『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

18歳・・・

2020-07-19 06:14:00 | 藤井 聡太
きょうは
ソーちゃんの誕生日である。

もう、ここ数日の
フィーバーぶりで、
少しでも関心を持った御仁なら、
ついでのトリビアネタとして
今日に18歳になることを
聞いたことだろう。

コロナ、水害…と、
なにかと暗い世相のなかで、
唯一、日本中を「光明」で
照らしてくれたのが
「17歳で初戴冠」
「31年ぶりの最年少記録更新」
という偉業である。

最近に出現した
「聡太女子」なる
「押し」たちに寄れば、
なんでもソータには
「天使のオーラ」が
あるそうな。

また、
「母性本能をくすぐる」
と言うオバチャンたちも多い。

家元の弟子・志らくは、
控えめな言動や
礼節を大切にする
その立ち振る舞いに
「純粋な日本人の良さを
持ち合わせているのだろう」
と適格に言い表していた。

どんな場面でも
言葉を選んで話し、
誰よりも深々と長々と
お辞儀するのは、
「士(もののふ)」の姿を
彷彿とさせる。

まして、それが、
少年棋士とあっては、
「白虎隊」や「二本松少年隊」
のような「死」を覚悟し
純粋に「生」を生きた
健気な凛々しさをも
連想させるのかもしれない。




きのうは、
藤井棋聖としての
初公式戦で、
元・王位にして上位者の
菅井八段に対して、
上座に座り、駒箱を開けるという
タイトルホルダーとしての
威厳を示した。

丈の長い紺羽織が、
燕尾服のロングテイルにも見え、
丈の短い菅井八段は
チャンチャンコを着た
田舎の爺様のように見えた(笑)。

ソータ四段の折には、
菅井王位には
大差で負けもしたが、
きのうは余裕で勝っていた。

本人曰く、
「あの頃よりも
角一枚くらい強くなった」
と言うから、
相当なものである。

羽生永世七冠は、
26歳で「七冠」達成した
無敵の絶頂期には
「まだ、将棋の神様に、
角一枚負けてる感じです」
という名言を残している。

タイトル99期ホルダーの
大棋士相手に、
ソータは、
公式・非公式で
勝ち越している
棋界で唯一の棋士である。




JT杯「子ども大会」で
ソータは優勝しており、
その際に、まだ入門前の
杉本師匠から表彰を受けている。

そして、その才能を
逸早く見出した師匠は、
はじめは、なんと、
まだ20代だった
豊島名人・竜王に
「弟子にとりませんか?」
と打診したというが、
「今にして思えば、
断られてよかった」
と述懐していた。




いつかは、
JT杯日本シリーズで、
プロとして戦いたい、
という夢もソータは、
去年、トップ12入りして
初めて叶えた。

しかも、今回は、
「棋聖」となっての登場であるから、
堂々としたものである。

そして、次回の2回戦では、
因縁の「豊島名人・竜王」に
9月12日に対戦するから、
なんだか「物語」が
出来過ぎである。

新人王獲得の
記念指名対局という
非公式戦でのみ勝っているが、
公式戦では、これまで
4戦全敗である。

渡辺三冠、永瀬二冠、
木村王位にも連勝している今は、
連敗していた頃よりは
「角一枚」強くなったと
本人も自覚しているので、
棋界の最高峰に果たして
公式戦で倒せるか
大注目カードである。

もっとも、
JT杯は「早指し戦」なので、
これは「長時間戦」の
竜王タイトル戦で
激突した時の
前哨戦になるかもしれない。

「将棋の聖(ひじり)=棋聖」と
「名人・竜王」という最高位との
闘いは、令和の名局になりそうな
真剣勝負である。





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