と同じ地下2階の8番ロッカー室にある我が家専用の収納ケージにしまえば、ホリディシーズンは完全に終わり。上下を分解してもワタシの背丈ほどあるツリーと格闘していたら、背中が痛くなるし、膝はがくがく。あっという間にランチの時間で、今日はきのう作ったハンバーグの残りを丸いパティにまとめておいたのを出して来て、ハンバーガー。チーズとピクルスとレタスを入れて、たまたま冷凍庫に残っていたサワードウの丸パンにはさんだら、マクドナルドのよりおいしいハンバーガーのできあがり。チョッパーで少量の植物油を足して肉を挽けば卵やつなぎがいらないから超簡単で低カロリー。脂身のないシチュー用の牛肉300グラムで、晩ご飯のハンバーグとランチのバーガーが2人前ずつできることがわかったので、これからときどき作ることにしよう。



午後、毛布に包んだクリスマスツリーをロッカールームに収納して、ブードルズを買いにミニドライブ。ガソリンを入れるはずだったけど、カレシが(いつものように)「今日はまだいいよ」。ゲージのラインはまだ3本だから、バンクーバーまで行ける量はあるってことで、ま、いっか。夜にはすっかり「リタイアモード」に落ち着いて、本腰を入れて脚本の翻訳。ヘッドフォンでハードロックを聞きながら、ベートーベンやショパンの話をする場面の台詞を英語から日本語に翻訳しているから、私の脳内は不協和音でいっぱいだと思われるかもしれないけど、ロックが20世紀の音楽なら、コープランドも20世紀のアメリカ音楽。音楽は言語、言語は音楽・・・。