だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

恋人は、ビアンカ

2008-11-11 21:33:42 | 映画
1980年11月12日、カナダのオンタリオ州ロンドンという町で生まれたライアン・ゴズリング。93年カナダのTV番組「MMC ミッキー・マウス・クラブ」に出演。バート・レイノルズ主演の未公開映画「フランケンシュタインと僕」(96)でデビューしました。

デンゼル・ワシントン主演の「タイタンズを忘れない」(00)で、生徒の1人を演じています。でもなんと言っても「16歳の合衆国」(02/日本公開は04)ケヴィン・スペイシー製作に惹かれて見に行くと、そこにライアン・ゴズリングがいました。

16歳の少年(ゴスリング)が恋人の弟で知的障害を持つ少年を、わけもなく殺害してしまうというショッキングな内容でした。この映画以来、ゴスリングは私にとって精神的にトラブルを持つ役柄を演じる俳優として、印象に残っています。衝撃的でした。

「完全犯罪クラブ」(02)「きみに読む物語」(04)「ステイ」(05)と続き、特に「ステイ」はゴスリングらしい(?)役柄で、多いに惑わされました。最新作の「ラースと、その彼女」(07)はある意味コメディですが、やっぱりゴスリングは精神を病んでいるかも…。

小さな田舎町。静かに雪が降り積もるその町で“ミスター・サンシャイン”と呼ばれているラース(ゴスリング)。極端なほどシャイで純粋なラースは、同僚のマーゴ(ケリ・ガーナー)から想いを寄せられていても、なぜか遠ざけてしまうのです。

コミュニケーションを取ることができないでいるラースを、兄のガス( ポール・シュナイダー)と妻のカリン(エミリー・モーティマー)は心配しています。そして町のみんなも。ラースは、誰からも愛されていたのです。

ある日、彼女ができた!とラースは恋人を兄の家に連れて来ます。しかし!その彼女はなんと、インターネットで見つけた“リアルドール”。等身大のその人形は、ビアンカという名前を持ち、ラース曰く:デンマークとブラジルのハーフ。元宣教師で、看護師の資格を持ち、かつベジタリアンなんだとか。ううっ…。

こんなラースを取り巻く町の人々の様子を描きだすのは、08年のアカデミー賞脚本賞にノミネートされたナンシー・オリヴァーの脚本。監督は、クレイグ・ギレスピー。他にダグマー・バーマン医師役で、パトリシア・クラークソンが出演。ゴスリング・ファンも、初めの方も、結末を見に行きませんか?
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