『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

日々是好日

2020-10-12 05:15:00 | 音楽
Y中のサマーコンサートで
フラメンコを弾いたら、
それを聴かれた同僚の先生が、
「こんなのご存じですか?」
と、ジプシー・ジャズという
アルバムをコピーして下すった。





初めて耳にするユニットだが、
調べてみたら…
オーストリア出身のメンバーで
2019年に結成されたばかりの
『ホットクラブ・ドゥ・ナックス
(Hot Club du Nax)』
というバンドである。

打楽器系の音は一切なく
2人のギタリストが刻む
ジプシー・ジャズの軽快な
リズムはダンサブルで
女性ヴォーカルがメローで
洒落た大人の音楽であった。

ここ数日は、
それを聴きながら
ブログを書いている。





普段の書の稽古は
いわゆる“練り墨”という
ドロリとしたものを
水で伸ばして書いているが、
ここぞという創作では
端渓硯に古墨を磨る。

それに用いる水も
水道水では情緒がないので、
あちこちの山の湧き水やら
沢の流水を汲んで
書室の冷蔵庫に保管してある。

それと、時に、
茶釜でいちど沸かして余った
市販の『名水』をも
棄てずに冷蔵して
書用に転用もしている。

先日は、
台風雨を硯に受けて
その日の茶事に来られた
お客様へのお土産として
心を込めて墨を磨った。

そして、
創作プランを練って
鉛筆で下書きをし、
しばらく稽古してから
三十年物の古紙に
一発勝負で作品を製作した。

必ずしも、
最上の出来ではなかったが、
書の作品製作も演奏と同じで、
その時、その場の
「気」が大切であり、
“今、ここ”を紙上に
固定する作業のようなものである。

これを
“世界を微分する”
と言った科学者がいた。






作り置きしてた
『テリーヌ・ド・ポワソン』の
最後の二切れを
≪コロネード・ブラック≫に
買い置きしてあった
セルフィーユとディルと共に
ドレッセして。

バケット、
ヴァン・ムスーと共に
ワンプレート・ランチにした。

***

今週は、

火・水・木…と、
私的三連休のオフ日なので、
今から、何しようかしらん…と、
考え倦(あぐ)ねている。

とりあえずは、
最近のルーティンの
書と琴、料理…
それに、プチお出かけ…
かなぁ…。

“密林”(アマゾン)に注文してた
500頁もの長編も届いたので、
何処か気の利いた
高原のカフェにでも赴いて
プチ・バカンス気分を味わうのも
わるくないなぁ…。

裏磐梯の高原ホテルの
ラウンジと弥勒沼の畔なぞ
晴れた日であれば、
格好のロケーションである。

1時間圏内だが、
ちと遠くはある…。

ならば、
20分圏内の土湯温泉の『向い滝』に
レストラン『とりのす』が
支店を出店させたと
ミニコミ誌で見たので、
冷やかしを兼ねて
行ってみようか…。

なにせ、
プチ外出と読書というのは
最も安上がりな3R
(レクリエーション・
 リフレッシュ・
 リラクゼーション)
である。






先日の
小火未遂事故で
風炉の灰も駄目にしたので、
新しくアマゾンに注文した。

真っ二つに割れた風炉は
きのうモチ米を炊いて
餅を作り、それを接着剤として
現在修復中である。

カチンカチンに乾燥すれば、
けっこうな接着力がある筈である。

古楽器に用いる膠(ニカワ)では、
熱が加わると溶けてしまい、
瞬間接着剤では
熱で化学物質が出ないとも限らない。

中国への修学旅行で、
さる城壁の石垣が
糯米で接着された…
という説明をガイドから聞いて
それを覚えていた。

***

クライントで
同僚のR先生から
お濃茶を頂いたので、
しばらくは
“おもてなし”に
濃茶手前ができそうである。

なので、
空腹に濃茶は厳禁なので、
懐石用の会津塗「四つ椀」を
二組ヤフオクで
廉価で購入した。

会津塗の直販店の出品で
送料無料とあったので、
正規品よりも55%オフだったので
半値以下のお値打ち品である。

四つ椀とは、
懐石の最初に供される
「飯椀と蓋/汁椀と蓋」
の組み合わせで、
これを四つ重ねると
一椀に収まることから
そう命名されている。

“極”侘茶になると、
それぞれの蓋も器として活用し、
向付の肴と香の物を盛って、
「一汁二菜」で省略する。





ついでに、
半月盆も二組揃えようか
とも思ったが、
今ある「丸盆」と
「真塗矢筈盆」を
もうしばらく活用しようと
思い直した。

どちらも、
花台や飾り台として
すでに室礼で
十分に活用してきたので、
「一器四用」の精神で
これからは懐石盆として
働いてもらおうとも思う。

禅では、
「四角窓」と「円窓」の
組み合わせは
「迷悟の窓」として
「迷いと悟り」の
象意があるので
侘茶には相応しい。

陶器に代わって
真塗の四つ椀になると
ますます禅味を帯びた
食景色になろうか。





Eテレの『クールジャパン』で
世界のネット界で
日本の「珍道具」というのが
国際語として定着している
というのを知って驚いた。

物好きな外国人が、
日本のユニークな
馬鹿げた商品を
ほんとに実用されている
と信じ込んでいるらしい(笑)。

ほとんどは
シャレで創られた
珍発明品だが、
ラーメン箸に装着する
「冷まし用ミニファン」なぞ、
フクシマ弁なら
“こっつぁがね”(クダラナイ)
代物だが微笑ましくもある。

「花粉症用のヘッドセット」は
トイレットペーパーを頭上に
冠としたもので、
外人はマジに日本で流行ってると
信じてるらしいから
それこそ滑稽である。

電車での
「居眠り迷惑」防止用の
ヘッドセットは、
吸盤を車窓に固定して
隣人にもたれかかるのを
ふせぐのだそうだ…(笑)。

┐(´Д`|||)┌ コッツァカネー!


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