



「あら、インディアン峠をご覧なさいよ。 今の今、私 太陽崇拝主義者 になりそうだわ」 インディアン峠は炎のように輝いている。 晴れ渡った空を背景に彼方の丘が 美しい紫色に変わった。 草も木もない醜い落書き街道でさえ、 銀色の靄の中で光を放っている。 牧場も森も真珠のような 微かな輝きを帯びて美しい。 「夜明けの僅か数分の間、 世界はいつも若返るのだわ」 とエミリーは呟いた。 【「エミリーはのぼる」 第13章】 |


晴れ上がった空で明けました。
肌に当たる風は少々、
冷たいけれど、早朝の凛とした
空気は “今日も1日頑張ろう~!”
という英気を与えてくれる気がします。
そして太陽も。
冬の太陽はなぜでしょう。
いつもの季節以上に日の出が力強く
感じられてなりません。
朝日と言えば・・。
丁度今、NHKでも放映されている司馬遼太郎原作 「坂の上の雲」。
総参謀長である児玉源太郎は、
毎朝、太陽に向かって手を合わせていたとの由。
そんな行為に納得するのも、今日のような朝なのです。
(この事は以前にも記しましたね)


明らかに気温が低くなった今日。
それでも庭の花たちは冬の陽を受けて、
精一杯、輝いているように見えます。
そんな中、ボルドー色、パープル、
はたまたアンティークローズ色と・・。
素敵色に染まる花や葉っぱに
注目です。勿論、背景にも。
それは春秋は勿論、酷暑の夏も
寒い冬だって、そこに在るのが当前の
ように咲く花、「ゼラニウム」
だったり、「ランタナ」 だったり。
又、ファインダーを覗いて、
背景の醸(かも)し出す色に、
ハッとする事もしばしばです。
そうそう、ゼラニウムの向こうが
薔薇色に染まっているのはお隣の
紅葉(もみじ)のお陰。
我家の 「野村紅葉」 はほとんど散ってしまいましたが、
「山紅葉」 は未だに健在です。
この赤く燃える紅葉、2階の踊り場から眺める事が出来ます。
そして開花もゆっくりだけれど、
大層長持ちしているマゼンタの薔薇こと、リラ版 「少公女」。
かれこれ10日余りになります。(前回は【こちら】 )
今日は、赤いハイビスカスも開花。
冬枯れの庭となるには・・もう少しの時間が必要なようです。
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