【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

セピア色の “ほっ”

2012-12-07 21:15:15 | A・クリスティーの館











「中へ入って少しお休みになるといいですわ。
紅茶でもお入れしますから」
ミス・マープル は ・・・(略)・・・
青い色に塗った戸口を入り、
明るい色の更紗さらさを張った椅子やソファが
一杯ある、小さな部屋に通った。
(中略)
紅茶でも1杯飲めば ――
そんな事を頭に浮かべたのと
ほとんど同時に、紅茶が運ばれて来た。
お盆には甘いビスケットを
4切れ入れた小皿も添えてあった。
(中略)
「お注ぎしましょうか?
お砂糖は沢山お入れになった方がいいですわ」
「ええ、でもお砂糖は結構ですわ」
「お砂糖は必要ですのよ。
ショックの後ですもの。・・・(略)・・・ 
ショックには砂糖が効き目がありますわ」       
          【A・クリスティー作 「鏡は横にひび割れて」】


   





   昨日に引き続き、今日も快晴の朝を迎えました。
  それにしても昨夜から今朝にかけて寒かったこと!
  この時期にして毎日の最低気温を更新しています。

   こんな日の室内の日溜りは勿論、春ですが、
  戸外も意外に暖かいものですね。
  場所によっては室内より暖かく感じます。

   ふと “日向ぼっこ” をしていた子供の頃を思い出します。
  この言葉も今では死語に近いですね。












   




   とは言え、当然ですが外でお茶の気分ではありません。
  頬に当たる風は、やはり冷たいものですし、
  “今は冬” という意識が邪魔をするのかも知れません。

   そうこうするうちに、足早に日も翳(かげ)る師走の午後。
  こんな時、屋根裏部屋気分満載のセピア色の部屋へ。

   なぜでしょう、途端に“ほっ”。
  おまけに屋根裏部屋って 「想像の余地」 も、
  たっぷりですものね。私だけの癒しの空間です。

   ところで、クリスティーの小説には、ハーブも然る事ながら、
  上記のようなお茶シーンも、ふんだんに登場します。

   となれば、温かいお茶が頂きたくなりますね。
  お茶請けには、お隣から頂いた新潟名物、笹餅を。
  和菓子と紅茶の組合せもオツなものです。


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2 コメント

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楽しいんでしょね~ (ONEDAY)
2012-12-09 09:17:58
あれこれクリスマスグッズを選び並べるだけでも

そんなゆとり、一生私には持てないのかも
こんなに寒くなったのに、あったかいお茶で一休みなんて
畑に七輪持ってって炭で沸かせばって思ってても、腰重く

でも…少しでも見習わなくちゃね 
暮しを美しく彩りたいってお気持ち、いつも脱帽しとりマス
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「想像の余地」 活用 (リラ)
2012-12-09 19:05:53
 今晩は~!  ONEDAY さん~☆
いつも温かいコメント、有り難う~!

 そうなんです、並べるだけでも楽しいですヨ~。(笑)
でも、簡単な方法が・・。それこそ、「想像の余地」 をフル活用したら如何でしょう・・。

 友達が最近、一生住もうと思っていた最上階のマンションから
一戸建ての新築住宅に引っ越ししました~。

 元々彼女はマンション、とりわけ高い所が大好きな人間。
贅沢な話ですが、そんな開放的なマンションに比べれば、
一戸建ては大邸宅でも穴蔵に感じるのでしょう。

 今、元のマンションの光景を頭の中に描きながら、
チクチクとキルトに励んでいるとの事。
因みに彼女は、リンド夫人も真っ青なパチワークキルトのプロです。

 ONEDAY さんのお住まいの場所は、海の見渡せる素敵なロケーション。
そこで花作りにいそしんでいらっしるなんて素敵~!
想像の王国は、自由自在ですものね~。
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