国立西洋美術館は、1959年(昭和34年)4月フランス政府から寄贈返還された松方コレクションを基礎に発足。建物は、フランス人建築家ル・コルビュジエ(1887~1965)の設計です。企画展に行ったら、常設展も見ましょう。
その松方コレクションとは… 実業家(川崎造船所社長)松方幸次郎氏が、大正初期から昭和初期にかけて収集した美術品(主に印象派の絵画、ロダンの彫刻などフランス美術)のコレクションを言います。
収集のきっかけは、松方氏が1916年頃仕事でロンドンにいた時、オークションで絵画を購入したこと。また当時知り合ったのが、画家フランク・ブラングィン。彼の作品を始め、1000点以上も収集したそうです。
フランク・ブラングィン。知りませんでした。1867年ベルギー・ブルュージュ生まれ。1877年よりロンドンに住み、サウス・ケンジントンの美術学校で学び、1882年ウィリアム・モリスの工房で働いていました。1956年死去。
ブラングィンは美術館の設計図を書いていたそうです。結局それは果たされなかったわけですが、2人の関係の深さがわかりますね。国立西洋美術館は、昨年“開館50周年を迎え、改修工事も終了しました。
美術館開館50周年記念事業、春の展覧会はそのブラングィンです。「フランク・ブラングィン 伝説の英国人画家-松方コレクション誕生の物語」と題した展覧会は、彼の多彩な人物像を余すことなく紹介しています。
画家としては、ポスターになっている『りんご搾り』(1902)。版画家としては、『パリのポン・ヌフ、No.1』(1916)。グラフィック・デザイナーとしては、『グラフトン・ギャラリーズでの「アール・ヌーヴォー」展ポスター』(1899)
壁画装飾家としては、『ロックフェラーセンターの壁画≪道具の創造者であり自在に操る者としての人間≫』(1930~34年頃)。他にも建築・空間デザイナー、工芸デザイナーとしての作品など、注目作品が約120点!
彼を知らない方も、ご存知の方も充実の展覧会へ出かけましょう。
その松方コレクションとは… 実業家(川崎造船所社長)松方幸次郎氏が、大正初期から昭和初期にかけて収集した美術品(主に印象派の絵画、ロダンの彫刻などフランス美術)のコレクションを言います。
収集のきっかけは、松方氏が1916年頃仕事でロンドンにいた時、オークションで絵画を購入したこと。また当時知り合ったのが、画家フランク・ブラングィン。彼の作品を始め、1000点以上も収集したそうです。
フランク・ブラングィン。知りませんでした。1867年ベルギー・ブルュージュ生まれ。1877年よりロンドンに住み、サウス・ケンジントンの美術学校で学び、1882年ウィリアム・モリスの工房で働いていました。1956年死去。
ブラングィンは美術館の設計図を書いていたそうです。結局それは果たされなかったわけですが、2人の関係の深さがわかりますね。国立西洋美術館は、昨年“開館50周年を迎え、改修工事も終了しました。
美術館開館50周年記念事業、春の展覧会はそのブラングィンです。「フランク・ブラングィン 伝説の英国人画家-松方コレクション誕生の物語」と題した展覧会は、彼の多彩な人物像を余すことなく紹介しています。
画家としては、ポスターになっている『りんご搾り』(1902)。版画家としては、『パリのポン・ヌフ、No.1』(1916)。グラフィック・デザイナーとしては、『グラフトン・ギャラリーズでの「アール・ヌーヴォー」展ポスター』(1899)
壁画装飾家としては、『ロックフェラーセンターの壁画≪道具の創造者であり自在に操る者としての人間≫』(1930~34年頃)。他にも建築・空間デザイナー、工芸デザイナーとしての作品など、注目作品が約120点!
彼を知らない方も、ご存知の方も充実の展覧会へ出かけましょう。