1月12日(木曜日)。🌧🌧🌧。朝から雨もよう。特に大雨注意報は出ていないけど、今夜は25ミリ、明日は20ミリくらい降るらしい。最高気温が10度なんて言っているから、まちがいなく「パイナップル特急」。週末にちょっと小康状態になって、来週の火曜日にはまた35ミリ降って、翌日の水曜日には小雨になるけど、今度は大風。予報では6メートルから瞬間風速10メートルというから台風並み。おいおい、水曜日の夜はArts Clubの今シーズン一番の大作『Forgiveness』のオープニングナイトなんだけど、大丈夫かな。
翻訳担当者から原稿を最終版に仕上げて納品したというメールが来ていたので、ガチガチに退屈な仕事はおしまい、ピリオド。日英のどっち方向でもやれるんだけど、やっぱり翻訳も校正編集も英語訳の方がやりやすい感じがする。まあ、最初の10年が英日で、退屈なビジネス文書がほとんど、次の20年は日英がメインで、科学論文とか興味津々のものが多かったから、頭の中がそういう配線になっているんだと思う。もっとも、専門用語がずらりで、動詞の訳語まで指定されていて、文章を考える余地があんまりなかったから退屈だったわけで、翻訳担当を仰せつからなかったのは大助かり。何しろ社長直々の仰せだからお断りしにくいし、引き受けたらお金を払ってくれる以上は、片手間仕事なんて言語道断。しっかり腕まくりのたすき掛けで、責任をもってやらなければプロの沽券に関わるってもの。でも、終わってしまえばこっちのもので、リタイアモードにスイッチを入れ替えて、ああ、やれやれ。
雨足が強くならないうちにウォーキングを済ませて、先週解体したままレクルームに放り込んであったクリスマスツリーを地下の収納ロッカーにしまうのに梱包する作業。まずは枝をぎゅっと束ねて、ひもでぐるぐる巻きに縛って、解体したスタンドを添えて、両端にLLビーンの頑丈なビニール袋を被せて、さらに古毛布でぐるぐる巻き。太い紐で何ヵ所も縛ったら、ツリーの面影も何もあったもんじゃなくて、抱きかかえて立てると、うん、何となく怪しげなジョークが浮かんで来るな。午後にブードルズを買いに車を出すから、ついでに駐車場と同じ地下2階の8番ロッカー室にある我が家専用の収納ケージにしまえば、ホリディシーズンは完全に終わり。上下を分解してもワタシの背丈ほどあるツリーと格闘していたら、背中が痛くなるし、膝はがくがく。あっという間にランチの時間で、今日はきのう作ったハンバーグの残りを丸いパティにまとめておいたのを出して来て、ハンバーガー。チーズとピクルスとレタスを入れて、たまたま冷凍庫に残っていたサワードウの丸パンにはさんだら、マクドナルドのよりおいしいハンバーガーのできあがり。チョッパーで少量の植物油を足して肉を挽けば卵やつなぎがいらないから超簡単で低カロリー。脂身のないシチュー用の牛肉300グラムで、晩ご飯のハンバーグとランチのバーガーが2人前ずつできることがわかったので、これからときどき作ることにしよう。
午後、毛布に包んだクリスマスツリーをロッカールームに収納して、ブードルズを買いにミニドライブ。ガソリンを入れるはずだったけど、カレシが(いつものように)「今日はまだいいよ」。ゲージのラインはまだ3本だから、バンクーバーまで行ける量はあるってことで、ま、いっか。夜にはすっかり「リタイアモード」に落ち着いて、本腰を入れて脚本の翻訳。ヘッドフォンでハードロックを聞きながら、ベートーベンやショパンの話をする場面の台詞を英語から日本語に翻訳しているから、私の脳内は不協和音でいっぱいだと思われるかもしれないけど、ロックが20世紀の音楽なら、コープランドも20世紀のアメリカ音楽。音楽は言語、言語は音楽・・・。