だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

マリック監督、ようやく5作目。

2011-07-08 14:06:18 | 映画
天国の日々」(78)の監督、テレンス・マリックは1943年11月30日イリノイ州オタワ出身。ハーヴァード大学で哲学を学び、オックスフォード大学の留学経験があるそうです。

卒業後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で哲学講師をしながら、フリーのジャーナリストとしても活躍。そこから映画製作にも興味を持ち、脚本の分野から映画界に入ったそうです。うむ。

スチュアート・ローゼンバーグ監督、ジョン・フォアマン製作、ポール・ニューマンとリー・マーヴィン主演の「ポケットマネー」(72未)の脚本を書いたのがはじめ。「地獄の逃避行」(73未)で監督デビュー。

製作には、チャン・イーモウ監督「至福のとき」(02)やマイケル・アプテッド監督、ヨアン・グリフィズ主演「アメイジング・グレイス」(08)などがあります。中国映画もプロデュースしているんですね~。

監督代表作には、「シン・レッド・ライン」(98)「ニュー・ワールド」(05)があるんですが、とにかく少ない!「天国の日々」から「シン・レッド・ライン」まで、なんと20年の空白があるんですもの。

まさに“伝説の監督”と呼ばれる所以です。そのマリック監督が「ニューワールド」から6年。監督5作目がようやく公開されます。しかもカンヌ国際映画祭のパルムドール(最高賞)を受賞!

ツリー・オブ・ライフ」(11)。脚本も書いてます。英語で“家系図”を“Family Tree”と言いますね。原題はこれを意味しています。オブライエン一家5人の40年にわたる物語です。

実業家として成功したジャック・オブライエン(ショーン・ペン)は、自分の人生の原点である少年時代を回想します。1950年代半ば、テキサスの小さな田舎町で両親と2人の弟と暮らしていた、あの頃。

父(ブラッド・ピット)は、男が成功するためには“力”が必要だとする厳格な人。母(ジェシカ・チャステイン)は、あふれる愛情を注ぐ優しい人。弟は、R.L.(ララミー・エップラー)とスティーヴ(タイ・シェリダン)。

ジャック(ハンター・マクラケン)は2人の両親の狭間で引き裂かれ、常に葛藤する日々を送っていたのでした…。ブラピが父親役で、ペンが息子役。う~む、これは必見でしょう!夢のようです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする