「中へ入って少しお休みになるといいですわ。 紅茶でもお入れしますから」 ミス・マープル は ・・・(略)・・・ 青い色に塗った戸口を入り、 明るい色の更紗を張った椅子やソファが 一杯ある、小さな部屋に通った。 (中略) 紅茶でも1杯飲めば ―― そんな事を頭に浮かべたのと ほとんど同時に、紅茶が運ばれて来た。 お盆には甘いビスケットを 4切れ入れた小皿も添えてあった。 (中略) 「お注ぎしましょうか? お砂糖は沢山お入れになった方がいいですわ」 「ええ、でもお砂糖は結構ですわ」 「お砂糖は必要ですのよ。 ショックの後ですもの。・・・(略)・・・ ショックには砂糖が効き目がありますわ」 【A・クリスティー作 「鏡は横にひび割れて」】 |
昨日に引き続き、今日も快晴の朝を迎えました。
それにしても昨夜から今朝にかけて寒かったこと!
この時期にして毎日の最低気温を更新しています。
こんな日の室内の日溜りは勿論、春ですが、
戸外も意外に暖かいものですね。
場所によっては室内より暖かく感じます。
ふと “日向ぼっこ” をしていた子供の頃を思い出します。
この言葉も今では死語に近いですね。
とは言え、当然ですが外でお茶の気分ではありません。
頬に当たる風は、やはり冷たいものですし、
“今は冬” という意識が邪魔をするのかも知れません。
そうこうするうちに、足早に日も翳(かげ)る師走の午後。
こんな時、屋根裏部屋気分満載のセピア色の部屋へ。
なぜでしょう、途端に“ほっ”。
おまけに屋根裏部屋って 「想像の余地」 も、
たっぷりですものね。私だけの癒しの空間です。
ところで、クリスティーの小説には、ハーブも然る事ながら、
上記のようなお茶シーンも、ふんだんに登場します。
となれば、温かいお茶が頂きたくなりますね。
お茶請けには、お隣から頂いた新潟名物、笹餅を。
和菓子と紅茶の組合せもオツなものです。
そんなゆとり、一生私には持てないのかも
こんなに寒くなったのに、あったかいお茶で一休みなんて
畑に七輪持ってって炭で沸かせばって思ってても、腰重く
でも…少しでも見習わなくちゃね
暮しを美しく彩りたいってお気持ち、いつも脱帽しとりマス
いつも温かいコメント、有り難う~!
そうなんです、並べるだけでも楽しいですヨ~。(笑)
でも、簡単な方法が・・。それこそ、「想像の余地」 をフル活用したら如何でしょう・・。
友達が最近、一生住もうと思っていた最上階のマンションから
一戸建ての新築住宅に引っ越ししました~。
元々彼女はマンション、とりわけ高い所が大好きな人間。
贅沢な話ですが、そんな開放的なマンションに比べれば、
一戸建ては大邸宅でも穴蔵に感じるのでしょう。
今、元のマンションの光景を頭の中に描きながら、
チクチクとキルトに励んでいるとの事。
因みに彼女は、リンド夫人も真っ青なパチワークキルトのプロです。
ONEDAY さんのお住まいの場所は、海の見渡せる素敵なロケーション。
そこで花作りにいそしんでいらっしるなんて素敵~!
想像の王国は、自由自在ですものね~。