リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅の空から~アラスカ州ジュノー

2024年09月17日 | 日々の風の吹くまま
9月15日(日曜日)。🌧。起きたのはまだ今日の寄港地ジュノーに向かっているときで、外は雨。風もありそうで、気温は10度。うはっ、北緯58度の秋は寒いっ。でも、私たちはツアーを予約していないので、のんびりと8時半に朝食。オートミールの向こうにコンジー(中國粥)があったので、ボウルにたっぷり入れてもらって、ぐるっと回ってスクランブルエッグをのせて混ぜたら、あら、けっこうイケるじゃないの。



アメリカ合衆国で49番めに州になったアラスカの州都ジュノーはアンカレッジ、フェアバンクスに次ぐ第3の都市で人口約32000人。大陸の端にありながら市に直結する道路がないため、海と空からしか到達できないことで有名。ジュノーと言うフランス語名前の由来は金鉱を探しに来た(カナダの)ケベック人ジョー・ジュノーだそうで、もしかしたらこの辺りはカナダ領になっていた可能性があるのかもしれないな。ほんと、世界の歴史には自然の干渉とか人間の出会いのタイミングとか、いたるところにある種の「ボタンの掛け違い」のドラマがあっておもしろい。




接岸は9時半で、町はずれの大きなクルーズターミナルにはすでにNorwegian CruiseのNorwegian Sun(定員1976人)とRegentのSeven Seas Explorer(定員750人)が接岸していて、Silver Nova(定員728人)は3隻目。アラスカクルーズの起点バンクーバーにはターミナルのカナダプレイスに毎日でかいのが3隻、4隻と停泊していて、それがみんなここに寄るわけで、シーズンの終わりでこれだから、夏場の混みようは推して知るべしだな。そこいら辺を散歩して来ようということになって、持参の雨具を着込んで下船したら、これがバンクーバーだったら注意報が出るくらいの雨と風で、あっという間に眼鏡がびしょびしょ。船の写真を撮っていたら、図体の大きいクルーズ船がもう1隻ぐぃっと入って来てびっくり。Silverseaの親会社Royal CaribbeanのOvation of the Seas(定員約4905人)で、5年前にオーストラリアからニュージーランドにクルーズしたときにシドニー港に停泊していた船。私たちのSilver Museより先にニュージーランドのタウラロンガに寄港した際に、沖の火山島ホワイトアイランドを観光中のグループが噴火に遭遇して、死者22人、負傷者25人の大惨事になったいわくつきの船にアラスカで再会するなんて・・・。


Silver Nova

びしょぬれ・・・

Ovation of the Seas~5年ぶりの再会?

降りしきる雨の中をどこまでも続くような岸壁に沿って歩いていたら、あまりの冷たさに手がかじかんで来るし、しまいには顔に寒冷蕁麻疹が出始める始末で、雨が横殴りに近くなって来たので、散歩をあきらめて回れ右して帰船。ランチタイムだったので、ラ・テラッツァに駆け込んで、温かなチキンスープで体の中をほかほかにしたところで、夜はイタリアンの予約を入れてあるので、ワタシはピッツァのスライスと蒸した野菜(とデザート)と言う「控え目」のランチ。夜になっても雨は止まず、風は強くなって、今日のジュノーの最高気温はとうとう一桁のまま。ずいぶんと久しぶりに出た寒冷蕁麻疹は何とか夕食の頃には消えたけど、いやはや、寒かった・・・。



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