アンジー、監督２作目

近年、女優以外に脚本、製作、監督業にも活躍しているアンジェリーナ・ジョリー。「真夜中のカーボーイ」（６９）などのジョン・ヴォイトを父に、１９７５年６月４日ロサンゼルスで生まれます。

リー・ストラスバーグの演劇学校アクターズ・スタジオに通い、モデルとして活躍しながら映画へ。フィリップ・ノイス監督「ボーン・コレクター」（９９）、マイク・ニューウェル監督…

「狂っちゃいないぜ」（９９）、ジェームズ・マンゴールド監督「１７歳のカルテ」（９９）、サイモン・ウェスト監督「トゥームレイダー」（０１）など、瞬く間に人気女優になります。

ジョニー・リー・ミラー、ビリー・ボブ・ソーントン、そしてダグ・リーマン監督「Ｍｒ.＆Ｍｒｓ. スミス」（０５）で共演した現在の夫ブラッド・ピットと、３回の結婚をしています。

そんな私生活も世界的に有名なアンジーですが、「最愛の大地」（１１）では脚本、製作、初監督を。ロバート・ストロンバーグ監督「マレフィセント」（１４）では、製作総指揮と主演を。

そして最新作「不屈の男 アンブロークン」（１４）では、再び、製作と監督をしています。「シービスケット」（０３）の原作者ローラ・ヒレンブランドのノンフィクション小説が原作。

なにより本作の脚本を、ジョエル＆イーサン・コーエンが書いていること。スピルバーグ監督「ブリッジ・オブ・スパイ」（１５）も見事でした。本作は、実在のあるアスリートの物語。

イタリア移民の子だったルイ・ザンペリーニ（ジャック・オコンネル）は、１９３６年のベルリン・オリンピック５０００ｍ走に出場します。驚異的な記録を出したルイは、一躍ヒーローに！

やがて第２次世界大戦が始まり、空軍爆撃手に志願するルイ。１９４３年４月、ルイを乗せた爆撃機が海に不時着、４７日間漂流します。そして日本軍の捕虜となってしまうのでした。

捕虜収容所では、渡辺伍長（ＭＩＹＡＶＩ）から執拗な虐待を受けることに…。１９９８年長野オリンピックで、聖火ランナーとして日本を再訪したルイ。果たして、彼の人生とは？

第８８回アカデミー賞の行方は？

今年は第８８回。そう、アカデミー賞です。授賞式は、２月２８日（現地時間）ハリウッドのドルビー・シアターで開催されます。ポスターでわかるように今年の司会は、クリス・ロック。

彼、第７７回（２００５年）にも司会を務め、これで２回目。スタンダップ・コメディアンとして下積みし、トニー・スコット監督「ビバリーヒルズ・コップ２」（８７）でデビューします。

最近は未公開作もありますが、アニメ「マダガスカル」（０５、０８、１２）シリーズの縞馬マーティ役の声でもお馴染み。では１月１４日に発表されたノミネート作品などをメモしましょ。

作品賞…１．『マネー・ショート 華麗なる大逆転』２．「ブリッジ・オブ・スパイ」３．『ブルックリン』４．「マッドマックス 怒りのデス・ロード」５．『オデッセイ』６．『レヴェナント 蘇えりし者』７．『ルーム』８．『スポットライト 世紀のスクープ』

監督賞…１．アダム・マッケイ『マネー・ショート 華麗なる大逆転』２．ジョージ・ミラー「マッドマックス 怒りのデス・ロード」３．アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ『レヴェナント 蘇えりし者』４．レニー・アブラハムソン『ルーム』５．トム・マッカーシー『スポットライト 世紀のスクープ』

主演男優賞…１．ブライアン・クランストン『トランボ（原題）』２．レオナルド・ディカプリオ『レヴェナント 蘇えりし者』３．マイケル・ファスベンダー『スティーブ・ジョブズ』４．エディ・レッドメイン『リリーのすべて』５．マット・デイモン『オデッセイ』

主演女優賞…１．ケイト・ブランシェット『キャロル』２．ジェニファー・ローレンス『ジョイ（原題）』３．シャーロット・ランプリング『さざなみ』４．ブリー・ラーソン『ルーム』５．シアーシャ・ローナン『ブルックリン』

助演男優賞…１．マーク・ライランス「ブリッジ・オブ・スパイ」２．シルベスター・スタローン「クリード チャンプを継ぐ男」３．クリスチャン・ベール『マネー・ショート 華麗なる大逆転』４．マーク・ラファロ『スポットライト 世紀のスクープ』５．トム・ハーディ『レヴェナント 蘇えりし者』

助演女優賞…１．ルーニー・マーラ『キャロル』２．レイチェル・マクアダムス『スポットライト 世紀のスクープ』３．ジェニファー・ジェイソン・リー『ヘイトフル・エイト』４．アリシア・ビカンダー『リリーのすべて』５．ケイト・ウィンスレット『スティーブ・ジョブズ』

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督『レヴェナント』は１２部門、ジョージ・ミラー監督「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は１０部門ノミネート。ライランス、良かったですよね。

ＣＧは使っていません。

ジョン・ミリアス監督「若き勇者たち」（８４）、エミール・アルドリーノ監督「ダーティ・ダンシング」（８７）、ローディー・ヘリントン監督「ロードハウス／孤独の街」（８９）、ジェリー・ザッカー監督…

「ゴースト／ニューヨークの幻」（９０）と言えば、パトリック・スウェイジ。彼の代表作の１本、それはキャスリン・ビグロー監督「ハートブルー」（９１）でしょう。古いなぁ～。

キアヌ・リーヴス主演で、彼は新人ＦＢＩのジョニー・ユタ役。カリフォルニアのベニス・ビーチで続発する銀行強盗の容疑者が、スウェイジ扮するサーファーのボーディでした。

ブロンドで長髪のサーファーカット。見た目から惹かれてしまう上、追う者と追われる者の兄弟愛のような友情。これが今も人気の穂密です。しかし、２００９年９月１４日…

パトリック・スウェイジは、すい臓がんで亡くなります。５７歳でした。ビーバン・キドロン監督「３人のエンジェル」（９５）も大好きでした。それはともかく、あれから２４年。

「ハートブルー」が、リメイクされました。「ペイバック」（９９）や「ワイルド・スピード」（０１）などの撮影監督、エリクソン・コア監督２作目「Ｘ－ミッション」（１５）です。

ＦＢＩ捜査官ジョニー・ユタ（ルーク・ブレイシー）は、かつてアスリートでした。ジョニーは、ある犯罪集団への潜入捜査を命じられます。それはエクストリームスポーツのカリスマ…

ボーディ（エドガー・ラミレス）が中心となっているアスリート犯罪集団でした。彼らは天才的なスポーツ・スキルを駆使し、前代未聞の方法で犯罪を繰り返していたのです。

しかし、ユタは彼らと危険な行動を共にするうち、ボーディに対し信頼と友情を抱くようになっていくのでした。果たして、ユタは彼らを捕えることができるのでしょうか？

ここで紹介されるスポーツとは、サーフィン、ウィングスーツ・フライング、スノーボード、フリー・ロッククライミング、モトクロスなど。本物のアスリートがスタントします！

SSペンドルトン号の救出劇とは？

オーストラリア出身の映画監督、クレイグ・ギレスピー。１９６７年９月１日シドニー生まれなので、４８歳。１９歳でＮＹへ移ったとか。１５年間広告業界で働いた後、映画の世界へ。

ライアン・ゴズリング主演「ラースと、その彼女」（０７）で監督デビューし、ビリー・ボブ・ソーントン主演「Ｍｒ.ウッドコック 史上最悪の体育教師」（０７未）、トム・ホランド監督…

クリス・サランドン主演「フライトナイト」（８５）をリメイクした「フライトナイト／恐怖の夜」（１１）、そしてジョン・ハム主演「ミリオンダラー・アーム」（１４）と続きます。

この作品、野球を知らないインドでメジャーリーガーを探す、アメリカ人スポーツ・エージェントの実話。ジョン・ハムの爽やかさもあって、とっても楽しめました。未見の方はぜひ。

ちなみに「フライトナイト」と「ミリオンダラー・アーム」の製作会社は、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ。最新作もディズニー映画。原作はケーシー・シャーマン＆マイケル・Ｊ・トーギアスが…

１０年前に発表したノンフィクション小説です。それがパニック・アクション大作「ザ・ブリザード」（１６）。１９５２年２月１８日未明、実際に起きた事件を基にしています。

巨大タンカーが真冬の北大西洋を航行中、史上最大級のブリザードに遭遇。風速４０ｍの雨と雪交じりの強風、最大２０ｍを超える高波。タンカーはあっという間に真っ二つに割れ…

船長と船首部分は沈没してしまいます。船尾には３２名の生存者がいて、機関士のサイバード（ケイシー・アフレック）は残された船員を励まします。一方、救出命令を受けたのは…

沿岸警備隊隊長のバーニー・ウェーバー（クリス・パイン）。彼は過去のトラウマを抱えながら、隊員３名と出港を決意。しかし、小型救助艇の定員は１２名。果たして４人と３２名の運命は？

共演はエリック・バナ、ベン・フォスター、ジョン・オーティス。アメリカ沿岸警備隊“コーストガード”史上最も偉大で、最も不可能な救出ミッションをぜひとも見届けましょう！

ボッティチェッリの大回顧展です。

新しい年が始まり、２週間が過ぎました。相変わらず、お休みには映画を見に出かけています。そんな中、春、桜の季節にぜひともお勧めの展覧会のご紹介です。

場所は東京の桜の名所、上野の森にある“東京都美術館”。４月３日まで開催される「ボッティチェリ展」は、桜の花見がてらぜひともお出かけしましょう。

イタリア、フィレンツェ出身（１４４４年？４５年？３月１日）のサンドロ・ボッティチェッリ。初期ルネサンスのフィレンツェ派代表的画家で、フィリッポ・リッピの元で学びます。

そしてメディチ家の保護を受け、宗教画、神話画などの傑作を残したボッティチェッリ。なんと言っても、ウフィツィ美術館所蔵『プリマヴェーラ』（１４７７～７８年頃）と、

『ヴィーナスの誕生』（１４８５年頃）が有名ですね。今回の展覧会は、日伊国交樹立１５０周年を記念する企画として、イタリア政府の全面的な協力のもと実現しました。

フィレンツェを中心に世界中から、ボッティチェリの作品が２０点以上来日。絵画ファンはもちろん、ボッティチェッリの名前を聞いたことがある人は、絶対見なくてはなりません！

では、来日する作品は…ポスターになった『聖母子（書物の聖母）』（１４８２年／３５歳頃）、『ラーマ家の東方三博士の礼拝』（１４７５年／３０歳頃）、『美しきシモネッタの肖像』…

（１４８０年／３５歳頃）の他、『バラ園の聖母』、『女性の肖像』、『書斎の聖アウグスティヌス（聖アウグスティヌスに訪れた幻視）』、『ホロフェルネスの頭部を持つユディト』…

『磔刑のキリスト』、『パリスの審判』、『聖ヒエロニムスの聖体拝領』、『オリーヴ園の祈り』、『聖母子と４人の天使（バラの聖母）』。さらにフィリッポ・リッピ作『聖母子』…

『幼児キリストを礼拝する聖母』も。１５１０年５月１７日、６５歳（６６歳？）のボッティチェッリは、フィレンツェで亡くなります。『書籍の聖母』は、初来日。必見です。

モンスター・ホテルに泊まりに行こう！２

アダム・サンドラー、好きな人？ハ～イ、大好きです。１７歳でスタンダップ・コメディアンとしてスタート。やがて人気ＴＶ番組「サタデー・ナイト・ライブ」に参加。１９９１年から５年間、レギュラー出演。

同番組ではライターとして、シンガーとしても才能を発揮。映画にはスティーヴ・バロン監督「コーンヘッズ」（９３）、マイケル・レーマン監督「ハードロック・ハイジャック」（９４）に出演。

本国アメリカでは大人気のサンドラーですが、日本では未公開作品も多く、もう一歩というところ。ファンもいるんですけど。それに彼ほど若い頃と容姿が変わった人も、いないかも。

最近では、トム・マッカーシー監督「靴職人と魔法のミシン」（１４）、クリス・コロンバス監督「ピクセル」（１５）が公開され、サンドラーも多くの人に認識されたかも。

それはともかく、脚本も製作も製作総指揮もこなすサンドラー。アニメの声の出演もしています。それがソニー・ピクチャーズ・アニメーション製作、ゲンディ・タルタコフスキー監督…

「モンスター・ホテル」（１２）の主役、ドラキュラでした。この作品でサンドラーは、製作総指揮の1人。ドラキュラが故郷トランシルバニアに作ったのが、モンスター・ホテル。

物語は、ドラキュラの娘メイヴィスの１８歳の誕生日を祝おうと世界中からモンスターがやって来ます。そこへ人間の若者ジョナサンが迷い込んで…というお話。あれから３年。

続編です！タルタコフスキー監督「モンスター・ホテル２」（１５）が公開です。今回サンドラーは、脚本と製作総指揮を担当。モンスター・ホテルで出会ったドラキュラの娘…

メイヴィス（声：セレーナ・ゴメス）と、ジョナサン（声：アンディ・サムバーグ）は、いよいよ結婚することに。２人には息子のデニスが誕生し、ドラキュラ（声：アダム・サンドラー）も大喜び。

そして５歳の誕生日。ドラキュラの父ヴラッド（声：メル・ブルックス）がやって来たから、さぁ大変！果たして？メル・ブルックス８９歳。さすがサンドラー、よくぞ呼びました！

デンマークのコールドケース

初めにちょっと反省。マイブログで２年前の１２月に書いた「特捜部Ｑ 檻の中の女」（１３）。実は劇場で見ることができず、ＤＶＤソフトは今年２月３日発売で未見なのです。

ユッシ・エーズラ・オールスンの小説『特捜部Ｑ』シリーズは全５作あり、他に“キジ殺し” “Ｐからのメッセージ” “カルテ番号６４” “知りすぎたマルコ”が控えています。

スウェーデン映画「ドラゴン・タトゥーの女」の脚本家ニコライ・アーセルが脚本を書き、それだけでも作品への期待が高まりました。そしていよいよ、続編がやって来ます！

前作同様、ニコライ・アーセル＆ラスマス・ヘイスターバング脚本、ミケル・ノルガード監督「特捜部Ｑ キジ殺し」（１４）です。コペンハーゲン警察署の地下にあるのが、“特捜部Ｑ”。

それは、警察署内で仲間外れの署員を送り込む左遷部署でした。配属されたのは、捜査をし過ぎるカール・マーク（ニコライ・リー・コス）と、アラブ系のアサド（ファレス・ファレス）。

そして特捜部Ｑは、未解決事件捜査班としてスタートしたのです。ある日、カールのデスクに２０年前に終了したはずの“双子惨殺事件”のファイルが置かれていました。

１９９４年、双子の兄弟が夏の別荘地で無残にも殺害されます。犯人は早々に逮捕。初動捜査では、名門寄宿舎学校の生徒たちの関与を匂わす情報もあったのですが…。

カールとアサドは、再捜査を開始します。そして事件当時、重要情報を握っていると思わる少女キミーが、失踪していた事実にたどり着きます。すぐにキミーの行方を追う２人。

しかし、彼女を探し続けている人物は他にもいたのです！果たして、事件の真実は？なお、特捜部Ｑには秘書が加わり、現在３人。アサドを演じるファレス・ファレスは…

１９７３年４月２９日レバノン、ベイルート出身。本作で、デンマークの“ロベルト賞”の助演男優賞受賞。「チャイルド４４ 森に消えた子供たち」（１４）などにも出演。ぜひ見ましょ。

国際結婚のお相手は？

２０１４年、フランス映画界で興行収入ＮＯ．１を記録し大ヒットした作品が、フィリップ・ドゥ・ショーヴロン監督「最高の花婿」（１４）です。監督は、１９６５年１１月１５日パリ出身。

なんでも代々続く貴族の家柄なんだそうです。１９９５年、脚本家としてデビュー。何本かの作品を監督した後、脚本も書いた本作で リュミエール賞のオリジナル脚本賞を受賞！

美しい自然が広がる、フランスのロワール地方の町シノン。クロード（クリスチャン・クラヴィエ）とマリー（シャンタル・ロビー）ヴェルヌイユ夫妻は、信心深いカトリック教徒でした。

しかし４人の娘のうち、３人までが国際結婚。長女イザベル（フレデリック・ベル）の夫ラシッド（メディ・サドゥアン）は、ユダヤ人。次女オデイル（ジュリア・ピアトン）の…

夫ダヴィド（アリ・アビタン）は、アラブ人。三女セゴレーヌ（エミリー・カーン）の夫シャオ・リン（フレデリック・チョウ）は、中国人。おかげでヴェルヌイユ夫妻は、様々な宗教儀式から…

食事のルールまで、異文化への驚きと気遣いに疲れ果てていました。カトリック教会での結婚式が見たい！こうなったら、残る４人目の娘に期待するしかない！

ある日、その末娘四女ロール（エロディー・フォンタン）がカトリック教徒と婚約したのです。大喜びの夫妻の前に現れたのは、コートジボワール出身の黒人青年シャルル（ヌーム・ディアアワラ）。

しかし、彼の父親（パスカル・ンゾンジ）はフランス人嫌いで、結婚に大反対！果たして、この結婚の行方は？他にシャルルの母にサマリタ・カマテ、妹にタチアナ・ロホ共演。

なにしろ、フランス人の５人に１人がこの映画を見たという本作。口コミで１３００万人突破は、すごいです。コートジボワールは、西アフリカの共和国。日本では“象牙海岸”で…

知られていました。１９６０年８月フランスより独立し、公用語はフランス語。しかし娘たちのお相手がユダヤ人、アラブ人、中国人、コートジボワール人とは。お察しします。

プレゼンテーションの前に…

マイケル・ファスベンダー、好きです。始めて意識したのは、エリザベス・テイラー原作、フランソワ・オゾン監督、ロモーラ・ガライ主演「エンジェル」（０７）でした。この作品、お勧めです。

１９７７年４月２日ドイツのハイデルベルク出身で、ドイツ人の父と北アイルランド出身の母の間に生まれ、アイルランドで育ったそうです。ＴＶシリーズ「バンド・オブ・ブラザース」（０１）や…

ザック・スナイダー監督「３００」（０７）にも出ていますが、２０１４年３月にようやく公開された、スティーヴ・マックィーン監督の「ＨＵＮＧＥＲ／ハンガー」（０８）や…

「ＳＨＡＭＥ シェイム」（１１）はファスベンダーを知る意味でも、お気に入り。デヴィッド・クローネンバーグ監督「危険なメソッド」（１１）、リドリー・スコット監督「プロメテウス」（１２）と…

「悪の法則」（１３）、レニー・アブラハムソン監督「ＦＲＡＮＫ フランク」（１４）は、メジャーになったファスベンダーらしい作品たち。その意味、「Ｘ-ＭＥＮ」（１１、１４）シリーズの…

マグニートー役は、個人的には異色の配役と思っています。現在３８歳のファスベンダー、最新作はダニー・ボイル監督「スティーブ・ジョブズ」（１５）です。

本作は、ウォルター・アイザックソンのベストセラーが原案。スティーブ・ジョブズとその家族、関係者への約３年にわたるインタビューなどをまとめたものだそうです。

１９８４年、クパチーノにおけるアップルの新製品“Ｍａｃｉｎｔｏｓｈ”発表会の本番４０分前。ジョブズ（マイケル・ファスベンダー）のイライラに振り回される部下たち。

さらに１９８８年サンフランシスコ、オペラハウスにおける“ＮｅＸＴ Ｃｕｂｅ”の発表会。１９９８年のサンフランシスコ、シンフォニーホールにおける“ｉＭａｃ”発表会。

果たして、これらの新製品発表会の行方は？ケイト・ウィンスレット、セス・ローゲン、ジェフ・ダニエルズ共演。アシュトン・カッチャー主演「スティーブ・ジョブズ」（１３）と合わせて、どうぞ。

「ＭＩ－５英国諜報部」 完全オリジナル劇場映画

ちょっと古いお話から。日本でも上演されたピーター・シェイファーの戯曲『エクウス』。劇団四季の舞台を何度も見ました。映画化されたのが、シドニー・ルメット監督「エクウス」（７７）。

出演者は、リチャード・バートンとピーター・ファース。トーマス・ハーディ原作、ロマン・ポランスキー監督、ナスターシャ・キンスキー主演「テス」（７９）の共演は、ピーター・ファース。

そう、今日の主役はピーター・ファース。懐かしいです。他にもジャック・ゴールド監督、マルコム・マクダウェル主演「スカイエース」（７６）や、クリス・バーナード監督、アルフレッド・モリナ主演…

「リヴァプールから手紙」（８５）などがあります。その後も多くの作品に出演し、フィリップ・マーティン監督のＴＶＭ「ホーキング(」（０４）では、ベネディクト・カンバーバッチと共演。

そんなピーター・ファースがＴＶシリーズに初主演したのが、ＢＢＣの「ＭＩー５ 英国機密諜報部」（０２～１１）です。クリエーターは、デヴィッド・ウォルステンクロフト。

彼、マイケル・ケイトン＝ジョーンズ監督「ルワンダの涙」（０５）の脚本も書いています。シーズン１０まで続いた作品が、映画に。「未体験ゾーンの映画たち ２０１６」で上映される…

「ＳＰＯＯＫＳ スプークス ＭＩー５」（１５）です。公式ＨＰはありません。“ＳＰＯＯＫＳ”は、ＴＶ版の原題ですね。とは言え、ＴＶシリーズは未見。ところで“ＭＩー５”とは…

イギリスの保安局で“軍情報部第５課”のこと。米国ＣＩＡから国際指名手配されたテロリスト、アデム・カシム（エリス・ガベス）。ＭＩー５が護送中、武装集団の襲撃を受けます。

市街地での銃撃戦を避けるため、責任者ハリー・ピアース（ピーター・ファース）は彼を釈放。そのため、ハリーは解任されてしまいます。ＭＩー５はかつて所属していたエージェントの…

ウィル（キット・ハリントン）を呼び戻し、カシム追跡を命じます。彼は密かにハリーと合流し、カシム逃走の真実を追うのです。果たして？ＴＶシリーズが見たくなります。