リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

マスクの形とアジア顔、欧米顔

2020年07月15日 | 日々の風の吹くまま
7月14日(火曜日)。☀☀☀。思いっきり夏。ルーフデッキのトマトは黄色い花が増えた感じ。高層階だとあまり虫が来ないので、ちゃんと実ができるようにと虫に代わって花をこちょこちょくすぐって回るのはワタシの仕事。半信半疑のカレシはおもしろがっていたけど、どっかの園芸サイトにそうやって受粉を手伝えばいいって書いてあったの。ほら、今年はほんとに虫が来てくれないのに、ちゃぁ~んと赤ちゃんトマトができて、ちゃぁ~んと育ってるでしょうが。ものは試しって言うくらいで、うまく行くかどうかを人に聞いている暇があったら、まずは自分でやってみるのが一番。人に聞いたところで、「うまく行く」という人と「ぜんぜんダメ」という人が同じ数いたら、そこで思考停止。自分でやってうまく行かなかったから、何がどこでまずかったのか考えて、少なくともじゃあどうしようという「次のステップ」に行けるじゃないの。

なぁ~んて言いながら、今日は日がな1日「だらだらモード」。ミニチュアがひとつ完成するたびにしばらくはこうなるのがワタシ。でも、今日はふともう少しマスクを作ってみようという気になって、道路向かいの郵便局に届いたクリニークのパッケージを取りに行ったついでに、3軒先の並びのサニーの雑貨屋に行って1枚190円のバンダナを3枚(ペイズリー、チェック、迷彩服模様)買って来た。そのうち1枚はアーミーの迷彩服の模様だから、カレシ用ってことにしようかな。バンダナはでっかいハンカチのようなものだから、3枚にたためばマスクとしての密度がかなり高くなるし、それでも100%コットンなので息苦しくはならなくて、着け心地はいたって快適。

スマホのグーグルのニュースリストを見ていたら、おお、TransLinkがマスクを売り出していて、濃紺の地にロゴの「T」だけのシンプルなのと点々とバスや電車の模様が入ったのと2枚のコンビパックで2200円。なかなかしゃれているので、さっそくオンラインストアにアクセスして2パックを注文。TransLinkは公共交通機関を運営する公社だけど、バスや電車をイメージしたTシャツとかペンケースとかキーチェーンとか、記念品的なグッズを売っている。今のトップはアメリカのニューヨークやシアトルの公共交通機関の経営に関わって来たアメリカ人で、なかなかの手腕。コロナで莫大な損失が出ているときだから、マスクくらい買ってあげなくちゃと言ったら、マスク大嫌いのカレシも「どうして電車に乗らなきゃならないときは使ってもいいかな」だって。
 

ある世論調査でマスクの是非について聞いたところ、60%以上が「屋内や間隔を取りにくい場所ではマスクを着用すべし」と答えたのに対して「、実際につけている」と答えた人はやっと半分だったそうで、総論賛成各論反対ってところが笑えるな。でも、子供のときのべちゃべちゃになったガーゼマスクがトラウマになったせいでマスクは敬遠して来たワタシ自身が買い物に行くのに持ち歩くようになって、なぜ欧米人はマスクをしたがらないのか、その理由のひとつが何となくわかったような気がする。アジアから輸入される使い捨てマスクはアジア人の平たい顔にフィットするようにできていて、欧米人の顔の構造では鼻が圧迫されて不快に感じるんじゃないかと。鼻や口との隙間がなさすぎて、自分が吐いた二酸化炭素をそのままリサイクルして吸い込んでいたら脳みそが酸欠になってしまいそうだし、何よりも口をうんと動かす言語では唇が擦れてしゃべりにくいと思う。それで、立体的な布マスクがどっと出回るようになって、急に普及したのかもしれないな。


ミニチュアキットの整理/レジ袋、再び有料化

2020年07月14日 | 日々の風の吹くまま
7月13日(月曜日)。☀☀☀。今日は朝から夏らしくて気分爽快。蛇口から出てくるお湯がやたらと熱いのは、州内なら遠出できるようになったので、休みを取ってどこかへ遊びに言ってしまった人たちが多いのかな。今年はキャンピングカーがバカ売れして、ディーラーは在庫がなくなると悲鳴を上げているらしい。でも、内陸の行楽地ケロウナではメトロバンクーバーから若い人たちが押し寄せて、湖畔のビーチやバー、ナイトクラブなどでの感染者が急増したというから困ったもんだな。まあ、いわゆる「ニューノーマル」にもそろそろ飽きて来て、みんな何となくだれ気味なのは確かなんだけど。

今日は日がな1日ミニチュア工房に篭って、きのうラインアップから外した2個のキットの説明書を見ながら、ソファやベッド、キッチンのカウンターやキャビネット、テーブル、椅子、戸棚など、主に家具類のパーツを拾って、必要なら完成写真や組立ての説明の部分を切り取ったのと一緒に1個ずつビニール袋に入れる作業。壁などの「建材」はひとまとめ。印刷した紙類は床材や壁紙、観葉植物の葉以外はほとんどがゴミ箱に直行。ほんとにアジアの若い女の子が「カワイイっ」と喜びそうなピンク、ピンクの小物がどっさり。(広州製のはどれもオルゴールが付いていて、ねじを巻くといかにも女の子向けの甘ったるいメロディが流れる。)壁飾りにする写真の類は被写体がどれも西洋人とヨーロッパの風景ばかりなのはおもしろいな。何とか全部まとめて「パーツ」の箱に収めて、残ったのは小さなビーズやら何やらがごちゃごちゃ。でも、くたびれたから、明日、明日。
 
 

午後、いつもの時間に買い物に出るのに、今日はTシャツにスカート、サンダルという思いっきり夏のいでたち。暑い日のマスクは息苦しいので、手に持って紫外線に当てながら店の外まで行って、さっと着けて中へ。マスクは義務付けられてはいないけど、着用率は確実に上がっている感じで、ショーツから毛脛を突き出したビール腹のごっついおやじさんまでがけっこうしゃれたマスクをしていたりする。今日は量り売りの売場で、ビニール袋にすくっていれるタイプの食品の容器にスクープが並んでいた。容器はまだ空っぽだけど、初めは売場を全面的に閉鎖していたのが、規制緩和でビニール袋を当てて落とし込めるナッツやキャンディの類が戻って来ていて、ついに粉ものも戻って来るということかな。朝ご飯に欠かせないオート麦のふすまと小麦の胚芽が少なくなって来たので、戻ってくるのはうれしいね。

間隔を開けて並んで空いたレジへ進むのはもうみんな慣れっこ。でも、これまでエコバッグお断りになってから臨時に無料になっていたレジ袋が、エコバッグの解禁と共にまた有料になって1枚5円。日本と同じくらいの感覚の値段かな。エコバッグ持参の人はレジ台の端で自分で詰める規則だけど、レジ台にバッグを置くのは禁止なので、トートバッグのような柔らかい袋を片手に持って、もう一方の手で大小の商品を詰めるのはなかなか難しい。なじみの客が多いせいもあるけど、年寄りが難儀していると、レジ係がバッグを台に置かせてあげて、終わったら備えてある殺菌シートでさっと台を拭くこともある。でもまあ、これでまたひとつ日常が戻って来たような、何となくほっとしたような気分。


広州のメーカーのミニチュアは子供のおもちゃの発想

2020年07月13日 | 日々の風の吹くまま
7月12日(日曜日)。☀☀。やっと夏っぽくなった。(それでも朝方にはまだヒーターが入るけど。)いつもなら今ごろは郊外で採れたイチゴやブルーベリーがどっと出回っている時期なんだけど、スーパーであまり見かけないのは、やっぱり低温で作柄が良くないってことなのかな。ブルーベリー、早く舌が青くなるくらい食べたいなあ。それでも我が家のルーフデッキのトマトはビー玉くらいの実ができて、カレシは肥料をやったり、しっかり水を遣ったり。黒いのはブラックラシアン、緑色のは(まだ縞々はないけど)グリーンゼブラ。大きくなるのが楽しみ。

 

ミニチュア第12作目が完成したので、今日は後片付け。余ったビーズや使わなかったり残ったりした小さなパーツや布切れなどを仕分けしてしかるべき容器にしまうんだけど、引き出しの中をかき回していて、ミックスサイズのビーズの袋がいくつかあったので、これもサイズごとに仕分けしちゃおうと思ったのが運の尽きで、ピンセットでつまんでこっちのカップにポン、あっちのカップにポンとやっているうちに午前中いっぱいかかってしまった。そこで止めておけばいいのに、午後には買い足したまま棚に積んであったRobotime製のキットを全部下ろして、箱を開けては説明書、接着剤とラテックス糊、ピンセット、ボタン電池を出して、また棚に積み上げてして、ついでに接着剤のボトルを置くのに本棚に付け足した浅い棚まで整理(整頓?)して、たっぷり2時間。

今日は買い物に行かなくてもいいので、ついでのついでで「第13作目」はどれにしようかと棚を見上げて思案。積み上げたキットの箱は22個あって、来月の末あたりにはイギリス発送の2個が届くだろうから、スペースを空けておかなくちゃ。広州メーカー製のカワイイ二階建ての「おうち」を選んでみたけど、説明書を見たら英語はちんぷんかんぷんだし、どのパーツも組立てのステップをあちこちですっ飛ばしていて、まったく説明になっていない。4個あるライトは電池ボックスにつなぐことしか書いてなくて、どこに取り付けるのか不明だし、おまけに1個はワイヤが切れてしまっていて使いものにならないじゃないの。Robotimeのは米粒ライトとワイヤが別々なのに、蘇州の若いハイテク企業に比べると広州の昔からの安い玩具メーカーの品質ギャップは大口あんぐりのスケール。

それじゃあと、同じメーカーの郊外の分譲地の家にありそうな「ダイニングキッチン」がまだ救えそうな感じなのでそっちを第13作目に決定。そこで思うところがあって、もうひとつのこれまた二階建てのピンク、ピンクの「ラブラブマイホーム」と不良品の「おうち」をラインアップから外して、家具や小物は他のキットや将来の創作品に転用することに決定。とりあえず大きな箱にひとまとめにして、ぼちぼち仕分けすることにしたけど、縁起を担ぐなら第13作目というのが災いの元だったのかもしれないけど、発想が幼稚すぎてちっともおもしろくないキットが2つ抜けたから良しとしようか。ドールハウスのようなミニチュア作りはどっちかというと大人の趣味なんだけどなあ。


森の隠れ家でゆったりと流れる一人の時間を

2020年07月12日 | 日々の風の吹くまま
7月11日(土曜日)。☁☂☁。あはは、雨が降る日は間違いなく土曜日。さすがにもうそれほど寒くはならないけど、それでも朝方にはちょっとだけヒーターが入るから呆れる。ここまで来たらもうどうでもいいやって気分で、「夏はキャンセルになりました」のジョークも色あせて来てしまった感じ。でも、低温で雨が多いおかげで、この何年か夏ごとに猛威を振るった森林火災が今年は極端に少ないんだそうな。おととしとその前の年2年連続でメトロバンクーバーが内陸から流れて来た森林火災の煙に覆われて、大気の質の健康への影響度を示すAQHIが何日も「高リスク」の数字だったけど、今そんなことになったらコロナ感染で死ぬ人が続出しかねないから、何ともしょぼい夏だけどラッキーだと思わなくちゃ。

寝坊したわけじゃないんだけど、朝ご飯の後で洗濯機を回しながら土曜日恒例の床の掃き掃除とモップかけをやって、ゴミをまとめて、掃除機のダストボックスの内側を殺菌シートでしっかり掃除したら、もうランチのしたくの時間。めんどうだから簡単にスパゲッティで済ませて、ひと息入れたら雨が降り出す前にとウォーキング。

やっと手が空いて、ミニチュア工房に「篭城」しての最初の仕事はウォールランプのシェードの作り直し。得意の残り物の使いまわしで、紙一枚のシェードよりもおしゃれなブルーのギンガムチェック。次にきのう糊付けしておいた屋根の下にシャンデリアを取り付けて、ワイヤを糊付けして壁の外へ。ここでウォールランプのワイヤとまとめるんだけど、外に出ているのはたったの5センチくらい。しょうがないから、ウォールランプのワイヤを短く切って、陽極も陰極も何とかぎりぎりのところでまとめて残ったワイヤで延長して、外れないように熱収縮チューブで固定。さらに壁に固定する部分を2本をまとめてひと回り太いチューブで固めてから、電池ボックスのワイヤに接続して細いチューブで固定したのをまとめて太いチューブで固定。いや、ヒートガンさまさまという感じ。最後に壁を横に這っているウォールランプのワイヤがダサいので、急遽使わなかったプラスチックの木を鉢植えにして「隠蔽」。
 

ドアに取っ手をつけて玄関にはめ込んだところで晩ご飯のしたく。ご飯の後はいよいよ森の隠れ家に「入居」。思いつきで「ガラスのボトル」を作っていくつか通ってベッドの端の棚に「枯れ木も山のにぎわい」風に隙間を埋めて、後は思い描いたイメージに沿って家具や小物を配置。テーブルにコーヒーを置いて、開いたノートブックの上にペンを載せて、ライトのスイッチをオン。今夜は森中に溢れる虫の音を聞きながら、ゆったりと流れて行く時間の中でひとり心の向くままにノートにペンを走らせる・・・いいなあ。
 
 
 


残り物の使い回しで中国流から自分流に変身

2020年07月11日 | 日々の風の吹くまま
7月10日(金曜日)。☁☀。あ~あ、またもう金曜日になっちゃった。今日は1日ミニチュア工房でおおむねのんびり。家具と小物が全部でき上がって、残っているのは鉢植え、外壁の窓下のプランターと日よけ、入口のドアと屋根、そしていつも難関の照明器具。小さな「森の隠れ家」にしては豪勢なシャンデリアがあって、その場違いさがおもしろい。広州のおもちゃメーカーのミニチュアキットのデザインはそういうあたりに何とも言えないおかしさがあるんだけど、女子高生の年代を想定しているようだから、これこそ中国のティーンの女の子のファンタジーなのかもしれない。まあ、中国だけじゃなくて、日本でもあの年代はだいたいそんなもんだと思うけど。
 
 

鉢植えは、キットに入っていたプラスチックの緑はいかにも「メイドインチャイナ」っぽいので無視して、工作用の乾燥苔を使い、花瓶は自分流の一輪挿しに変更。このあたりはもう手馴れたもので、取ってある使い残しの紙と緑色の針金でちょちょいのちょい。花瓶の中でふらつかないように、底に粘土を詰めてそこに刺して一丁上がり。プランターはエスターに送ったキャンピングカーに使わなかったプランターに変えて、外の窓の下に糊付け。窓の上の日よけはベッドのブランケットと同じ布を使うことになっていて、何だかしっくりしない気分なので、枕とクッションに使うはずだった青い布に変更。

ここでいよいよ照明器具。ウォールランプから始めて、のっけから黒いビーズを3つ重ねるのにひと苦労。つるつるした材質のせいか超瞬間接着剤でも「瞬間」的についてくれなくて、指先をくっつけそうになってばかり。それでも米粒ランプを取り付けて点灯することを確認して、シェードをかぶせて、ワイヤを壁に開いていた穴から外に出して、まずは難関の半分を通過というところ。(あら、シェードがちょっと潰れているから、後で直さないと・・・。)
 

ひと息入れたら、次は一見してウォールランプよりはほんの少し楽そうなシャンデリア。でも、人も物も見かけによらないのが世の常と言うもので・・・。


コロナ時代の買い物は気の長い話で家計も悠長なもの

2020年07月10日 | 日々の風の吹くまま
7月9日(木曜日)。☂☂☁☀。しょぼしょぼ雨だけど、寒いほどではないし、午後から晴れて来るというから、ま、いっかの気分。それにしても時間の流れは速くなったのか遅くなったのか、まだ感覚がはっきりしなくて、やっぱりヘンだなあ。精神面での日常が変わってしまったせいでボケが出て来ているわけじゃないとは思うんだけど、大丈夫かいな、極楽とんぼは。のんきにすぃ~っと飛んでいるようでも、レーダーの感度があまり良くない感じ。

日本への「お中元」を注文するのを忘れてかけていて、まだ間に合うことを確認して、急いで注文書をメール。クリニークにオンラインで注文した化粧品をカナダポストのサイトで追跡したら、配達予定日が明日から来週の水曜日に変わっていた。国境を越えて来てからの処理がかなり遅れているんだろうな。アメリカはオハイオ州にある会社に注文したミニチュアの材料はまだ発送に至っていないもよう。まあ、あれやこれやとちっちゃなものをどっさりとまとめて注文したので時間がかかるのかもしれないけど、国境を越えて来るから、これも先は長いかも。中国は蘇州にあるRobotimeがミニチュアキットの新作を出したので、さっそくディケンズの時代を思わせる古風な「オフィス」と、おしゃれっぽい「ダイニングルーム」の2つを注文。確認が来てみたら、イギリスから発送するので45日くらいかかるということで、コロナ時代は衝動買いも何とも気のながぁ~い話になったもんだな。

きのう家計の「一般会計」の方は支出が減っていると書いたので、ちょっと最近3ヵ月のクレジットカードの請求を見てみたら、うん、やっぱり2、3万円は減っているな。このカードはカレシの名義で、ワタシが家族用カードをもっぱら日常的な出費(とカレシが払うもの)に使っているので、毎月の請求額で家計支出の状況がだいたいわかる。一方の「特別会計」にはワタシ名義の元ビジネス用のカードを使っていて、カレシが家族用カードを持っていないせいか、銀行が毎年のように限度額を上げて来たもので、今ではカレシ名義のカードの3倍近くあるので、ワタシのミニチュアの材料やArts Club関係の出費の他にクルーズなどの旅行の費用は全部こっちで支払いという棲み分けができている。家計簿なるものを付けなくなってからすでに40年になるけど、一緒に暮らし始めたときからカレシに家計の管理を丸投げされていたので、極楽とんぼ流のおおまかなやり方で十分。まあ、悠長にやっていてもいつの間にか不自由のない暮らしを築けたのはかなりの運もあるだろうけど。でも、カレシにいたってはほんの時たまお金がどれだけあるのか聞いてくるだけで、そんなんでいいのかなあ。

マンションの管理組合から「ジムとパーティルーム/会議室を再開する」というお知らせ。ジムの利用は1度に3人までで、予約制。パーティルームと隣接する会議室も人数の制限があるようで、違反の報告があったら即刻閉鎖するという警告付き。買い物の通り道にある(酒屋が持っている)英国パブも再開していて、また少しずつ「日常」が新しいルールを伴いながらも戻って来つつあるのはいいことだね。


人間を振り回すお金は人間が作り出したものなのに

2020年07月09日 | 日々の風の吹くまま
7月8日(水曜日)。☁☀☁。まあまあの天気。朝のコーヒーを飲みながらのんびりとスマホを見ていたら、リビングの窓の外にするするとロープが2本。月曜日から3週間かけて外壁の点検と防水コーキングの修理をする予定。コンクリートとガラスの高層マンションの最大の頭痛の種は雨漏りで、管理組合の保険の自己負担分を超える大きな修理があると保険料が上がるから大変。去年あたりから古めのマンションでメインテナンスが不十分だったりして保険料が2倍、3倍に跳ね上がったり、引き受ける保険会社が見つからなかったりして大きな問題になっている。管理組合が無保険だと、部屋を売りに出しても買い手がローンを組めなくて、売ることもできなくなったケースもあるらしい。

電気料金を払おうと銀行のサイトにログインしたら、わっ、入ってるっ。老齢年金(OAS)の上乗せ分3万円×2で6万円。カナダに600万人以上いる老齢年金受給者に自動的に非課税で1回だけ支給するもので、コロナに関連して増えた出費の足しにしてということらしいけど、みんなどんなところで増えたのかなあ。我が家で増えたのは「特別会計」のArts Clubへの寄付だけで、「一般会計」の支出はどっちかというと減っている感じ。緊急事態宣言と同時に州政府が生活必需品の物流を管理するようになったり、輸入が滞りがちになったりして、今までスーパーにいつもあったものがいつもあるわけではない(優先度の低いものは在庫がなかなか補充されない)状況になって、必然的にその日に棚にあるものしか買えないおかげで出費が減ったらしい。(つまり、余計な買い物が減ったということかな。)

買い物の帰りにロビーの郵便箱をチェックしたら、おや、カナダ歳入庁からのカレシ宛の封筒。カレシが「どうせOASの所得補助給付の受給資格はないよって知らせだろう」と言いながら開けてみたら、あら、連邦政府の物品サービス税(GST)に絡むBC州の「気候変動対策税」の還付通知。先週いきなり振り込んで来たあれか。通知によると、還付金は低所得か「所得が低め」の世帯に四半期ごとに非課税で払われるもので、我が家は純世帯所得が720万円だったので、算定した1年分(所得に応じて減額されて2万8千円)を一括で振り込んだという説明。へえ、私たち、この手取りで「所得が低め」なんだぁと2人とも笑ってしまったけど、何だかなあ。バンクーバー圏の平均的な世帯所得は700万円以上で、年金生活のシニア世帯はそれよりずっと低いはずだから、何かしっくり来ないな。カレシは「政府がくれるんだからもらっとけ」と言うけど、来週あたりにはキャンセルになったクルーズの払戻しも入って来るし・・・。

それにしても、あれば助かるところへ回らないで、なくても困らないところへ回りたがるお金というのは何とも不思議な生き物だな。お金は人間が物流の便利を図るために考え出したものなのに、いつの間にか常に人間をコントロールして振り回しているという感じ。もっとも、「便利な生活」を求めて考え出したものに振り回されて逆に不自由になってしまうという方が人間世界の常みたいな感じがしないでもないけど。


小売店にも客の棲み分けがあるらしい

2020年07月08日 | 日々の風の吹くまま
7月7日(火曜日)。☁☀☁。7月7日と言うと七夕か。遠距離恋愛の本家みたいな彦星くんと織姫ちゃんが1年に1度だけデートできる日ね。雨が降ったらデートはお流れになるのかな。でも、今日雨が降っても、北海道の七夕は8月7日なので、まだチャンスはあるから大丈夫。ワタシとカレシも結婚を決めてから1年以上遠距離の付き合いだったけど、今みたいにいつでも連絡し合える時代じゃなくて、国際電話はすごく高かったから、かけられるのは誕生日やクリスマスのような特別な日だけで、それも交換手がつないでくれるのを待つシステムだったので、頼りは航空便で片道1週間かかる手紙。でも、その前に5年ほど文通していたので、「出会い」からして遠距離だったわけで、50年前は今よりも時間がゆっくり流れる時代だったってこと。

きょうは午前中に「森の隠れ家」の家具を全部ひと息に組み立てて、ついでに玄関先の柵も取り付け。まあ、家具類は単純だから、シリコーンのマフィンカップを並べてそれぞれのパーツをまとめておけば、いい加減な説明書の「完成写真」を見ただけで簡単に次々とできてしまうから楽でいい。カップが全部空になったら、今日の仕事はおしまいにして、ランチの時間。今日のメニューは天ぷらそば。行きつけのスーパーでがきどきスシパックの売り場に海老のてんぷら4本入りパックを置くようになって、あったときに買って来ては冷凍しておくと、食べたいときにいつでも食べられるのがいい。衣はぶ厚いけど、けっこうちゃんとした海老のてんぷらで、ごていねいに尻尾が突き出しているのがケッサク。

カレシの電動歯ブラシの調子がおかしくなったので、今日の買い物は早めに出て、まずモールの大きなドラッグストア。充電式もたくさんあるけど、電池式もいろいろとあって、安いものは千円以下。あれこれ迷って、結局は前に使っていたブラウンのオーラルBの改良型みたいなのに決めて、同じのを2本と替えブラシ5本パック、カレシとワタシの別々のデンタルフロスを買って、レジに(2mルールで)行列。ついでなので、ウォルマートの外にあるDollaramaという百円ショップみたいな店に入って、手芸工作用品の棚で小さなパーツを入れる容器を物色。ドラッグストアではみんなけっこう2mルールを守っていたけど、Dollaramaではそんなの知らんがなという感じの客が多くて、子供はばたばた走り回っているし、大人は押し合いするみたいにぐいぐい来るしでびっくり仰天。これはという収納ボックスを掴んで、あまり間隔を開けていない行列の後ろに(しっかり離れて)並んで、レジを済ませて早々に出て来たけど、ルールを守っているSave-On-Foodsの客とはかなりレベルが違うなあと実感。

普段からSave-On-Foodsとその真上にあってもっと広い食品スーパーがあるウォルマートとでは客層が違うようだと思っていたけど、どうやら2つのスーパーは客の棲み分けができていて正面切って競合していないから潰れずにやって行けているらしい。なるほど、ちょっとばかり社会勉強したような、どうでもいいことを発見したような。でも、Dollaramaで見つけたプラスチックの箱はいい買い物。(百円ショップには宝探しのような楽しみがある。)さっそく別々の容器に入れていたビーズの類やはと目などをまとめて、わがミニチュア工房に「宝の箱」が出現。
 


日がな1日趣味にどっぷり

2020年07月07日 | 日々の風の吹くまま
7月6日(月曜日)。☀☀。きょうもいい天気。ルーフデッキに出て陽に当たっていると気持ちがいい。トマトも赤ちゃんを卒業しそうなのが増えて来て、早く大きくなぁれっ。

また月曜日かという感じだけど、完全にリタイアモードで、日がな一日趣味三昧。土曜日にせっかくきれいに掃除をしたミニチュア工房の床はまたもや吹雪模様で、今度は紙よりも糸くず、布切れのくず。壁を組み立てる前にカーテンを取り付けようと、まずは作っておいたカーテンにフックを取り付ける作業。何しろ針金が細いから、カーテンに通すフックの部分が小さいし、ロッドを通す輪の部分はもっと小さい。説明書ではフックを通したロッドの両端に細く切った白い布を巻くことになっているけど、あまりにもだっさぁ~いので、ビーズのコレクションからこれはと思うのを見つけて糊付け。カーテンを分けて、これまた細く切った白い布で縛ることになっているけど、やっぱりだっさぁ~いので、ギフト用の白いプラスチックのリボンを半分の幅に切って代用。(広州メーカーのキットはおもちゃ感覚で作っているから、みぁ~んないい加減。)

窓と玄関口にカーテンを取り付けたら、壁の組み立て。接着剤は何種類も揃えていて、くっつける材料によって使い分けているけど、ブラシ型で重宝しているKrazy Glue All Purposeというやつは日本のアロンアルファと言う瞬間接着剤の北米ブランドなんだって。ほんとにクレージーに何でも瞬間的にくっついてしまうから、うっかりすると指先がくっつきそうになってヒヤリとする。

ランチとウォーキングの後の仕事は家具第1号のベッド。これは楽々だったけど、シーツとブランケットにレースをつけるのに工作用の糊を使ったら指先に何重にも乾いた糊の層ができて、レースがひっかかってひと苦労。ついでにベッドに置く枕とクッション2個も作ることにしたけど、布は縁がほつれたりして扱いにくい。キットの材料は水色の布と白いレースだけど、水色が多すぎるなぁと思って、前のプロジェクトの残り物の箱から花模様の布を見つけて大柄の花模様は枕、細かな花模様はクッション。枕はこれも残り物の細いレースを縁に糊付けして、説明書通りにレースをかけたのはクッションだけ。それにしてもレースが多くて、いかにも女の子の部屋って感じだなあ’。
 
 
 
 
 


やっと夏っぽくなった日曜日

2020年07月06日 | 日々の風の吹くまま
7月5日(日曜日)。☀☀☀。やっとのことで何とか夏が来た感じ。ヒーターも入っていない。もう7月なんだから、そう来なくちゃね。ラジオでDJが「10週目にしてやっと晴天の週末になった」と言ってたけど、週末が9回連続で雨が降ったってことだね。うん、ワタシも週末のたびにまた雨だぁ~と騒いでいた気がする。これが雨期の冬だったら、週末ごとに雨でも誰も何とも言わないけど、西岸海洋性気候のこのあたりの夏はお待ちかねの乾期で、しかもごく短い期間だから、いつまでも雨が降っているとじれったくなるのもあたりまえだろうな。

天気がよくなると、朝ご飯の後はルーフデッキとバルコニーのプランターの水遣り。ルーフデッキは、真下22階の居住部分への水漏れを防ぐために、外に蛇口が付いていないので、水遣りはオレンジジュースの空きボトルがジョウロ代わり。(ずっと昔カレシがプレゼントしてくれたイギリス製(Haws)のクラシックなジョウロがあるけど、キッチンのシンクには大き過ぎて、バスタブに置いて即製のじょうごを使って水を入れなければならないので、たまにしか使わない。)いつでも使えるように水を入れて置いてある2.6リットルの空きボトルは14、5本はあるから、カレシが水をやって空になったのボトルを次々と持ち込んで来て、ワタシがシンクに2本ずつ置いて水を入れてはカウンターに並べ、それをカレシがまた外へ運ぶ、という呼吸ぴったりのチームワーク。

さっぱり気温が上がらなくてむくれていたトマトだけど、それでもせっせと花を咲かせているからえらい。エアルームの黒いトマトは10個くらい実が着いたし、花が落ちた後のガクの奥を覗くと待ち針の頭くらいの緑色の赤ちゃんトマトがたくさん見える。天気さえ落ち着いてくれたら、トマトが大豊作と言うことになるかなあ。黒いブラックラシアン、サラダに入れたら冴えるかな。今夜のサラダにはプランターから間引きして来たかわいいラディッシュ。カレシが若い葉っぱだけじゃなくて、とうが立った野菜の花までサラダに入れるようになったのは、マットが採って来るいろんな山菜に感化されたためらしい。この春コゴミやイラクサの他にも、メープルブロッサム、ハナスグリ、クレソン、フユスベリヒユ、野生のカラシナ、シロザといったサラダ野菜もいろいろ楽しませてもらったもんね。きのうも約1キロのサムファイア(アッケシソウ)と大ぶりのモレルきのこを届けてくれた。
 

 

 

ミニチュア工房の今日の仕事は窓に(キットにはない)透明シートの「窓ガラス」をつけて、写真の額を仕上げて、ジュディの娘たちと孫たちのは壁に糊付け。レース地を切ってカーテンを作り、カーテンロッドに通すフックをキットのよりは細い銀色の針金で大量生産。ああ、目が寄って来ちゃった。
 

 


不要不急の給付金はくれなくてもいいのに

2020年07月05日 | 日々の風の吹くまま
7月4日(土曜日)。☁☀。朝方にヒーターが入っていたらしい。7月になっても暖房って、ほんとにもうどうなってるんだろうなあ。なぁ~んて、ぐちぐち言っていて、生まれ故郷の釧路では夏になると薪ストーブを焚いていたことを思い出した。冬は石炭ストーブ、夏は薪ストーブで、つまりワタシが子供の頃は1年中ストーブが必要だったんだよね。だって、釧路の夏は午後になると沖の方から塩気を含んでじっとりと重いガス(霧)が押し寄せて来ていて、最高気温が20度で「夏日」、25度は「猛暑」と言う感覚だったな。温暖化が進む前の話だけど。

今日は夕方に山菜きのこ屋のマットがお願いしたものをバンクーバーからの帰りに寄って届けてくれるので、朝一番に代金を送金。当座預金の口座をクレジットカード以外の支払いや年金などの受け取りをする窓口にしているんだけど、送金を確認するのに口座の明細を見たら、あれ、何かヘンな入金があるじゃないの。振込み元は「CANADA FPT」と言う暗号みたいな名前で、金額は2万8千円ほど。何なんだろう。ヘンな詐欺とかじゃないだろうなあとググってみたところでは、どうやら怪しいものではなくて、BC州政府からの「気候変動対策税」の還付金らしい。でも、そういう還付は低所得層が対象で、前年の確定申告に基づいて、世帯収入が一定のラインを超えると徐々に減額されるはずだけど。それでも、2人家庭の満額より8%ほど少ないけど申請しなくても振り込まれたと言うことは、去年はワタシの事業所得がゼロだったせいで世帯収入も納税額も激減したために、受給資格ができちゃったということか。

来週は連邦政府がコロナに絡む出費増の救援と言う名目で老齢年金(OAS)の上乗せ一時金が振り込まれることになっていて、これは1人3万円だから2人合わせて6万円。これも申請が必要な緊急支援対策の給付金(CERB)と違って、OAS受給者全員が自動的にもらえて、しかも非課税。我が家はコロナで生活が苦しくなったわけじゃないないから、くれなくたって文句はないのに、黙っていてもくれるなら税金の払い戻しと思ってもらっておくけど。財政が巨大な赤字になるとわかっているんだから、ばら撒くよりも本当に必要な人たちに回した方がいいと思うんだけど、それだと資格審査だの何だので時間がかかって、「緊急支援」の意味がなくなっちゃうか。

でも、この大変なご時勢にやたらとお金が入って来るのって、何だかヘンな気分。政府からの還付金とOAS一時金だけでも9万円近くなのに、その上に今年予定していたクルーズが2つともキャンセルになって戻って来たのが合わせてざっと500万円。1年以上も前に家計の外に出て行ったものが今さら戻って来ても、行くところも使うあてもないのにどうするのという感じ。まあ、どれも元々は自分の懐から出て行ったお金が出戻って来るだけのことなんだけど、でも・・・。


コロナと洪水と

2020年07月04日 | 日々の風の吹くまま
7月3日(金曜日)。☂☂☁。久しぶりになぜか2人そろって起き抜け一番に、ああ、よく眠ったぁ。カレシは何かすごく疲れていたそうだし、ワタシはミニチュア第11作が完成して気が抜けたせいもあるし、何にしてもぐっすり眠れるのはいいこと。でも、ワタシは何だか知らないけど支離滅裂な夢を見ていたけどね。カレシがオフィスのデスクを別の部屋に移すと言って、なぜか二階から一階に移動したようで、見たらワタシのデスクのひとつも混じっていたので、ああだこうだ文句を言っているうちに目が覚めたんだけど、何となくミニチュアのキットの部屋の中を見ているような感じだったからおもしろい。

ミニチュア工房の7月のプロジェクトは、トロントの(義)妹ジュディの誕生日プレゼントに約束した「森の隠れ家」で、去年遊びに来ていたときに「これがいい」と選んで行ったもの。Robotime製ではないので、全体としていかにも女の子の夢の家ような雰囲気なんだけど、ちょっと子供っぽ過ぎる小物は色を変えたり、別のものに代えたりして大人っぽくアップグレード。壁に飾るつまんない絵は家族写真に代えて、ジュディとデイヴィッド、長女スーザン、次女ローラ、スーザンの息子エヴァン、ローラの息子ローガンの5枚。作り慣れて来ると、あれこれストーリーを想像しながら自分流の「場面」に作り変えるのが何とも楽しい。それが趣味ってものなんだろうな。

カナダとアメリカの国境は物資の輸送や必要不可欠の目的以外は閉鎖されたままなんだけど、アラスカに行くという口実でBC州に入って来て観光しているアメリカナンバーの車があちこちで目撃されているらしい。アラスカに行くにはBC州を通らないとならないので、アラスカ州に「帰る」アメリカ人は特別に国境を越えることが認められているんだけど、それを悪用するアメリカ人がけっこういるわけで、ホーガン州首相は「アラスカに帰るならまっすぐ帰れ」とおかんむり。そりゃそうだよね。アメリカ人気質には呆れるしかないけど、すぐ南のワシントン州だけじゃなくてカリフォルニア、テキサスやアリゾナでも感染がまたすごい勢いで広がっているから、せっかくうまく抑え込んだBC州に来てウィルスを撒き散らされたらたまったもんじゃない。国境閉鎖は今月21日まで延長になったけど、ホーガン首相は「アメリカがコロナを抑え込むまでは国境を開くな」と言い、BC州民も90%近くが諸手を挙げて国境閉鎖の継続に大賛成。

内陸のフレーザー川の上流地域で雪解けが遅れた上に大雨が続いて、洪水警報や避難勧告が出ているけど、下流のメトロバンクーバーでも警戒態勢に入って、ニューウェストミンスター市は今日から河畔のプロムナードを閉鎖。ロッキー山脈から流れ出たフレーザー川は、全長1375キロのカナダで11番目に長い川で、1948年に郊外の農業地帯で歴史的な大洪水で200平方キロが冠水して莫大な被害が出た記録がある。当時5歳になる前だったカレシはチリワックの丘の中腹にあった祖父母の農場に泊まりがけで遊びに行っていて、何日も帰れなかったそうな。増水がピークになるのは月曜日らしいけど、川向こうにある貨物埠頭を双眼鏡で観察したら、ほんと、いつもよりかなり水位が上がっている。コロナと洪水の挟み撃ちなんていやだよ、もう。


第11作目の喫茶店が無事に完成

2020年07月03日 | 日々の風の吹くまま
7月2日(木曜日)。☂☁☂。今は7月って、ほんとなのかなあ。北極では記録的な高温だそうだけど、もしかして地球がひっくり返ってしまったとか。ま、それはないだろうけど、地球の磁場は2、30万年くらいのサイクルで南北が逆転するそうで、この何十年かで磁力がかなり弱まって来ているらしいから、あんがいそっちのせいでて気候や天気がおかしくなっているのかも。

さて、今日はいつも最後の大仕事になる「電気工事」。ゆうべのうちに電球にワイヤをつないで、シェードを取り付けてあったので、今日は照明器具を屋根に当たるパーツの所定の位置に固定して、ワイヤを店の外に出して、壁伝いに床下に通して電池ボックスにつなぐだけ。一見して「○○するだけ」のいたって単純な作業の連続に見えるんだけど、そこはそうは問屋が卸さないのが常で、3個ある照明器具の陽極と陰極3本ずつのワイヤを1本ずつにまとめたところでテストしたら、あら、真ん中の照明が点かないよ。外れないように熱収縮チューブで固定しちゃったのに、どぉ~しよぉ。チューブをはずして見たら、陰極ワイヤが2本しかない。まとめたときに切れてしまったらしい。しょうがないから、ワイヤの被覆を剥がそうとしたら、またプッツン。ほっそぉ~いワイヤだから気をつけているんだけど、もう1度やったら、またプッツン。おいおい、ワイヤは1センチ半しか残ってないよ。もう後がないからそろぉ~りと被覆を剥がして、やっとうまく行って、テストをしたら、おっ、成功だ!大汗かいちゃったじゃないの。
 

一番の難関を突破したら、後はワイヤが2本だから楽なもの。明かりを点けて、外に「営業中」の看板を出して、「音楽喫茶」は無事に開店の日を迎えたのだった。
 

スケールが1/24とドールハウスの標準の半分なので、豆粒、米粒、芥子粒みたいなパーツがぞろぞろ。それが指先から飛んで行ってしまうたびに床を這って探し回る始末。器用で鳴らしたワタシの指先も昔ほど敏捷じゃなくなってしまったみたい。年だなあ、ほんと。でも1ヵ月に1作だけのペースで作って来たミニチュア工房の作品はこれが11作目。ちょっと並べて見ようか。(第5作~第9作はプレゼントしたのでもう手元にないけど。)

第1作  

第2作  

第3作  

第4作  

第5作  

第6作  

第7作  

第8作  

第9作  

第10作 


ツタのからんだ喫茶店が新装開店!

2020年07月02日 | 日々の風の吹くまま
7月1日(水曜日)。☂☂☁。ハッピーバースデイ、カナダ!と言っても、メトロバンクーバーは寒々とした雨だし、今年はCOVIDパンデミックのせいで、パレードも花火も何にもないから、ちっとも祝日らしくない。何たって、7月だと言うのに、午後1時のバルコニーの気温は12.9度で、ウォーキングにはフリース裏のフード付きジャケット着用といういでたちなんだから、もうしぃ~らないっ。
 

7月になってしまったけど、6月プロジェクトの「喫茶店」の総仕上げ。店の中の窓伝いにツタを這わせる作業。全体を横倒しにして、緑色の針金を瞬間接着剤で窓枠に沿って固定して、切り離しておいたツタの葉っぱをピンセットでちょんちょんと貼り付けるだけなんだけど、窓の「ガラス」に糊が付くとタイヘンなので、けっこう神経を使う。終わったところで、窓の反対側の壁がさびしい気がして、ゴムのチューブと金色のワイヤで花瓶を作って、葉っぱとピンクの花を生けて壁かけにしたら、バランスが取れたかな。窓の下に(ギターを弾く人のために楽譜をおいてある)低い本棚と、背の高い本棚の横にギターを立てかけて、テーブルとおしゃれな白い椅子を置き、最後に角に観葉植物を置いたら、わりと居心地が良さそうなおしゃれっぽい喫茶店になったじゃないの。
 
 

でも、何か足りないものがあるような気がして、ランチの後でじっくりと眺めていたら、あは、そうだ、カウンターの上が何だかさびしい。テーブル2つはどっちもお二人様で、たぶんおしゃべりに余念がないと思うけど、フレンチプレスのポットとコーヒーカップ1個を前にスツールに座っているのはおひとり様。カウンターにひじをついて物思いに耽っているというのも何だから、うん、ケーキを作ってあげよっと。キットには元々そんなパーツはないから、ここは思案のしどころで、小さな、小さな木の切れ端を出して来て、こげ茶色の絵の具で色をつけたらチョコレートケーキ。爪楊枝の先に刺した芥子粒みたいなビーズを赤の絵の具のチューブに突っ込んだらぷりぷりのチェリー。白い紙を2枚合わせて糊付けして、コーヒーカップのお皿と同じく金色に縁取りして、おいしそうなケーキができた。でも、まだ何か足りない。うん、ケーキを食べるにはフォークがいるよね。そこで金色の針金を短く切って、先っぽをペンチでぎゅっと平たくつぶしたらそれらしくなったので、ケーキの横に添えて、はい、どうぞ。
 

ケーキにフォーク(もどき)を添えたら、そうだ、コーヒーにはスプーンがいるよね。ということで、針金をフォークよりちょっと短く切って、フォークと同じ要領で一端を潰して、あは、コーヒースプーン(もどき)のできあがり。これで後は照明器具を組み立てて、配線をして、電池ボックスにつないで、最後の仕上げに外に「営業中」の看板を出したら新オーナーになって大改装した「Simon’s Coffee」が名前も変えて、(コロナにも負けず)いよいよ新装開店の運び。開店祝いの花輪を並べて・・・は、パチンコ屋みたいだからやめとこ。


終わり良ければすべて良しってことにして

2020年07月01日 | 日々の風の吹くまま
6月30日(火曜日)。☂☁☁。まぁた寒くなっちゃった。何だか寒い、寒いと文句を言っているうちに6月が終わってしまった感じ。というよりは、いつの間にか1年が半分終わってしまったじゃないかという感じかな。いや、何もかもがヘンな2020年は、思い切ってもうなかったことにしていいんじゃないかという気もする。でも、見方を変えれば人生に一度あるかないかの「異様な時間」、長いこと語り継がれるんじゃないのかな。(聞くところによると中国で今度は新型の豚インフルが見つかったそうで、さて、習近平はどんな顔をしてるのか・・・。)

今日はミニチュア「喫茶店」の工事の追い込み。照明の配線をするのに、まず豆粒電球のテストをばと思ったら、あら、あったはずの電池がないじゃないの。そうだ、日曜日にアシュリーの「オフィス」を持って行ったときに、スペアの電池を入れてあげたんだった。中国の蘇州にある若いパズルメーカーRobotime(アメリカではRolife)のキットはCR2032という3ボルトのボタン型リチウム電池を使っていて、豆電球の2本の足にワイヤを巻きつけたら電池に当てて点灯するかどうかテスト、シェードを付けたらまたテスト、3個の照明を天井に取り付けたらまたテスト。つまり、電池がないと先へ進めない。しょうがないから、買い物のときに買って来ることにして、まずは家具や棚に小物パーツを糊付け。説明書の順序を無視して枠の外壁を先に組み立てたので、大きな家具類を作って仮に並べてから、置き場所を考えながら小物パーツを作ってみたら、なかなか効率的。これなら要らないものは作らないで済むし、キットにはないけど(自分流に)必要なものはその場で創作すればいい。

スーパーで4個入りの電池パックを2つ買って帰って来て、トートバッグの中身を題していたら、あれ、電池がない。ええ、レジで自分でバッグに詰めたので、もしかしたら置き忘れて来ちゃったのかな。けっこう値が張るんだけど、どうしよう。店に戻るならレシートが必要だと、いったんくず入れに放り込んだレシートを拾ってよく見たら、あらら、電池が記載がない。つまり、レジかごの底に置き去りにしてきたと言うことか。やれやれ、どうしても必要な品目で、ちゃんと買い物リストに書いて持って行ったのに、忘れて来ちゃったとは。こういうのをシニアモーメントと言うんだよねえ。しょうがないから晩ご飯の後で向かいのLondon Drugsに駆け込んで買って来たけど、ボケが入っちゃってるのかなあ。(ときたま財布を忘れたままででかけたりするし・・・。)

でもでも、窓の外に見事な二重の虹。虹の端には金の入った壷が埋まっているそうだけど、両端が見えるということは壷は2つあるってことかなあ。虹が消えたら、夕暮れ。あら、夕焼け空から雨が降って来たけど、終わりよければすべて良しってことで、6月はおしまい。