三年越しの
坐骨神経痛のうえに、
顎関節症という
やっかいなものまで
しょいこんじまって
往生している。
ゆるゆるの
5本前歯ブリッジのせいとは思うが、
なにせ、それが自然に外れるまでは
作り替えしない方がいいと
歯科医から言われてるので
取るわけにもいかない。
いまんとこ、
幸いにしてアゴの痛みはないが、
大きく口が開けれず、
食事のたびに
ガコン・カコンと音がして
不愉快極まりない。
上前歯は5本がユルユルで、
奥歯は知覚過敏でシミシミ・・・
なので、食べることが容易じゃなく、
なんだか・・・喰えなくなったら、
もう、生き物として
終わりやんなぁ・・・と、
寂しく思った。
これが、老いる・・・
という事なのである。
ほんでも、
YouTubeの矯正法を見て、
アゴ周りをマッサージしたり、
メンソール軟膏を塗って
なんとか凌いでいる。
*
4階にあるK中の
カウンセリング室に、
家にあった金光教の御神紋を
持ち込んで、デスク正面に備えた。
ヒノキ材にレーザーで
彫られたもので、
鼻を近づけるといい香りがする。
今朝の朝刊では、
亡くなった稲盛さんの
語録が載っていたが、
「還暦を過ぎたら、
死の国へ旅立つのに
たしかな信仰が要ると思って
得度した・・・」
とあり、我が意を得たような気がした。
そう。
人間は、自ずと生まれ、
自ずと死すのである。
これを不条理と捉え、
勝手に生まれさせられて、
勝手に死なされる・・・
と言う哲学者もいる。
いずれにせよ、
「死」という未知なるものへ
身を委ねるには、
信ずるに値する「絶対的」なものに
身を任せるよりない。
それは○○教でなくも、
愛する人でもいい。
この歳になって、
初孫ができて、
彼の為なら死んでもいい、
という気になった。
*
お盆に墓参して、
墓石の家紋を見て、
以前に調べた事を忘れたので、
また、ウィキってみた。
「四菱」は、
清和源氏の流れで、
平安時代には
公家の装束に用いられた
有職文様のひとつ。
そして、「佐々木」姓は、
宇多天皇の第8皇子の
敦実親王の流れをくむ
宇多源氏、源成頼の孫の
佐々木経方を祖とする一族。
近江国・蒲生郡・佐々木荘が発祥。
軍事貴族として繁栄し、
源平合戦で活躍し
全国に勢力を広げた。
*
毎日、1曲をアップしている
Facebookの『リュート・マラソン』で
マウロ・ジュリアーニの
『華麗なるソナタ』を弾いてみた。
ジュリアーニは
ナポリ出身でウィーンに在住し、
ベートーヴェンの『第七交響曲』の
初演では、オケでチェロを弾いていた、
という逸話がある。
なので、
この単楽章ソナタも、
どこか、ベートーヴェンの
ピアノ・ソナタのような風合いがある。