『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

将棋の渡辺くん

2020-10-03 07:40:00 | 藤井 聡太
きのうは
Y中の図書館から
『将棋の渡辺くん』を
借りてきて面白く読んだ。

あの渡辺三冠の奥さんが
漫画家なので、
自分の夫を茶化して描いた
異色の生活暴露本だが、
すべての棋士が実名で登場する。




棋聖を奪取された後の最新作は
まだコミック化されていないが、
先日の『ソータ特集』にも
その一部が登場した。

三冠は棋士には珍しく
ブログもやっていて、
そこでも棋戦後の感想などを
読むことはできるが、
漫画の中で奥さんに語る
正直な様子が面白かった。




特集番組の中で、
ある棋士が
「まるでピカソの絵のようだ」
と喩えたのに
なるほどと思った。

キュービズムのピカソの絵は、
正面顔と横顔が
一つの画面に同居する。

二次元の迷路に入った人は、
出口に至るまでには
試行錯誤を
繰り返さなくてはならないが、
三次元の上空のドローンからなら
一目でその最短路が判明する。

いわゆる、
バーズアイ・ヴュー
(鳥観図)的視点というのは
一次元上位なのである。

ソータは幼少時に
立体パズルの「キュボロ」に
夢中になって遊んでいて、
それにより三次元迷路の
最短通過法を会得したのだろう。

そして、
「指し将棋」よりも
「詰将棋」の方が好き
と公言するほどで、
対局直前までリラックスするのに
詰将棋を解いているという。

詰将棋選手権「五連覇」の
チャンピオンでもあるから、
二次元における将棋パズルも
世界一レベルなのである。

ハイレベルの
3D空間認知と2D平面認知が
脳内でインテグレート(統合)
されているのだから、
その読みは常人よりも
超速であるのも首肯できる。

もう一つの異名でもある
「AI越え」という代名詞からは、
ソータが直感的に
瞬時に見えた手が
AIが6億手読んで「最善」と
後追いするように証明したように、
人間の「直感」の鋭さ、
正確さというものを
再考させてくれた
心理学的エピソードである。

ただし、
それは膨大な
経験値という「分母」が
出来ていることで導かれ、
その精度も増すのだろう。







久しぶりに、
チープなプラ製の
アフタヌーン・ティー用の
三段プレートを出して
プチ・ディナーの点景とした。

たまには、
目先を変えて
いつもの食卓に
3D視線も導入している(笑)。

そのうち、
シュラスコのように
長ーい金串に
BBQみたいに肉や野菜を刺して
おっ立ててみようかしらんと
目論んでいる(笑)。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« こころに月を見る | トップ | マスクとオシャレ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

藤井 聡太」カテゴリの最新記事