だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ノエル・カワードの秘密

2011-07-15 20:58:27 | 演劇
新宿の紀伊国屋サザンシアターで上演の、「秘密はうたう」を見に行きます。とっても楽しみ。この作品は、イギリスの俳優・作家・脚本家・演出家・作詞・作曲・映画監督もしているノエル・カワードの作品。

1899年12月16日ミドルセックス出身のカワードは、子役からはじまり映画や演劇で活躍。製作、脚本、監督、音楽、主演した「軍旗の下に」(42未)で、アカデミー賞の脚本賞にノミネートされました。

他にも脚本担当の作品には、「幸福なる種族」(44)「逢びき」「陽気な幽霊」(45)などがあります。出演作には、マイケル・アンダーソン監督、デヴィッド・ニーヴン、カンティンフラス主演「80日間世界一周」(56)

キャロル・リード監督、アレック・ギネス、バール・アイヴス、モーリン・オハラ主演「ハバナの男」(60)。リチャード・クワイン監督、ウィリアム・ホールデン、オードリー・ヘプバーン主演「パリで一緒に」(63)

オットー・プレミンジャー監督、ローレンス・オリヴィエ主演「バニー・レークは行方不明」(65)。ロバート・ワイズ監督、ジュリー・アンドリュース主演「スター!」。ジョセフ・ロージー監督、エリザベス・テイラー、リチャード・バートン主演「夕なぎ」(68)

ピーター・コリンソン監督、マイケル・ケイン主演「ミニミニ大作戦」(69)。そんなノエル・カワードは、1950年代に移住したバミューダ島の自宅で、心臓発作のため1973年3月26日亡くなりました。

1970年“サー”の称号を受けたカワードは、ゲイを公表し生涯1人だったそうです。カワードが最後に書いた戯曲、3部作「Suite in Three Keys」の中の「A Songa at Twilight」…

それが「秘密はうたう」です。翻訳は高橋知伽江、演出はマキノノゾミ。スイスの高級ホテルのスイートルーム。イギリス人作家ヒューゴ・ラティマー(村井国夫)は、ドイツ人妻ヒルダ(三田和代)と長期滞在中。

ヒューゴは、若い頃の恋人で女優のカルロッタ(保坂知寿)と久しぶりに会うことになっていました。果たして、長年連絡のなかったカルロッタの思惑とは?この戯曲、1966年にロンドンのクィーンズ劇場で初演。

カワード本人が主演し、批評家からも高い評価を受け、チケットは完売。しかし、カワードの健康状態が悪くなり、わずか3ヵ月で打ち切られたとのこと。日本での上演は、今回がはじめて。ううっ、期待しています!
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