だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ショーンのMILK

2009-04-04 20:49:42 | 映画
ロバート・エプスタインとリチャード・シュミーセンの2人の監督による、「ハーヴェイ・ミルク」(84)。本名:ハーヴェイ・バーナード・ミルク。1930年5月22日ニューヨーク州ウッドミア生まれ。大学卒業後、海軍に入隊し、名誉除隊後NYで証券アナリストとして働きます。

その後、ブロードウェイでプロデュサーとして活躍。1972年、サンフランシスコに移り住み、パートナーのスコット・スミスと共に、カメラ店“カストロ・カメラ”を経営。やがてミルクは、地域のゲイを代表するリーダーとなり、73年と75年にサンフランシスコ市議会に立候補し、落選。

1977年アメリカで初めて、自らゲイを公表しての初当選を果たします。4度目の立候補でした。ミルクは、ゲイだけでなくマイノリティと呼ばれる少数派のために戦った政治家でした。このミルクを映画化した最新作が、「MILK」(08)です。

監督は、「マイ・プライベート・アイダホ」(91)「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(97)「エレファント」(03)のガス・ヴァン・サント。主役のハーヴィー・ミルク(微妙に表記が違うんです)を演じるのは、この作品で第81回アカデミー賞主演男優賞を受賞した、ショーン・ペン!

ミルクの20歳年下の恋人スコット・スミスを演じるのは、「ソニー」(02)「スパイダーマン」(02、04、07)のジェームス・フランコ。美形!ところで歴史は変えられないから結末を語ると、ミルクは1978年11月27日市庁舎でジョージ・マスコーニ市長と共に、ダン・ホワイトによって暗殺されます。

ホワイトを演じるのは、「ノーカントリー」(07)のジョシュ・ブローリン。他に「イントゥ・ザ・ワイルド」(07)「スピード・レーサー」(08)のエミール・ハーシュや、「ミスター・ロンリー」(07)のマイケル役、ディエゴ・ルナも。さずがにゲイを主人公にした映画には、美形が揃いますね~。にこにこ。

ショーン・ペンのアカデミー賞受賞のスピーチや、コメントは政治色が濃く何かと話題になりますが、彼の演技は大好き!役になりきるその熱演も。この映画を見ると、70年代の雰囲気をたっぷり感じられ、懐かし~い。ミルク自身を知るためにも、必見です。
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