きのうは
ちょっとの晴れ間を惜しんで、
久しぶりに散歩&
ツタヤ・ブラウジングに
行ってきた。
レンタル・コミックの
コーナーを一通り見たあと、
中古外盤コーナーで
目ぼしいものを物色した。
以前から目を付けていた
ソレールの『チェンバロ・ソナタ』を
買おうと思っていたが、
先に変われてしまっていて
もうなくなっていた。
代わりに、
ワンコインで
グレゴリオ聖歌の
『聖夜』と
テレマンの『コンセルティ』を
買ってみた。
ついでに、
250円になっていた
ハイドンの編曲した
『スコットランド歌曲集』
という変わり種も買ってみた。
⁂
今は、
ネットからのダウンロードが
主流の時代だが、
一方ではLPやカセットという
昭和の音楽媒体も
密かに人気を集めているという。
CDは
まだまだ現役で流通してるが、
「データ/情報」ではなく
「現物」として手元に残るのは
よいとしても、どんどん増えて
嵩張るのは如何ともし難い。
カミさんが
テニス仲間の"&さん"から
自宅で栽培している
レモンを頂いてきた。
無農薬のはずなので、
これはレモンピールを
創るのに、よさそうである。
ジュースは
テキーラとカクテライズして、
『リモンチェッロ』に
仕立てようかと思う。
きのうの夜、
ソーちゃんの特番が
NHKで放映された。
今年のハイライトである
トヨピーとの
14番200時間の攻防をめぐる
ドキュメントで
面白かった。
なかでも、
竜王戦第4局目の終盤、
トヨピーの2時間49分の
持ち時間に対して
ソーちゃん9分という
切迫した状況があったが、
それでも、トヨピーは
「時間攻め」なぞという
姑息な手段は講じなかった。
それどころか、
難局に際して、
99分もの大長考をしたが、
なんと、その相手側の時間を使って
ソーちゃんがすでに
「勝ち筋」を発見したというから、
今となって知る
盤外の驚きであった。
そして、
トヨピーもさすがの
かつて「名人/竜王」位だけあって、
詰み筋に入ってしまったあと、
十手先もの詰みを見越して、
「藤井さんなら
9分あれば絶対に間違わない」
という長らく対局してきた
信用でもって潔く投了した。
そのような
棋士として清廉潔白な態度を
ソーちゃんは
今季のタイトル戦で
トヨピーから学んだ
と語っていた。
将棋の盤面の
9×9のマス目では、
「10⁶⁰」通りの局面がある
とのことで、
それは、この宇宙の終焉である
「10³³」年後をさらに上回る
膨大な数で驚いた。
ソーちゃんは、
それらの宇宙を
可能な限り見てみたい、
という願望を持っている。
谷川九段はじめ
羽生永世七冠らは、
このふたりが
最新にして最先端の
「将棋の宇宙」を
我々に見せてくれるに違いない、
と語っていた。
⁂
新年1月の9日から、
渡辺名人との王将戦が始まる。
名人には、
これまでタイトル戦で
二度勝っており、
最強のトヨピーを倒した
今のソーちゃんには
まったく隙がない。
「五冠」は
9割5分の確率で
成就するだろう。
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