【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

師走のスケッチ

2006-12-11 19:25:18 | リラのお気楽ユメ日記
 
【日の出】   【黄昏の東の空】


 




   今日の空は晴天で、穏やかに明けました。
  いつもながら、東の窓を開けて深呼吸・・・。
  やはり、こんな朝の方が私は好きです。

   右の写真は、黄昏の空ですが、
  かつて 『赤毛のアン』 の中の、
  こんな言葉が印象的だったものです。

   “東の空は、夕焼けの照り返しを映して、
  仄かなピンク色に染まっている・・・・・”
   

 



   ともすれば、沈む夕日に目が奪われがちですが、
  本当にその通りでした。

   偶には振り返って、
  東の空を仰ぎ見るのもいいかも知れません。

   真っ白い真綿のような山茶花、
  抜けるような青空に、半分だけ残った紅い紅葉、
  そして清楚なレース・ラベンダーと・・
  12月とは思えない、本当にのどかな光景です。






  


 



   今日は、こんなに良いお天気だったせいか・・
  早くも、巷では大掃除の気配。

   遥か窓越しには、網戸を洗っている人の姿。
  向かいの方は、やおらホースを取り出して・・・。

   どうやら、アプローチの水洗いのようです。
  私は・・と言いますと、暑い位の陽溜まりの中で、
  ただ見てるだけ・・・。でも、何だか焦ります。

 



   「アンは、立派な主婦ですよ。
  私は、屑物のバケツと、パン籠を見ましたがね。
  主婦を判断するのに、私はいつもそうするんですよ。
  (中略)
  私のたばこ縞の掛布団を、ここの寝台に、
  使っているじゃありませんか。

   それから、あんたがやった
  あの大きな丸い編んだ敷物は、
  居間の暖炉の前に敷いてありましたね。
  あれを見た途端に、寛ぎましたよ。」


 



   これは、クリスマスに、「アンの夢の家」 に 
  マリラ と共に招かれた、リンド夫人 の言葉です。
  見事に、チェックが入っていますね。

   リンド夫人って、私は何となく苦手ですが、
  生涯独身だったマリラは、余生を彼女と過ごすのです。

   本を読む限り、マリラとリンド夫人、
  そんなに性格が合うとは思えませんが、
  私などには分らない、強い心の絆があるのでしょう。

   今度はそこら辺りを意識して、
  読み直してみる必要があるかも知れません。

   本当にこの 『アン』 には、様々な発見があります。
  100年前の物語とは到底思えない、斬新さです。