だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

“魔女”シリーズ、完結!

2009-04-09 21:51:13 | 映画
覚えています。1977年の「サスペリア」。ものすごく怖かった…。その頃、もうありとあらゆるジャンルの映画を見まくっていましたが、当時から(今も)スプラッタ映画は苦手。でも、この映画はホラーでミステリーだと思って、見に行きました。

確かにどちらかというとホラーですよね。『決して、ひとりでは見ないでください』という、コピーが印象的でした。このコピーで見に行ったようなものです。はい。

監督は、イタリアの巨匠ダリオ・アルジェント。1943年9月7日生まれ。監督、製作、脚本、音楽、出演とオールマイティ。代表作には「サスペリア」の他に、「インフェルノ」(80)「シャドー」(82)「フェノミナ」(84)「デモンズ」(85 製作・脚本)「オペラ座/血の喝采」(88)と、イタリア製ホラーを量産。

「サスペリア」は、ジェシカ・ハーパー扮するNYに住むスージーが、ドイツのバレエスクールに留学するところからはじまります。次々に起こる惨殺事件。副校長のマダム・ブラン(ジョーン・ベネット)、タナー先生(アリダ・ヴァリ)、Drフランク・マンデル(ウド・キアー)と怪しい登場人物がいっぱい。

やがてスージーは、学校に魔女が棲んでいることを突き止めます。なにより鮮烈だったのは、原色に近い強烈な色彩と、全編に流れるロック!ゴブリンというバンドだそうで、監督とは多くの映画で組んでいます。しかし、怖かった!続く「インフェルノ」と、“魔女”シリーズと呼ばれています。

サスペリア・テルザ 最後の魔女」(07)は、シリーズ3作目。アルジェントは、原案、脚本、監督を務めています。イタリア中部の町ヴィテルボ。ある日、墓地のそばの工事現場から、柩と遺品入れが発見されます。19世紀のものと思われるそれらは、ローマの古代美術博物館へ送られます。

考古学を研究しているサラ(アーシア・アルジェント)たちは、遺品入れを開けてみます。そこにあったのは、不気味な彫像と古代文字が印された法衣。しかし…、同時に邪悪な魔女“涙の母”の封印を解いてしまったのです。

30年目の続編。主演のアーシアは監督の娘。サラの母エリザを演じるのは、実際にアーシアの母ダリア・ニコロディ。錬金術師デ・ウィットにフィリップ・ルロワ。ヨハネス神父を演じるウド・キアーも欠かせません!怖いけど、見たい?
コメント (2)
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