【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

謎解きはお茶の後で

2013-08-23 16:12:16 | A・クリスティーの館










古風な部屋だった。
天井には太い黒っぽいはりが渡され、
部屋相応にどっしりした古めかしい
家具が置かれている。
レイモンド・ウェストが好もしげに
眺めたのも無理はなかった。
レイモンド・ウェストは作家だった。
非の打ちどころのない雰囲気に
浸る事を好んだ。
(中略)
レイモンドは大きな安楽椅子に
腰掛けている伯母を暖炉越しに見やった。
ミス・マープルは腰の周りをぐっと詰めた
黒いブロケードの服を着ていた。      
             【A・クリスティー作 「火曜クラブ」】




   今日も朝から晴れ上がった空。
  “昨日の天気予報は一体、何だったの?” つい、そんな愚痴も出て。

   と言うのも今日は本当に久し振りの
  「曇り&傘マーク」 でしたから。おまけに、やけに蒸し暑くて。

   午前10時頃、待望の雨・・と思いきや、パラパラ程度。
  それから1時間後、ザ~ッと降り出しました。
  今度こそ・・と思ったものです。

   5分も降ったでしょうか。それで終わり。雀の涙程度です。
  これでは湯気でも立ちそうです。事実、蒸し暑さは倍増。


   












   さて今年のように暑い夏は、何もしたくありません。
  かろうじて読書。それもミステリーが似合うでしょうか・・。

   あの アン だって、
  「8月の午後は古代詩を読むよりは夢想に耽るのが相応しい」
  ~なんて言っていますものね。

   久し振りにアガサ・クリスティーを取り出しました。
  「謎解きはディナーの後で」 ならぬ、お茶の後で。

   今日の珈琲は、(先日買い求めた)もう一方の銘柄の豆を。
  「ペルー・エルバルゴマウンテン」。深煎りです。
  そして、イギリスのパンでは唯一、大好きなマフィンを。

   今日の小説、「ビッグ4」 は、ポアロ物なので、
  ポアロ気分と行きましょう。
  どうしてもマフィンやスコーンからは、ポアロを連想しますから。

   ミス・マープルの編物は、(8月の午後は)パスしたい気分。
  ~なんて勝手な事を申しております。
  「美味しいマフィンと珈琲が入りましたよ」~♪


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