だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

京橋で、パリを

2013-04-17 17:43:21 | 展覧会
上野の国立西洋美術館で、開催中の「ラファエロ」展に行って来ました。桜の季節も終わり、大変な人出の上野公園ではなくなりましたが、やはり人が多いなと感じる平日の午後でした。

この展覧会のメインは、ポスターにもなっている『大公の聖母』(1505~06)。縦84.4cm×横55.9cmのさして大きくはないこの作品。実は背後には建物などの風景が描かれていました。

ダ・ヴィンチの『モナリザ』(1503~05)みたいだったんですね。ところが後世になって、真っ黒に塗られてしまいました。この作品も素晴らしかったけど、お気に入りは『エゼキエルの幻視』(1510年頃)。

6月2日までなのでぜひ。いつも展覧会に行くと、他の美術館で開催される展覧会のチラシやポスターを見ます。たまにもう始まっているものもあり、ちょっと焦ったりしちゃいます。

中央区京橋1丁目にあるブリジストン美術館で、開催中の展覧会に注目!です。「Paris、パリ、巴里-日本人が描く1900-1945」と題した本展は、6月9日まで開催です。

“花の都パリ” “芸術の都パリ”…などフランスのパリは、19世紀末頃から日本人洋画家にとってまさに聖地でした。明治維新以降、世界に追いつけ、追い越せと日本全体が高揚していた時期です。

1900年以降、パリに渡る洋画家が増えます。彼らの中には浅井忠、坂本繁二郎、藤田嗣治、佐伯祐三、岡鹿之助たちがいます。ポスターの絵は、佐伯祐三の『テラスの広告』(1927)です。

いつものタッチに赤や黄色、緑が映えます。他にも藤田嗣治『猫のいる静物』(1939~40)、浅井忠『編物』(1902)、小出楢重『パリ、ソンムラールの宿にて』(1922)

坂本繁二郎『帽子を持てる女』(1923)、岡鹿之助『セーヌ河畔』(1027)など約40点余りが展示されます。また、約120点の「印象派から抽象絵画まで」も同時開催。お得!

ブリジストン美術館は、印象派と20世紀絵画を中心に西洋の近代美術、現代美術、そして明治以降の日本の洋画を収蔵、展示。1952年開設の美術館のコレクションも楽しみましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする