だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

しっかりして欲しいワン!

2009-04-12 20:48:28 | 映画
映画をこよなく愛する映画ファンの1人として、映画を最高の環境で見たいと思うのは、ごくごく当たり前。かつてのように、映画はロードショー劇場に1時間前からじっと並んで見るということはなくなりました。

劇場が閉鎖される一方で、ミニシアターやシネコンといった今までにない映画の提供方法が当たり前になり、観客の心構えも変わりました。不況のせいか、娯楽にお金をかけないせいか、客席は比較的空いてます。

初回上映前の客席に私1人って、未曾有の体験をしたこともあります。(結局、ぎりぎりに2人来ましたが…)で、最近体験したことを。アカデミー賞の主演・助演賞に4人もノミネートされた「ダウト」を見た時のこと。

まだオスカー発表前で、映画への期待は高まり、何より映画そのものを楽しみに客席に入ると、なぜか開場中なのに場内が真っ暗!しばら~くして照明はついたものの、上映が始まっても非常灯(非常口の)がつきっ放し!薄明るいスクリーンを見る羽目に…。

いつまで経っても照明は消えず、イライラ。もちろん、文句言いましたとも!そして次はつい最近のこと。「マーリー」を見た時。家族と長年過ごしたマーリーがいよいよ体が弱った時。突然、音声が消え…。もう、びっくり。かなりの時間、無音でスクリーンの字幕を読む羽目に…。

結局、途中で中断し巻き戻して上映再開。感動が途切れ、明るい場内で延々巻き戻しを待つバカバカしさ。そして次に「フロスト×ニクソン」を見た時。ここは「ダウト」と同じ劇場。映画の最後半部で、例の非常灯が訳もなく点滅…。フロストとニクソンの息詰まるインタビューの最中、パッ、パッ、パッ。

東宝さん、映画を上映することにもっと気を使って下さい。少なくとも私は映画を最高の気分で見たいから、劇場を選んで見に行っているのですから。

で、今日の映画はその東宝で上映の「ビバリーヒルズ・チワワ」(08)。「25年目のキス」(99)「ビッグ・ママス・ハウス」(00)「スクービー・ドゥー」(02)のラジャ・ゴスネル監督最新作。ディズニーが送る、かわいいチワワの大冒険!

ビバリーヒルズに住むチワワのクロエ(声:ドリュー・バリモア)は、ダイヤの首輪を付けた超セレブ犬。ある日、メキシコ旅行中に誘拐!どうにか逃げたものの、あっという間に野良犬状態…。果たして、クロエの運命は?

声の出演にアンディ・ガルシア(デルガド)や、久々のジェイミー・リー・カーティスも出演。チワワ、大好き!
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ミスの理由は?

2009-04-10 22:02:36 | 映画
「初体験/リッジモント・ハイ」(82)でデビューした、ニコラス・ケイジも今年で45歳。フランシス・フォード・コッポラを叔父に持ち、女優タリア・シャイアが叔母、従兄弟にジェイソン・シュワルツマン。「初体験」では、ニコラス・コッポラを名乗っていました。

「リービング・ラスベガス」(95)でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、「アダプテーション」(02)でノミネート。「SONNY ソニー」(02)で監督デビューし、最近は製作・製作総指揮も務めています。今やハリウッドを代表する人気スターですね。

コメディからシリアスドラマ、SFからアクションものと幅広い守備範囲のケイジの最新作は、「バンコック・デンジャラス」(08)。監督は、香港出身のオキサイド&ダニー・パン兄弟(双子)。「The EYE〔アイ]」(02)はもちろん、ハリウッド・リメイクの「アイズ」(08)や「ゴースト・ハウス」(07)でお馴染み。

自分に課したルール、その1:完璧な計画、その2:痕跡の隠滅、その3:契約の遵守。世界を股にかけたジョー(ニコラス・ケイジ)の仕事は、暗殺者。ルールは、殺しのルールだったのです。常に完璧をモットーにし、自分の能力の限界前に引退することを考えていました。

そんな時、ある犯罪組織から4件の暗殺依頼が入ります。引退前の最後の仕事に相応しく、大きな仕事。タイの首都バンコックで、いつものようにアシスタント役に現地のコン(シャクリット・ヤムナーム)を雇います。

暗殺成功率100%を誇る彼は、次々と仕事をこなしていきます。3件を済ませ、残りの1件になった時、かつてない違和感を感じるジョー。しかしこれが最後と決めていた彼は、実行に移すことに…。それこそがすべてを狂わせていく、はじまりだったのです。

実はこの作品もパン兄弟のセルフリメイク。「アイズ」のように。オリジナルは、2000年の「レイン」。舞台はバンコック、主人公は、生まれつき耳の聞こえないコン。身寄りのないコンは、暗殺者のジョーによって凄腕の殺し屋に育てられます。このタイ映画は、未見。

リメイクは、大幅に設定を変えているそうです。ニック(ニコラスの愛称)も長髪で精悍で、ちょっとくたびれていて役作りも完璧。後は、ジョーが犯した唯一のミスとは?それが知りたい。予想はつくけど…。あはは。見ましょう。
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“魔女”シリーズ、完結!

2009-04-09 21:51:13 | 映画
覚えています。1977年の「サスペリア」。ものすごく怖かった…。その頃、もうありとあらゆるジャンルの映画を見まくっていましたが、当時から(今も)スプラッタ映画は苦手。でも、この映画はホラーでミステリーだと思って、見に行きました。

確かにどちらかというとホラーですよね。『決して、ひとりでは見ないでください』という、コピーが印象的でした。このコピーで見に行ったようなものです。はい。

監督は、イタリアの巨匠ダリオ・アルジェント。1943年9月7日生まれ。監督、製作、脚本、音楽、出演とオールマイティ。代表作には「サスペリア」の他に、「インフェルノ」(80)「シャドー」(82)「フェノミナ」(84)「デモンズ」(85 製作・脚本)「オペラ座/血の喝采」(88)と、イタリア製ホラーを量産。

「サスペリア」は、ジェシカ・ハーパー扮するNYに住むスージーが、ドイツのバレエスクールに留学するところからはじまります。次々に起こる惨殺事件。副校長のマダム・ブラン(ジョーン・ベネット)、タナー先生(アリダ・ヴァリ)、Drフランク・マンデル(ウド・キアー)と怪しい登場人物がいっぱい。

やがてスージーは、学校に魔女が棲んでいることを突き止めます。なにより鮮烈だったのは、原色に近い強烈な色彩と、全編に流れるロック!ゴブリンというバンドだそうで、監督とは多くの映画で組んでいます。しかし、怖かった!続く「インフェルノ」と、“魔女”シリーズと呼ばれています。

サスペリア・テルザ 最後の魔女」(07)は、シリーズ3作目。アルジェントは、原案、脚本、監督を務めています。イタリア中部の町ヴィテルボ。ある日、墓地のそばの工事現場から、柩と遺品入れが発見されます。19世紀のものと思われるそれらは、ローマの古代美術博物館へ送られます。

考古学を研究しているサラ(アーシア・アルジェント)たちは、遺品入れを開けてみます。そこにあったのは、不気味な彫像と古代文字が印された法衣。しかし…、同時に邪悪な魔女“涙の母”の封印を解いてしまったのです。

30年目の続編。主演のアーシアは監督の娘。サラの母エリザを演じるのは、実際にアーシアの母ダリア・ニコロディ。錬金術師デ・ウィットにフィリップ・ルロワ。ヨハネス神父を演じるウド・キアーも欠かせません!怖いけど、見たい?
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ギョームの遺作

2009-04-07 22:15:07 | 映画
フランスを代表する俳優の1人、ジェラール・ドパルデュー。最近では、「エディット・ピアフ 愛の讃歌」(07)や「DISCO ディスコ」(08)にも出演。1970年に女優エリザベート・ドパルデューと結婚し(96年離婚)、生まれたのが息子ギョーム・ドパルデューです。

「めぐり逢う朝」(91)で、ジェラール演じる音楽家の青年時代を演じ、映画デビュー。しかし、96年バイク事故で右足を負傷。その後、細菌感染し03年6月右足切断!不幸はこれだけに止まらず、薬物、銃不法所持などで何度か逮捕されています。

そのギョーム、08年10月13日肺炎のため亡くなりました。1971年4月7日生まれの37歳。知りませんでした…。それを知ったのは、遺作「ベルサイユの子」(08)の予告編。これが長編初監督になるピエール・ショレールの作品です。(脚本も)

フランスの世界遺産の1つ、17世紀の繁栄の証となる“ベルサイユ宮殿”。毎日、多くの観光客が訪れる広大な宮殿のはずれにある森の中。ここに数多くのホームレスが棲んでいました。知られざる現実。

ある日、寝場所を求めて夜の街をさまようニーナ(ジュディット・シュムラ)は、5歳になる息子エンゾ(マックス・ベセット・ド・マルグレーヴ)を連れて、ベルサイユのホームレス支援施設にやって来ます。翌日、パリに帰る駅に向かう途中、森の中で迷ってしまいます。

そこで出会ったのが、仮小屋を建て1人で暮らすダミアン(ギョーム)でした。翌朝、子供を置いて出て行ってしまったニーナ。ダミアンは、自分の名前もろくに言えないエンゾを引き取る羽目になります。

はじめは『子供なんて』と、お荷物扱いだったエンゾをダミアンは次第に愛しく思うようになるのでした。ホームレス仲間にも受け入れられ、エンゾも次第に笑顔を見せるようになります。しかし小屋が燃える事故があり、さらにダミアンも病に倒れてしまいます…。

寒い冬のパリ。世界規模の不況は、華やかなベルサイユ宮殿の裏で起きている出来事を、単にお話としてではなく、もしかしたら現実?と思わせます。日本だけではないんですね。それにしてもエンゾを演じるマックス少年の名演技!すごい。

父ジェラールとの確執、そして和解。右足切断後の復活。本当に若すぎる死でした。ベルサイユ宮殿内のロケも話題の本作。ぜひ見たいですね。
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イーストウッド最後の主演作

2009-04-05 21:54:52 | 映画
『どうやってあんな傑作を生み出すのか分からない』ニューヨーク・タイムズ紙、『心に雷が落ちるような衝撃』ニューヨーカー・オブザーバー紙、『イーストウッド生涯最高の演技』ローリング・ストーン紙、『1コマも目が離せない』ウォール・ストリート・ジャーナル紙、『イーストウッドが主役、それだけで映画界の事件』タイムズ紙

こんなにも素晴らしい批評を受ける、クリント・イーストウッドって!1930年5月31日サンフランシスコ出身。今年79歳のイーストウッドは、「恐怖のメロディ」(71)で初監督以来、数々の作品の生み出してきました。

TV「ローハイド」(59~66)のロディ・イェーツ、そして「荒野の用心棒」(64)や「夕陽のガンマン」(65)などのマカロニウエスタンも見てきた私にとって、イーストウッドは長年俳優として、監督として、製作者として、音楽家として見続けて来た映画人です。

そのイーストウッドが俳優を引退宣言(3月末)。「ミリオンダラー・ベイビー」(04)で渋い演技を見せてくれましたが、最新作「グラン・トリノ」(08)がどうやら最後の主演作になるようです。ただし、今後も監督業は続けるそうで、ほっ。

妻に先立たれたウォルト・コワルスキー(イーストウッド)は、1人暮らしで自分だけの正義を持つ頑固な老人。他人に心を許さないウォルトに、2人の息子や孫たちも寄り付こうとしません。自分の意にそわない場合にはたとえ神父だろうと、厳しい言葉を浴びせるありさま。

そんなウォルトが一番気に入らないのが、近所に住むアジア系移民たち。自動車工場をリタイアしたウォルトにとって、なにより大切な愛車“グラン・トリノ”(フォード・トリノの名称)。ある日、隣に住むモン族の少年タオ(ビー・ヴァン)が“グラン・トリノ”を盗もうとして失敗します。

タオは不良グループから車を盗むように命令されたのですが、自分の庭に入ったことで激怒したウォルトがライフルを構え、結果的にタオを助けたことに…。やがてウォルトとタオの間に、不思議な関係が生まれます。まるで師弟のような、親子のような。

俳優として最後となる老人役を、自ら選んで出演し、製作・監督しています。監督としての次作は、ネルソン・マンデラを題材にしたものとか。監督業は続くとして、イーストウッド最後の主演作、見逃せません!
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ショーンのMILK

2009-04-04 20:49:42 | 映画
ロバート・エプスタインとリチャード・シュミーセンの2人の監督による、「ハーヴェイ・ミルク」(84)。本名:ハーヴェイ・バーナード・ミルク。1930年5月22日ニューヨーク州ウッドミア生まれ。大学卒業後、海軍に入隊し、名誉除隊後NYで証券アナリストとして働きます。

その後、ブロードウェイでプロデュサーとして活躍。1972年、サンフランシスコに移り住み、パートナーのスコット・スミスと共に、カメラ店“カストロ・カメラ”を経営。やがてミルクは、地域のゲイを代表するリーダーとなり、73年と75年にサンフランシスコ市議会に立候補し、落選。

1977年アメリカで初めて、自らゲイを公表しての初当選を果たします。4度目の立候補でした。ミルクは、ゲイだけでなくマイノリティと呼ばれる少数派のために戦った政治家でした。このミルクを映画化した最新作が、「MILK」(08)です。

監督は、「マイ・プライベート・アイダホ」(91)「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(97)「エレファント」(03)のガス・ヴァン・サント。主役のハーヴィー・ミルク(微妙に表記が違うんです)を演じるのは、この作品で第81回アカデミー賞主演男優賞を受賞した、ショーン・ペン!

ミルクの20歳年下の恋人スコット・スミスを演じるのは、「ソニー」(02)「スパイダーマン」(02、04、07)のジェームス・フランコ。美形!ところで歴史は変えられないから結末を語ると、ミルクは1978年11月27日市庁舎でジョージ・マスコーニ市長と共に、ダン・ホワイトによって暗殺されます。

ホワイトを演じるのは、「ノーカントリー」(07)のジョシュ・ブローリン。他に「イントゥ・ザ・ワイルド」(07)「スピード・レーサー」(08)のエミール・ハーシュや、「ミスター・ロンリー」(07)のマイケル役、ディエゴ・ルナも。さずがにゲイを主人公にした映画には、美形が揃いますね~。にこにこ。

ショーン・ペンのアカデミー賞受賞のスピーチや、コメントは政治色が濃く何かと話題になりますが、彼の演技は大好き!役になりきるその熱演も。この映画を見ると、70年代の雰囲気をたっぷり感じられ、懐かし~い。ミルク自身を知るためにも、必見です。
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ダニー・ボイルとA・R・ラフマーン

2009-04-03 22:08:18 | 映画
今年、第81回アカデミー賞の話題を独占した「スラムドッグ$ミリオネア」(08)。予想通り、作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、作曲賞、歌曲賞、音響賞、編集賞の8部門受賞。この映画には有名スターが出演していないので、主演賞や助演賞は絡まず、でもほぼ独占。

インドのムンバイ(かつてのボンベイ)にある、世界最大規模のスラム街ダーラーヴィー地区。幼い頃に目の前で母が亡くなり、孤児となったジャマール(幼年期:アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカール)と、兄のサリーム(幼少期:アズルディン・モハメド・イスマイル)。

同じく親を亡くしたラティカ(幼少期:ルビーナ・アリ)と共に、想像を絶する子供時代を生き延びます。まさに必死の毎日。スラムで搾取する大人から逃げ出そうとした時、兄弟はラティカと生き別れてしまいます。

青年になったジャマール・マリク(デヴ・パテル)は、インド版“クイズ・ミリオネア”に出演し、今まで誰もたどり着くことができなかった後1問まで到達します。難問を次々と解き、最終ラウンドまで来た1日目。収録が終わりスタジオを出た時、警察に逮捕されてしまいます。

スラム育ちの孤児で、学校に通うこともなく、まともな教育もないジャマールが、クイズを勝ち抜くことなんて無理!と、イカサマの容疑をかけられたのでした。執拗な尋問と、繰り返される拷問。

無実を証明するために、答えのすべては自分の体験に基づくものだと語り始めます。映画は、華やかなスタジオシーン、警察の拷問シーン、ジャマールの人生シーンと3つを行き来します。果たして、映画の結末は?

ううっ、これだけでも期待は高まります。さらに監督は、「トレインスポッティング」(96)「普通じゃない」(97)「ザ・ビーチ」(99)「28日後...」(02)などの、ダニー・ボイル。1956年10月20日イギリス、マンチェスター出身。

公開前、タイトルの“スラムドッグ”(負け犬)に本国では反発が強かったのが、アカデミー賞受賞で評価は逆転。主演の子供たちの家族に住居を無償で提供とか、成人するまでの生活費、学費、医療費などすべてスタジオが持つとか、18歳になったら10万ポンドの報酬を受けるとか、いろいろあり。うむ。

ところでこの映画の音楽を担当するのは、A・R・ラフマーン(A・R・ラマーン)!おおっ!「ボンベイ」 「ムトゥ踊るマハラジャ」(95)「ジーンズ」(98)「パダヤッパ」(99)「エリザベス:ゴールデン・エイジ」(07)の!大好き!公開が近づき、ますますわくわく度が高まります。うふふ。
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パニッシュは、処罰

2009-04-01 22:08:49 | 映画
新宿の伊勢丹裏にあった、新宿松竹会館。調べてみると、1958年10月28日、新宿松竹、新宿名画座、新宿スター座の3館で営業を開始したそうです。その後、1館増えて4館で長年映画を上映して来ました。

さすがに老朽化が激しく、2006年5月14日閉館。大幅な改装が施され、2008年7月14日「カンフー・パンダ」(08)で、正式に“新宿ピカデリー”としてオープンしました。受付が3階にあり、ビルの11階までに劇場が10入っています。スクリーンが10あるわけで、シネコンの条件をクリアしています。

その条件のひとつは、複数のスクリーンが同一の施設内にあること。日本の場合は、最低5スクリーンだそうです。完全入替制で、定員制または完全指定席制。立ち見なんてありません。世界には20スクリーン以上のシネコンもあるそう。迷いそう。

すでにお出かけの方もいると思いますが、まるでテーマパーク見たいですよね。ああ~、渋谷パンテオンが懐かしい…。それはさておき、今日の映画はマーベル・コミックの映画化「パニッシャー」(04)の続編、「パニッシャー:ウォー・ゾーン」(08)です。

監督は、「フーリガン」(05)のレクシー・アレクサンダー。監督は女性。製作も女性のゲイル・アン・ハード。ブライアン・デ・パルマやジェームズ・キャメロンとの結婚歴がある、凄腕プロデューサーですね。

巨悪犯罪組織の中でも、最も“邪悪”といわれるビリー・ルソッティ(ドミニク・ウェスト)。ルソッティの居所を突き止めたフランク・キャッスル(レイ・スティーヴンソン)は、あるパーティ会場とアジトに奇襲をかけ、ルソッティを処刑。その時、誤ってFBIのおとり捜査官を殺害してしまいます。

善悪の狭間で苦しむフランクの前に、再び現れたルソッティ!顔をズタズタにされた彼は“ジグソウ”と名乗り、新たにNY中の武装ギャングを集めていたのです。目的は、フランクへの復讐!果たして、パニッシャーとジグソウの戦いの結果は?

オリジナルとはスタッフ、キャストは違いますが、共演者のダグ・ハッチソンは、「グリーンマイル」(99)の看守パーシー役。覚えてます?個性的!
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