だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

残された兄の真実

2011-07-02 22:14:27 | 映画
最近、よく出かける“ヒューマントラストシネマ”。劇場は宮下公園前にあるココチビル7・8階のヒューマントラストシネマ渋谷と、有楽町イトシアプラザ4階のヒューマントラストシネマ有楽町があります。

渋谷は3スクリーン、有楽町は2スクリーンあり、テアトルシネマグループです。かつての大型スクリーンで映画を見てきたファンとしては、小さなスクリーンはミニシアターのそれでした。慣れましたが…。

有楽町で見た「アイガー北壁」(08)。2010年3月公開のドイツ、オーストリア、スイス映画。1936年夏、アイガー北壁初登頂を目指す2人のドイツ人青年の挑戦と衝撃の事件の真相。

若き登山家の壮絶な運命は、見る者を恐怖に陥れます。怖かった…、なぜそうまでして山に登るのか?私には理解できない世界。しかしあくまでも映画として見るのは、ありです。それしか真実を知るすべはないから。

同じ有楽町で公開されるのが、ドイツ映画「ヒマラヤ 運命の山」(09)。監督は、「ふたりのロッテ」(93)やトーマス・クレッチマン主演「スターリングラード」(93)のヨゼフ・フィルスマイアー。

彼の作品には、「アウシュビッツ行 最終列車 ヒトラー第三帝国ホロコースト」(06未)やTVM「シップ・オブ・ノーリターン ~グストロフ号の悲劇~」(08)などもあり、未見ですが関心があります。見たい。

で「ヒマラヤ」ですが…“裸の山”と呼ばれるナンガ・パルバート(標高8125m)のルパール壁に挑んだ兄弟の実話。世界最大の標高差4800mを誇るルパール壁は、多くの登山家が挑戦、命を落としていました。

1970年、25歳の登山家ラインホルト・メスナー(フロリアン・シュテッター)は、弟ギュンター(アンドレアス・トビアス)と共にヘルリヒコッファー博士(カール・マルコヴィクス)の遠征隊へ参加します。

6月27日、兄弟はルパール壁の初登攀を果たします。子供の頃からの夢だった前人未到の初登攀。しかし1週間後、予定外の下山場所ディアミール渓谷に戻ってきたのは、兄ラインホルト1人だけだったのです。

果たしてヒマラヤで一体何があったのか?そして登頂をめぐる遠征隊とのスキャンダルとは?ドイツ登山史のスキャンダルを当事者本人の協力のもと制作された本作。見ましょう。
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