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映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ピエルスキ・パルチザンとは?

2009-01-20 18:02:45 | 映画
スティーヴン・スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」(93)は、第二次世界大戦時、多くのユダヤ人をナチスの虐殺から救ったドイツ人実業家、オスカー・シンドラー(リーアム・ニーソン)の物語。195分という長編で、アカデミー賞の作品・監督・脚色・撮影・編集・美術・作曲の7つの賞を受賞!

トーマス・キニーリー原作のこの作品は、実話。そして日本にも“東洋のシンドラー”と呼ばれる人物がいました。それが杉原千畝(すぎはら ちうね)です。当時、ソ連に併合前のリトアニア大使館で、彼はナチスの迫害から多くのユダヤ人に、ビザ(査証)を発給したのでした。

この実話も、クリス・タシマ監督の短編(30分)「ビザと美徳」(97未)として映画化されています。ナチスのユダヤ人迫害の映画は、この他にも数多く映画になっていますね。

シンドラーは1100人以上、杉原千畝は約6000人。そして1200人のユダヤ人を救った兄弟の実話を映画化したのが、「ディファイアンス」(08)です。監督は、「グローリー」(89)「戦火の勇気」(96)「マーシャル・ロー」(98)「ラスト サムライ」(03)「ブラッド・ダイヤモンド」(06)のエドワード・ズウィック。

社会学博士ネハマ・テク著の原作を監督自ら、脚本に加わり、製作も担当しています。第2次世界大戦時の1941年。ナチス・ドイツのユダヤ人迫害は、ポーランドの小さな田舎町まで迫っていました。

8月。両親を殺されたビエルスキ兄弟、長男トゥヴィア(ダニエル・クレイグ)、次男ズシュ(リーヴ・シュレイバー)、三男アザエル(ジェイミー・ベル)は、ベラルーシの森にいました。これからどうするか話し合っている時、同じように森の中をさまよっていたユダヤ人たちに出会います。

最初は少人数だった彼らも、次第に人数が増え、食べ物や武器を手に入れようとするのですが…。リーダーとして、ユダヤ人が自由に暮らせる場所を築こうとするトゥヴィア。極寒の森での日々。そして3年後の1944年7月。

終戦を迎えたベラルーシの森には、1200人ものユダヤ人が生き伸びていました。この驚異的な物語を支える3人の兄弟が、魅力的。ジェームス・ボンドも素敵だけど、やっぱりクレイグはこうした役がお似合い。もともと個性的な容姿を活かした、個性派俳優ですもの。楽しみ!
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