この映画はちょっとお勧めし難い…。心苦しいです。まず、監督はあのデヴィッド・クローネンバーグを父に持つ、ブランドン・クローネンバーグ。監督デビュー作です。1980年生まれの33歳。
デヴィッド・クローネンバーグの近作には「危険なメソッド」(11)と、ドン・デリーロ原作、ロバート・パティンソン主演「コズモポリス」(12)があります。クローネンバーグのロブさま、美しかった…。
息子ブランドンの1作目は、「アンチヴァイラル」(12)といいます。原題の“ANTIVIRAL”とは、『抗ウイルス(性)の…』という意味があります。父と同じく、ブランドンも脚本を書きます。
近未来。シド(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)は、セレブのウイルスをマニアに注射するクリニックで注射技師として働いています。そして、希少価値のウイルスを闇に流す仕事も…・
ある日、究極の美女と呼ばれるセレブのハンナ(サラ・ガドン)が急死します。原因不明の重病に冒されていたハンナから、直接採取したウイルスを自身に注射していた、シド。
彼は、異様な幻覚症状に見舞われていました。シドの体は、ハンナを死に至らしめた特殊なウイルスのだだ1人の宿主となってしまったのです。するとシドは何者かの追われることに…。
これだけなら、ホラー好きなら何のことはないストーリーかもしれません。しかし、監督はデヴィッド・クローネンバーグの息子です。クローネンバーグはホラー映画界の巨匠。
しかも異形を生み出すイマジネーションは、他の追随を許しません。初期の「ラビッド」(77)「ザ・ブルード/怒りのメタファー」(79)「スキャナーズ」(81)「ヴィデオドローム」(82)
続く「ザ・フライ」(86)「裸のランチ」(91)「イグジステンズ」(99)…と監督を知らない人は『ゲゲッ』となっちゃうかも。そして息子も父のDNAをしっかり受け継いでいました。
デビュー作の本作は、カンヌ国際映画祭の“ある視点部門”へ正式出品。シュールで無機的でしかも清潔感さえ漂うアートな映像。しかしそこにはドッキリする内容を秘めています。要注意!
デヴィッド・クローネンバーグの近作には「危険なメソッド」(11)と、ドン・デリーロ原作、ロバート・パティンソン主演「コズモポリス」(12)があります。クローネンバーグのロブさま、美しかった…。
息子ブランドンの1作目は、「アンチヴァイラル」(12)といいます。原題の“ANTIVIRAL”とは、『抗ウイルス(性)の…』という意味があります。父と同じく、ブランドンも脚本を書きます。
近未来。シド(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)は、セレブのウイルスをマニアに注射するクリニックで注射技師として働いています。そして、希少価値のウイルスを闇に流す仕事も…・
ある日、究極の美女と呼ばれるセレブのハンナ(サラ・ガドン)が急死します。原因不明の重病に冒されていたハンナから、直接採取したウイルスを自身に注射していた、シド。
彼は、異様な幻覚症状に見舞われていました。シドの体は、ハンナを死に至らしめた特殊なウイルスのだだ1人の宿主となってしまったのです。するとシドは何者かの追われることに…。
これだけなら、ホラー好きなら何のことはないストーリーかもしれません。しかし、監督はデヴィッド・クローネンバーグの息子です。クローネンバーグはホラー映画界の巨匠。
しかも異形を生み出すイマジネーションは、他の追随を許しません。初期の「ラビッド」(77)「ザ・ブルード/怒りのメタファー」(79)「スキャナーズ」(81)「ヴィデオドローム」(82)
続く「ザ・フライ」(86)「裸のランチ」(91)「イグジステンズ」(99)…と監督を知らない人は『ゲゲッ』となっちゃうかも。そして息子も父のDNAをしっかり受け継いでいました。
デビュー作の本作は、カンヌ国際映画祭の“ある視点部門”へ正式出品。シュールで無機的でしかも清潔感さえ漂うアートな映像。しかしそこにはドッキリする内容を秘めています。要注意!