だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

松方幸次郎とフランク・ブラングィン

2010-01-11 21:24:52 | 展覧会
国立西洋美術館は、1959年(昭和34年)4月フランス政府から寄贈返還された松方コレクションを基礎に発足。建物は、フランス人建築家ル・コルビュジエ(1887~1965)の設計です。企画展に行ったら、常設展も見ましょう。

その松方コレクションとは… 実業家(川崎造船所社長)松方幸次郎氏が、大正初期から昭和初期にかけて収集した美術品(主に印象派の絵画、ロダンの彫刻などフランス美術)のコレクションを言います。

収集のきっかけは、松方氏が1916年頃仕事でロンドンにいた時、オークションで絵画を購入したこと。また当時知り合ったのが、画家フランク・ブラングィン。彼の作品を始め、1000点以上も収集したそうです。

フランク・ブラングィン。知りませんでした。1867年ベルギー・ブルュージュ生まれ。1877年よりロンドンに住み、サウス・ケンジントンの美術学校で学び、1882年ウィリアム・モリスの工房で働いていました。1956年死去。

ブラングィンは美術館の設計図を書いていたそうです。結局それは果たされなかったわけですが、2人の関係の深さがわかりますね。国立西洋美術館は、昨年“開館50周年を迎え、改修工事も終了しました。

美術館開館50周年記念事業、春の展覧会はそのブラングィンです。「フランク・ブラングィン 伝説の英国人画家-松方コレクション誕生の物語」と題した展覧会は、彼の多彩な人物像を余すことなく紹介しています。

画家としては、ポスターになっている『りんご搾り』(1902)。版画家としては、『パリのポン・ヌフ、No.1』(1916)。グラフィック・デザイナーとしては、『グラフトン・ギャラリーズでの「アール・ヌーヴォー」展ポスター』(1899)

壁画装飾家としては、『ロックフェラーセンターの壁画≪道具の創造者であり自在に操る者としての人間≫』(1930~34年頃)。他にも建築・空間デザイナー、工芸デザイナーとしての作品など、注目作品が約120点!

彼を知らない方も、ご存知の方も充実の展覧会へ出かけましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まるで、絵画のような映画です。

2010-01-10 18:07:07 | 映画
映画大好きの私は、絵画も大好き!一番好きな画家は?と言われたら、やっぱり“カラヴァッジョ”と答えます。最初は絵そのものに惹き込まれたのですが、画家本人の人生を知るにつれ、もう~びっくり!ますます惹き込まれました。

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオは、1571年9月28日イタリア・ミラノ出身。1592年ローマに移り、画家として認められます。彼は激しい性格の持ち主で、外出には剣を持ち、酒場での喧嘩から逮捕されることもしばしば。

1606年35歳の時、決闘相手を殺してしまいローマから逃亡。ナポリに工房を作り、多くの作品を制作します。次にマルタ島に移ったカラヴァッジョですが、ここでも暴力事件を起こし投獄。しかも脱獄に成功します。なんという、波乱の人生。

シチリアへ逃げ、ナポリに戻る…。1610年ローマに残る知人たちのおかげで、恩赦を得たカラヴァッジョ。船に乗ってローマに帰る途中病に倒れ、トスカーナ地方ポルト・エルコーレで7月18日、死去。38歳でした。

バロック絵画の先駆者、巨匠と呼ばれたカラヴァッジョの作品は、その写実的な描写や光と闇の表現など見応え十分。そんなカラヴァッジョの映画と言えば、デレク・ジャーマン監督作「カラヴァッジョ」(86)があります。

ナイジェル・テリー、ショーン・ビーン、ティルダ・スウィントン、デクスター・フレッチャー出演。見ました?そしてアンジェロ・ロンゴーニ監督による、「カラヴァッジョ 天才画家の光と影」(07)が公開されます。

撮影は、「地獄の黙示録」(79)でオスカー受賞のヴィットリオ・ストラーロ。主演は、アレッシオ・ボーニ。映画の中で紹介されるカラヴァッジョの作品には、自画像と言われる『果物籠を持つ少年(果物売り)』(1593年頃)

『聖マタイの召命』(1600)、『ロレートの聖母(巡礼者の聖母)』(1604年頃)などなど。ちょうど“ボルゲーゼ美術館展”が上野の東京都美術館で開催され、カラヴァッジョの『洗礼者ヨハネ』(1609~10)が日本初公開。

展覧会での本物の絵画と映画。最高に待ち遠しいです!みなさんもぜひ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リンチ“親子”ワールドへ、ようこそ

2010-01-08 21:15:30 | 映画
デヴィッド・リンチを語ると長くなるので、大好きな監督だということで…。1946年1月20日モンタナ州ミズーリ出身。「イレイザーヘッド」(76)から「インランド・エンパイア」(06)まで、リンチワールドにハマると抜け出すことはできません!

娘のジェニファー・リンチ。映画ファンは、あの「ボクシング・ヘレナ」(93)で監督・脚本でデビューしたことを覚えているかも…。しかも主演は、TV「ツイン・ピークス」(90~91)のオードリー役のシェリリン・フェンでした。

交通事故に遭い、両足を失ったヘレナ(フェン)を部屋の中に閉じ込めた医師ニック(ジュリアン・サンズ)。ヘレナへの強い憧れを抱きつつ、拒否されるニックはとうとうヘレナの両腕までも切断してしまう…。すごい物語です。箱詰めヘレナ…。

リンチの娘、すご過ぎ。そんな監督2作目(脚本も)がようやく公開されます。なんと14年ぶりの新作なんです。「サベイランス」(08)、製作総指揮は、お父さんのデヴィッド・リンチ!これは期待せずにはいられません。

サンタ・フェの田舎町で起きている、凶悪な連続殺人事件。偶然の目撃者3人を保護している地方警察にやって来たのは、FBI捜査官のエリザベス・アンダーソン(ジュリア・オーモンド)とサム・ハラウェイ(ビル・プルマン)の2人。

目撃者は…同僚を目の前で殺され、自らも負傷した警察官ジャック(ケント・ハーパー)、彼氏を殺されたコカイン中毒の女性ボビー(ペル・ジェームズ)、家族を目の前で惨殺された8歳の少女ステファニー(ライアン・シンプキンス)。

エリザベスとサムは目撃者の取り調べを始めますが、ビデオカメラで監視される3人の証言は微妙な食い違いを見せます…。果たして二転三転する事件の本当の姿とは?2008年のカンヌ国際映画祭で、その衝撃的で残酷なラストを披露した本作。

世界中の評論家から、絶賛と非難の両方を浴びたという話を聞いても、なんなく納得。だって、リンチですもの。親子して“不条理”な世界を描いたら、絶品!?のはず。なんでも黒澤明監督の「羅生門」(50)をモチーフにしているそうな。

その他のキャストに、警官ジム・コンラッドにフレンチ・スチュワート。キャプテン・ビリングスに マイケル・アイアンサイド。ビル・プルは、「ロスト・ハイウェイ」(97)にも出てました。とっても楽しみ!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モリエールをご存知?

2010-01-06 20:30:55 | 映画
「PARIS」(08)でムーラン・ルージュの元ダンサー、ピエールを演じたロマン・デュリス。心臓病を患い余命わずかと宣告されたピエールが、タクシーからパリの空を見上げるラストシーンは、心に沁みました。当時のロマンは、34歳。

セドリック・クラピッシュ監督作の常連で、「青春シンドローム」(94)「猫が行方不明」(96)「パリの確率」(99)「スパニッシュ・アパートメント」(02)「ロシアン・ドールズ」(05)と、続けて出演。こんなに組んでいたんですね~。

ロマンは、1974年5月28日パリ生まれ。フランス映画をそんなにたくさん見ていなかった私は、見逃した作品がいっぱい。ジャン=ポール・サロメ監督作「ルパン」(04)のロマンは、颯爽とした怪盗(若かったけど…)ぶりでカッコよかったです。

最新作もコスチューム・プレイ!「モリエール、恋こそ喜劇」(07)の監督・脚本は、ロラン・ティラール。長編2作目だそう。さて、モリエールとは?本名をジャン=バティスト・ポクラン、1622年1月15日パリの裕福な家庭に生まれました。

主な作品は、喜劇『お嫁さんの学校』(1662)『ドン・ジュリアン』(1665)『人間嫌い』(1666)『守銭奴』(1668)など。1673年2月17日、自作『病は気から』(1673)のアルガン役を演じている時、吐血しその夜亡くなります。

映画は、1644年のパリが舞台。22歳の演劇青年モリエールは、仲間たちと“盛名座”を旗揚げします。しかし、劇団は経営難で破産の危機に…。債権者に訴えられたモリエールは、2度も投獄されてしまいます。

そのモリエールが、2度目の釈放時に忽然と姿を消してしまった事実。映画はこの空白の数ヶ月を描いています。果たして、伝記にも載っていないというモリエールの秘密とは?共演は、「PARIS」にも出演しているファブリス・ルキーニ。

「バルニーのちょっとした心配事」(00)「親密すぎるうちあけ話」(04)の名優ですね。他に「息子の部屋」(01)のラウラ・モランテ、「スイミング・プール」(03) のリュディヴィーヌ・サニエ 、「ダニエラという女」(05)のエドゥアール・ベール。

パリに戻ったモリエールと一座は、1658年10月ルイ14世の前で『恋こそ名医』を演じ、認められます。ロマン演じる、モリエールはどんなかな~?楽しみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怖いけど、見たい

2010-01-05 19:43:37 | 映画
マイブログには、たま~にウ~ンと怖い映画の紹介があります。実は私、怖い映画大好きなんですが友人はむちゃくちゃ苦手なようで、気が知れない…とよく言われます。スプラッタは苦手ですが、ゾゾッと鳥肌が立つような映画はす・き!

全米初登場第48位が、公開5週目に第1位。2009年9月25日~30日限定12館のレイトショー公開が、10月1日には33館、10月9日には159館、10月23日には1945館に拡大!製作費は、わずか1万5千ドル(約135万円)。

当然劇場拡大に伴い、興行収入1億ドル(約95億円)を突破!しかも159館上映の週末だけで790万ドルを獲得。全米200館以下の上映作品で、歴代第1位を記録!(2位は「プラトーン」(87)で、174館370万ドル)

そんな超話題作が、「パラノーマル・アクティビティ」(07)。ゲーム・デザイナーのオーレン・ペリが、監督・脚本を務めた自主製作作品。撮影場所は監督の自宅で、7日間で完成。パソコンで編集作業をしたそうです。

平凡な一軒家に暮らす若いカップル(ケイティー・フェザーストン/ミカ・スロート)。ある日、眠っている間に家の様子がいつもと変わっていることに気付きます。いったい自分たちの家に“何”が起こっているのか…?

その“何か”を確認するために、生活のすべてをビデオカメラで撮影することにします。悪霊に取りつかれているのではないか…2人の不安は衝撃の映像で明らかになります。果たして、何が映っているのか…。怖い、けど見たい!

有名なキャストが出ているわけでもないし、撮影期間や大金をかけた作品でなくても、これだけ人々を集めることができる!過去にもそんな作品はありました。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(99)とかね。あれも怖かった…。

本作は、スクリームフェスト・ホラー映画祭(07)やスラムダンス映画祭(08)などで上映。さらにスティーブン・スピルバーグが絶賛し、リメイク権を得たけどその完成度の高さにリメイクの必要なしとしたそうな。

しかし、予告編を見るとゾッ~とする!「フォース・カインド」(09)より怖い?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おいしいパンは、いかが?

2010-01-04 17:42:42 | 映画
メリル・ストリープは、オスカー常連の名女優。いまさらですが、いろいろな役柄を見事に演じ、映画ファンを楽しませてくれます。絶対期待を裏切らない。最近の作品だけを見ても…「今宵、フィッツジェラルド劇場で」(06)ではカントリー歌手のヨランダ。

「プラダを着た悪魔」(06)では、ファッション誌の編集長ミランダ・プリーストリー。「大いなる陰謀」(07)では、女性ジャーナリスト、ジャニーン・ロス記者、「ダウト~あるカトリック学校で~」(08)では、厳格なシスター・アロイシアス。

「マンマ・ミーア!」(08)では、大ヒットミュージカルの主人公ドナ。そして「ジュリー&ジュリア」(09)では、実在の料理研究家ジュリア・チャイルド。役によって、こんなに幅広い演技を見せてくれるストリープ。最新作も料理家を演じます。

でもパン屋さん。「恋するベーカリー」(09)の監督・製作・脚本は、「恋愛適齢期」(03)「ホリデイ」(06)のナンシー・マイヤーズ。共演は、2010年のアカデミー賞授賞式でW司会に決定した、スティーヴ・マーティンとアレック・ボールドウィン。

サンタバーバラ。ジェーン(ストリープ)は、3人の子供を育て上げた女性実業家。NYタイム誌で、全米No.1の評価を得た“パン・オ・ショコラ”が大人気のベーカリーを営んでいます。10年前、敏腕弁護士のジェイク(ボールドウィン)と離婚。

今ではシングルライフを楽しんでいましたが、何か満たされない…。そこで10年前からの夢、キッチンの増築を計画。やって来たのは建築家のアダム(マーティン)、彼も離婚経験者。2人は意気投合し、お互いの人生を語り合います。

ジェーンとジェイクの息子がNY大学を卒業する日。NYにやって来た2人は、偶然同じホテルに到着し、バーで鉢合わせ…。ジェイクに誘われ、ワインを飲み食事を楽しむジェーン。彼の浮気で離婚したジェーンでしたが、いつの間にか元に戻り…。

自立した50代の女性ジェーンは、見た目はしっかりしているようでも内面は淋しさと動揺を抱える悩める女性。きっと共感する人も多いはず。年はとっても、ますます素敵なマーティンとボールドウィンも楽しみ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スタハチは、不滅です。

2010-01-02 16:18:31 | DVD
毎年、大晦日は映画を見に行って夜はDVD。TVはどこも同じような内容でつまらないし…。当然、元旦も同様。定番は「めぐり逢い」(57)。最近では「ラブ・アクチュアリー」(03)がお気に入り。素敵な映画ですよね~。

昨年末は未見だった「スタスキー&ハッチ」(04)。実は私、かつてTVシリーズ「刑事スタスキー&ハッチ」(75~79)放映中に、TBS主催のファンクラブに入ってました。アメリカからファン誌もお取り寄せ。うふふ。

オリジナルをちょっと復習。日本では77年から放映。スタさんことディヴィッド・マイケル・スタスキーは、ポール・マイケル・グレイザー。ハッサンことケネス・ハッチンソンは、デヴィッド・ソウル。クマさんことハロルド・ドビー主任は、バーニー・ハミルトン。

そしてヒョロマツことハギー・ベアーは、アントニオ・ファーガスという配役。まるで長屋のオヤジの集まりのようなニックネームが、おかしくって夢中でした。それまでの刑事物と大きく違うのは、明るくカッコよくスタイリッシュなこと。

Gパンと革ジャン、スニーカー、スタジャン、それに赤と白のフォード・グラントリノ!シリーズの監督も務めたグレイザーは、俳優の他「バトルランナー」(87)や「アフリカン・ダンク」(93)など監督もしています。

ソウルは歌手でもあり、俳優として「レベッカへの鍵」(85 TVM)などでも活躍。で、リメイク版のスタスキーはベン・ステイラー!もう~そっくり!ハッチは当然、オーウェン・ウィルソン。ハギー・ベアーはスヌープ・ドッグ、主任はフレッド・ウィリアムソン。

監督はトッド・フィリップス。TVファンにはうれしい演出がいっぱいで、衣装も当時のまま。スタさんの白ニット・カーディガンは超うれし!ビーチを走る2人が着てたロゴ入りTシャツは、なんと!私も持ってます!(ファンクラブでね)わぉ!

オーウェンは、ソウルの77年ヒット曲『やすらぎの季節(Don't Give Up on Us)』をギターで弾き語りまで披露。わぉ!その他のキャストは、ヴィンス・ヴォーン、ジェイソン・ベイトマン、ジュリエット・ルイス、クリス・ペン。クレジットなしでウィル・フェレルも。

最大のプレゼントは、ラスト、ポール・マイケル・グレイザーとデヴィッド・ソウルがカメオ出演!ファン感涙の一瞬でした。特典映像も楽しめたし、なぜ未公開?ああ~楽しかった♪
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい人生をはじめたい!

2010-01-01 14:02:20 | 映画
あけましておめでとうございます。また、新しい年がやって来ました。2004年12月2日から始まったマイブログも6年目に。我ながらよく続いています。まっ、それも大好きな映画や舞台や絵画のことだから。

今年もタイトル通り、『だって見たいんだもん!』とばかり好きなことを書いていきます。どうぞよろしく。今年1番目は、昨年見た予告編で妙にときめいた作品。これが監督2作目となるジョエル・ホプキンス作「新しい人生のはじめかた」(08)。脚本も。

なぜときめいたかというと、主演が「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」(07)に続く、オスカー俳優ダスティン・ホフマンと、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(07)に続く、オスカー女優エマ・トンプソンの2人だから。

それぞれ、ホフマンは72歳(1937年8月8日ロス生まれ)、トンプソンは50歳(1959年4月15日ロンドン生まれ)。この2人が演じる本作は、年を重ね人生に希望を失くし、半ばあきらめてしまった大人たちに捧げる物語。

CM作曲家としてNYで暮らすハーヴェイ・シャイン(ホフマン)は、離婚後1人気ままな生活を送っていました。そんな時、イギリスで働く娘(リアン・バラバン)の結婚式に出席するため、ロンドンへ…。しかし宿泊先のホテルは最悪。

仕事を抱えるハーヴェイは、披露宴には出ずに帰国しようとしますがトラブルで仕事はクビに。しかも娘からは、バージンロードは義父と歩くと言われてしまいます。自分は必要とされていない…ハーヴェイは飛行機にも乗り遅れるのでした。

空港のバーでやけ酒を飲むハーヴェイ。そこで偶然、ケイト・ウォーカー(トンプソン)と出会います。彼女は空港の統計局で働く40代の未婚女性。婚期を逃し、自宅には年老いた過干渉の母マギー(アイリーン・アトキンス)がいます。

友人は良いお相手を…と紹介しますが、うまく行かずいつも孤独を感じるケイト。偶然出会ったハーヴェイとケイトは、夜明けまでロンドンの街で一緒に過ごすことに…。ハーヴェイ62歳、ケイト45歳、国も仕事も生活環境も性格も違う2人の行方は?

他にハーヴェイの元妻ジーンにキャシー・ベイカー(この人、大好き!)、ジーンの現夫ブライアンにジェームズ・ブローリン、ハーヴェイの上司マービンにリチャード・シフ(彼も!)。新しい人生をはじめたい!だから見ます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする