『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

城山花見

2015-04-09 10:23:00 | 風景
毎年、
「おひとりさま観桜会」の
恒例コースに入っている城山に
出かけてみた。

三十代の教員時代には、
新学期の担任業務で、
てんてこ舞いの忙しい時季だが、
非常勤カウンセラーの
“半隠遁”の身になってからは、
春休みも長く、平日に
ひとり花見できる余裕を得た。




下界から臨むと
中国の古寺のような
景観を見せている櫓は、
歴史的建造物でも何でもない
ナンチャッテのハリボテ展望台だが、
それでも福島盆地を一望できる。

弁天山の頂上も
薄っすらと桜色に染まっているので、
今日は、そちらを攻略しようかと思う。




城山は古木・巨木の桜が多く、
その幹の枝折れ跡から
可愛い小さな花を
咲かせているのを見るのが
楽しみの一つである。





桜の下には
つくしん坊の群生があった。

この春、
初めて観た
土筆である。

脳内に、
練習のベストは「つくし」た、
…という駄洒落が浮かんだ。

そして、
私淑する歌人・碧水先生の
歌が口から出た。

  春風に似たるこころを持ちたしと
   吹く春風に
    吹かれつつ思ふ



城山は椿も見事で、
紅白の揃い踏みは、
なかなか春を寿ぐようで
目出度い気分にさせてくれる。



レッサーパンダのような
とぼけた顔をした野良猫も
「おひとりさま花見」をしていた。

ネコといっしょに
平日にノンビリと花見をしたり、
日曜日にはリサイタルをやるなんて、
なんだか世間からズレているような、
野良人のような気分が
しないでもない。

(´~`;) ウ~ン  
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