きのうも
34℃にもなる炎暑で
外出を控えた。
知人のギターコンサートに
行くつもりだったが、
まだ、カラダが暑熱順化しておらず
連日のプチ熱中症に罹ってたので、
大事をとって、カミさんが
代わりに行ってきた。
そしたら、
キャパ100席の小ホールで
お年寄りばっかりで
満員だったと驚いた
この炎天下に
のこのこ出歩ける老人は
達者なのか、命知らずなのか・・・と、
熱中症体質の虚弱爺様は
畏怖とも羨望とも言えぬ
気分になった。
*
ゆんべは
夜のニュースで
京都祇園祭りの
四条河原町での山鉾の
「引き回し」風景を見た。
もう30年前にもなる
8年間の在京中には
よく出かけた繁華街なので
様変わりした風景にも
見入っていた。
京都も変わらず
猛暑のようで、
祭りの見学者に
救急搬送もあったという。
我が家も玄関室礼を
夏の風物詩の
「祇園祭」飾りに
改めようかと思った。
*
ここの処、
25℃を超す熱帯夜つづきで、
4時には陽が出るので
朝の8時半にはもう28℃くらいに
室内が上がってしまい、
東側の窓に遮光カーテンを引いて
エアコンをつけ始める。
明日から、
1ケ月あまりの夏休みになるが、
猛暑日の時は、
陽の入る午前中はずっと薄暗い部屋に
枕灯をつけて読書やら
YouTubeサーフィンをする
毎日になりそうである。
*
昨日から
未読の狐狸庵センセイの
純文学作品を読み始めた。
若い頃から壮年期にかけては、
あまりキリシタン物に興味が湧かず、
年取ったら読むだろう・・・と、
蒐集だけして
書棚に何十年も眠っていた数冊を
この夏休みに読了するつもりである。
まずは、手始めに
野間文芸賞の秀作『侍』を
1/3ほど読み進めた。
最初に読んだ、
巻末の『解説』が秀逸で、
思わずその筆者である
ヴァン・クラーク・ゲッセルという
「遠藤周作の一次翻訳者」として
著名な大学教授で、その功績で
日本から褒章も授与されている
キーン先生みたいな人物であった。
解説文の括りには
「見事な交響曲」という喩えにより
雅味のある文章で閉じていて、
作品の魅力を詩的に伝えていた。
**
文庫本でも
持ってて疲れてくると、
書見台をだして、
クリップで挟みながら、
お菓子を食べながら、
音楽を聴きながら、
たのしんで読書に勤しんでいる。
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