だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

モリエールをご存知?

2010-01-06 20:30:55 | 映画
「PARIS」(08)でムーラン・ルージュの元ダンサー、ピエールを演じたロマン・デュリス。心臓病を患い余命わずかと宣告されたピエールが、タクシーからパリの空を見上げるラストシーンは、心に沁みました。当時のロマンは、34歳。

セドリック・クラピッシュ監督作の常連で、「青春シンドローム」(94)「猫が行方不明」(96)「パリの確率」(99)「スパニッシュ・アパートメント」(02)「ロシアン・ドールズ」(05)と、続けて出演。こんなに組んでいたんですね~。

ロマンは、1974年5月28日パリ生まれ。フランス映画をそんなにたくさん見ていなかった私は、見逃した作品がいっぱい。ジャン=ポール・サロメ監督作「ルパン」(04)のロマンは、颯爽とした怪盗(若かったけど…)ぶりでカッコよかったです。

最新作もコスチューム・プレイ!「モリエール、恋こそ喜劇」(07)の監督・脚本は、ロラン・ティラール。長編2作目だそう。さて、モリエールとは?本名をジャン=バティスト・ポクラン、1622年1月15日パリの裕福な家庭に生まれました。

主な作品は、喜劇『お嫁さんの学校』(1662)『ドン・ジュリアン』(1665)『人間嫌い』(1666)『守銭奴』(1668)など。1673年2月17日、自作『病は気から』(1673)のアルガン役を演じている時、吐血しその夜亡くなります。

映画は、1644年のパリが舞台。22歳の演劇青年モリエールは、仲間たちと“盛名座”を旗揚げします。しかし、劇団は経営難で破産の危機に…。債権者に訴えられたモリエールは、2度も投獄されてしまいます。

そのモリエールが、2度目の釈放時に忽然と姿を消してしまった事実。映画はこの空白の数ヶ月を描いています。果たして、伝記にも載っていないというモリエールの秘密とは?共演は、「PARIS」にも出演しているファブリス・ルキーニ。

「バルニーのちょっとした心配事」(00)「親密すぎるうちあけ話」(04)の名優ですね。他に「息子の部屋」(01)のラウラ・モランテ、「スイミング・プール」(03) のリュディヴィーヌ・サニエ 、「ダニエラという女」(05)のエドゥアール・ベール。

パリに戻ったモリエールと一座は、1658年10月ルイ14世の前で『恋こそ名医』を演じ、認められます。ロマン演じる、モリエールはどんなかな~?楽しみです。
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