きのうは
オフ日で、誕生日だったので、
福高後輩のシェフのフレンチで
「ひとりデジュネ」を
“誕プレ”として、頂いてきた。
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アミューズは、
"Pinchos au jambon maison et au navet rouge"
「自家製ハムと赤カブのピンチョス」
自家製ロースハムは
塩加減のほど良い、
香り豊かな一品だった。
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オードヴル一品目は、
"Mousse de carottes avec gelée de consommé"
「ニンジンのムース コンソメジュレ」
これは、
初回にも頂いたが、
その繊細で
深味のある味は
スペシャリティに相応しい
立派なオードヴルである。
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オードヴル二品目は、
"Rouleaux d'anguille au riz sauvage et riz japonais, sauce au curry"
「ワイルドライスと日本米の鰻巻き カレーソース」
ひと目、アナゴかと思いきや、
ウナギとのことだった。
フレンチで鰻は珍しいが、
赤ワインでの煮込みや、
グリルやコンフィ、
パイ包みなどがあるそうである。
お米とカレーの相性は
言わずもがなだが・・・(笑)
鰻とカレーのマリアージュは
初めてで、これはこれで、
インパクトがあった。
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ポワソンは、
"Poêlé de poisson blanc Amadai, accompagné de nouilles"
「白アマダイのポワレ ヌイユ添え」
皮目をパリリと
身肉をシットリと火入れされた
白アマダイは、
高級素材でもあり、
それに相応しく
品のある味わいだった。
付け合わせのヌイユ(麺)は、
卵と小麦粉で作った生地を
湯に落として作る
「スパッツル(Spätzle)」
と呼ばれるもので、
主にアルザス地方や
ドイツと接する地域で
親しまれているという。
チーズと混ぜて
「カセクネプフラ」
(アルザス風チーズスパッツル)
としても供される。
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ヴィアンドは、
"Rôti d'agneau de lait français, sauce Madère"
「フランス産仔羊のロティ マデラソース」
オニオン・グルロ(小玉葱/oignons grelots)
とモリーユ茸のソテーと
パタット・ドゥース(甘藷/patate douce)
のガトー仕立て(ケーキ風)が
添えられ、マデラ酒の芳香漂う
濃厚ソースが敷かれている。
仔羊は「アニョー・ド・レ」
(乳飲み仔羊)で、
淡い味わいであった。
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デセールは、
"glace au fromage"
「チーズのアイスクリーム」
生クリーム、
クリームチーズ、
コワントロー(オレンジリキュール)
ジュ・ド・シトロン(レモン汁)
などで出来立てを供された。
この組み合わせだと、
ヨーグルトのような風味になる。
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ミニャルディーズは、
ピールやプチ・ビスキュイである。
「種類が増えましたね」
とシェフに言うと
「勘が戻ってきました・・・」
とのことだった。
いつも、
エスプレッソが出来ない事を
残念がっているが、
「来年、お金が溜まったら
マシンを買います・・・」
と言うので、
期待して待っている。
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