アレンさん、いよいよローマへ！

「さよなら、さよならハリウッド」（０２）で映画の都ハリウッドに別れを告げ、「僕のニューヨークライフ」（０３）でＮＹに最後の愛を捧げ、「メリンダとメリンダ」（０４）でアメリカを後にしました。

飛行機嫌いのアレンは、イギリスへ行ってしまったのです。「マッチポイント」（０５）は、イギリスの上流社会が舞台、ヒロインはスカーレット・ヨハンソン。次の「タロットカード殺人事件」（０６）も。

ヨハンソンはアレンの新しいミューズに。次がロンドン３部作のラスト「ウディ・アレンの夢と犯罪」（０７）で、ユアン・マクレガーとコリン・ファレル主演。そしてロンドンからスペインへ。

「それでも恋するバルセロナ」（０８）のヒロインは、ペネロペ・クルスとヨハンソン。アレン映画は女優に注目。ジョナサン・リス・マイヤーズ、ヒュー・ジャックマン、ハビエル・バルデムも出てたのに。

その後「人生万歳！」（０９）で、一度ＮＹに戻ります。なのにすぐまたロンドンへ。「恋のロンドン狂騒曲」（１０）では、豪華なキャストを揃え、いくつものカップルで恋や愛を語ります。

ヒロインは、ブロンド美人のナオミ・ワッツ。公開は逆でしたが「ミッドナイト・イン・パリ」（１１）は、アレンがアカデミー賞脚本賞を受賞した大ヒット作。オーウェン・ウィルソンとマリオン・コティヤール主演。

最新作の舞台は、いよいよイタリア！「ローマでアモーレ」（１２）は、もちろん脚本、監督、主演ウディ・アレン。７７歳でこんなに元気！恋愛だって、監督だって、主演俳優だって現役だもん！

元オペラの演出家ジェリー（ウディ・アレン）と妻のフィリス（ジュディ・デイヴィス）は、娘のサリー（グレタ・ガーウィグ）が旅先のローマで恋に落ち、婚約したと知り、ローマに向かいます。

ところが恋人ミケランジェロ（フラヴィオ・パレンティ）の父親ジャンカルロ（ファビオ・アルミリアート）は、超美声！しかし、それはシャワーを浴びている時だけ。ジェリーは彼を舞台にと、画策。

ジェリーの思惑は？娘の恋の行方は？４つのエピソードを彩るのは、ペネロペ・クルス、アレック・ボールドウィン、ジェシー・アイゼンバーグ、エレン・ペイジ、オルネラ・ムーティ。見ましょ。